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公開番号2025042048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023148839
出願日2023-09-14
発明の名称誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類H05B 6/12 20060101AFI20250319BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】コイルの径方向において導体同士が短絡してしまうことを抑制する誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器を得る。
【解決手段】被加熱物を加熱する誘導加熱コイルであって、導体が渦巻き形状に巻回されたコイル部と、コイル部の径方向に間隔を空けて形成された複数の溝部を有し、溝部に導体が収容され、溝部を形成する側壁部によって径方向の導体間の距離を一定に保つコイルベースと、を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被加熱物を加熱する誘導加熱コイルであって、
導体が渦巻き形状に巻回されたコイル部と、
前記コイル部の径方向に間隔を空けて形成された複数の溝部を有し、前記溝部に前記導体が収容され、前記溝部を形成する側壁部によって前記径方向の前記導体間の距離を一定に保つコイルベースと、
を備えた誘導加熱コイル。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記コイルベースは、前記溝部の少なくとも一部に底面部が設けられていない貫通部が形成されている、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項3】
前記コイルベースは、前記溝部の底面部に設けられ、前記コイル部の前記導体と前記底面部とが接触することを防止する複数の突起部を有し、
前記コイル部は、前記複数の突起部によって支持される、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項4】
前記コイル部は、前記渦巻き形状の金属板で構成される、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項5】
前記コイル部は、
内周側に配置された前記導体である第1の導体と、
前記第1の導体よりも外周側に配置された前記導体である第2の導体と、を有し、
前記第2の導体の前記径方向の長さである導体幅は、前記第1の導体の前記導体幅よりも広い、
請求項4に記載の誘導加熱コイル。
【請求項6】
前記金属板は、アルミニウム又はアルミニウム合金である、
請求項4に記載の誘導加熱コイル。
【請求項7】
前記コイル部の前記導体の板厚は、1.2mm以上3.0mm以下である、
請求項6に記載の誘導加熱コイル。
【請求項8】
前記コイル部は、端部に、ねじ孔が形成された端子部を有し、
前記端子部は、前記渦巻き形状の前記導体と一体に構成される、
請求項6に記載の誘導加熱コイル。
【請求項9】
前記ねじ孔の周縁に筒状の突出部が設けられている、
請求項8に記載の誘導加熱コイル。
【請求項10】
前記突出部は、前記コイル部が前記被加熱物と対向する面に形成され、
前記端子部において、前記突出部が形成されていない面が平坦な形状である、
請求項9に記載の誘導加熱コイル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被加熱物を加熱する誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、渦巻状の金属箔を貼り付けたフィルムを有する誘導加熱コイルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-42696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の誘導加熱コイルは、フィルムに渦巻状の金属箔が貼り付けられた構成なので、フィルムが変形したとき、巻回の径方向に隣り合う金属箔同士が接触し、短絡してしまうおそれがある。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、コイルの径方向において導体同士が短絡してしまうことを抑制する誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る誘導加熱コイルは、被加熱物を加熱する誘導加熱コイルであって、導体が渦巻き形状に巻回されたコイル部と、前記コイル部の径方向に間隔を空けて形成された複数の溝部を有し、前記溝部に前記導体が収容され、前記溝部を形成する側壁部によって前記径方向の前記導体間の距離を一定に保つコイルベースと、を備えたものである。
【0007】
本開示に係る誘導加熱調理器は、上記の誘導加熱コイルを備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、渦巻き形状のコイル部の導体がコイルベースの径方向に間隔を空けて形成された複数の溝部に収容される。径方向の導体間に、導体を収容する溝部を形成する側壁部が設けられているため、導体間の絶縁性が確保される。そのため、誘導加熱コイルの変形によって径方向に隣り合う導体が接触し、短絡してしまうことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る誘導加熱コイル100の一例を示す分解斜視図である。
実施の形態1に係る誘導加熱コイル100において、第1端子部1aの一例を示す斜視図である。
図1に示した誘導加熱コイル100の裏面を示す斜視図である。
実施の形態1に係る誘導加熱コイル100において、コイル部1の第2の固定方法を示す平面図である。
図4のA-A線に沿う断面図である。
実施の形態1に係る誘導加熱コイル100において、コイル部1の第3の固定方法を示す部分平面図である。
実施の形態1に係る誘導加熱コイル100において、コイル部1の第4の固定方法を示す部分斜視図である。
実施の形態1に係る誘導加熱コイル100において、第1端子部1a及び第2端子部1bの別の構成例を示す斜視図である。
実施の形態1の変形例1に係る誘導加熱コイル110の一例を示す平面図である。
図9に示す誘導加熱コイル110のコイル部1を示す斜視図である。
図9のB-B線に沿う断面を模式的に示す図である。
実施の形態1の変形例2に係る誘導加熱コイル120を示す部分断面図である。
実施の形態2に係る誘導加熱調理器200の一例の外観を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器の実施の形態について、図面に基づいて説明する。各図において、同一の符号を付した構成は同一の又はこれに相当する構成であり、このことは明細書の全文において共通している。また、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であって明細書の記載に限定されるものではない。また、参照する各図面において、各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。さらに、説明の便宜上、方向を定義する2つの矢印を図中に示す。鉛直方向をZ1矢印で示し、鉛直方向の反対方向をZ2矢印で示す。
(【0011】以降は省略されています)

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