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公開番号2025050553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159406
出願日2023-09-25
発明の名称部品搭載装置および部品搭載方法
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H05K 13/04 20060101AFI20250328BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】デュアルヘッドタイプであっても、いずれの部品供給装置が供給する部品に対しても特定作業を行うことができる部品搭載装置および部品搭載方法を提供する。
【解決手段】部品搭載装置1は、第1作業ヘッドH1はアクセス可能だが第2作業ヘッドH2はアクセスできない位置に配置された特定作業ユニットU(転写材供給ユニット5)と、第1作業ヘッドH1と第2作業ヘッドH2のいずれもがアクセス可能な位置に配置された中継ステージ10と、制御部を備える。制御部は、第2の部品D2を中継ステージ10に搭載する動作を第2作業ヘッドH2に行わせる第1の処理Q1と、中継ステージ10に搭載された第2の部品D2を保持し、特定作業ユニットUを経由して基板3に搭載する動作を第1作業ヘッドH1に行わせる第2の処理Q2と、を含む処理を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
部品を保持する保持ノズルを有する第1作業ヘッド及び第2作業ヘッドと、
前記第1作業ヘッドはアクセス可能だが前記第2作業ヘッドはアクセスできない位置に配置され、前記第1作業ヘッドで移送された部品に対して特定作業を行う特定作業ユニットと、
前記第1作業ヘッドと前記第2作業ヘッドのいずれもがアクセス可能な位置に配置された中継ステージと、
第1作業ヘッド及び第2作業ヘッドの動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
部品を前記中継ステージに搭載する動作を前記第2作業ヘッドに行わせる第1の処理と、
前記第2作業ヘッドによって前記中継ステージに搭載された部品を保持し、前記特定作業ユニットへ移送もしくは前記特定作業ユニットを経由して基板に搭載する動作を前記第1作業ヘッドに行わせる第2の処理と、を含む処理を実行する、部品搭載装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記特定作業ユニットは、ペーストの液面を平滑にした状態で供給する転写材供給ユニットであり、
前記第2の処理は、前記第1作業ヘッドに部品を保持した前記保持ノズルを前記液面に対して昇降させて前記部品にペーストを付着させる処理を含む、請求項1記載の部品搭載装置。
【請求項3】
前記特定作業ユニットは、前記保持ノズルに保持された部品にペーストを吹き付けるペースト吐出ユニットである、請求項1記載の部品搭載装置。
【請求項4】
前記特定作業ユニットは、前記第1作業ヘッドに保持された部品の裏面にプラズマを照射する大気圧プラズマユニットである、請求項1記載の部品搭載装置。
【請求項5】
前記特定作業ユニットは、前記第1作業ヘッドによって移送された部品の電気的特性を検査する電気的特性検査ユニットである、請求項1記載の部品搭載装置。
【請求項6】
前記第1作業ヘッドはアクセス可能だが前記第2作業ヘッドはアクセスできない位置に配置され、第1の部品を供給する第1部品供給装置と、
前記第2作業ヘッドはアクセス可能だが前記第1作業ヘッドはアクセスできない位置に配置され、第2の部品を供給する第2部品供給装置と、を備え、
前記制御部は、前記第2部品供給装置によって供給された第2の部品に対して前記第1の処理と前記第2の処理を実行する、請求項1記載の部品搭載装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1部品供給装置によって供給された第1の部品を基板に搭載する動作を前記第1作業ヘッドに行わせる第3の処理を実行可能である、請求項6記載の部品搭載装置。
【請求項8】
前記第1作業ヘッドはアクセス可能だが前記第2作業ヘッドはアクセスできない位置に配置され、第3の部品を供給する第3部品供給装置をさらに備え、
前記制御部は、前記第3部品供給装置によって供給された第3の部品を保持し、前記ペースト供給部を経由して基板に搭載する動作を前記第1作業ヘッドに行わせる第4の処理を実行する、請求項6記載の部品搭載装置。
【請求項9】
前記第2作業ヘッドはアクセス可能だが前記第1作業ヘッドはアクセスできない位置に配置され、第4の部品を供給する第4部品供給装置をさらに備え、
前記制御部は、前記第4部品供給装置によって供給された第4の部品を基板に搭載する動作を前記第2作業ヘッドに行わせる第5の処理を実行する、請求項6記載の部品搭載装置。
【請求項10】
前記第1の処理によって作動中の前記第2作業ヘッドに保持されている部品を撮像してその部品の位置を認識する部品認識部をさらに備え、
前記制御部は、前記第2の処理において前記部品認識部から受け取った認識結果に基づいて前記中継ステージに部品を搭載する際の前記第1作業ヘッドの停止位置を補正する、請求項1記載の部品搭載装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品を基板に搭載する部品搭載装置および部品搭載方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
部品を基板に搭載する部品搭載装置では、部品に対して特定作業を行う特定作業ユニットを備えたものが知られている。ここで特定作業とは、部品にペーストを付着させる作業、部品の表面活性化やクリーニングを行う作業、部品の電気的特性の検査を行う作業が該当する。BGAなど裏面に突起状の電極を備える部品は、電極にペーストを付着させた後に基板に搭載される。特許文献1の部品搭載装置は、部品を供給する部品供給装置を前方と後方の2箇所にそれぞれ2つ装着可能な構成をしており、前後の一方には2つの部品供給装置が装着され、他方には1つの部品供給装置とペースト供給部が装着されている。そして、作業ヘッドが他方の部品供給装置から部品を取り出し、ペースト供給部で部品の裏面の電極にペーストを付着させてから基板に搭載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-253713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、幅が狭いコンパクトタイプの部品搭載装置の中に、前後に2つの作業ヘッドを備えるデュアルヘッドタイプのものがある。このような部品搭載装置には、例えば前方にトレイフィーダを装着するとその横にはペースト供給部を装着する隙間がなくなり、ペースト供給部は後方にのみテープフィーダと並列に装着可能なものがある。しかしながら、このようなコンパクトタイプの部品搭載装置は、前方にあるトレイフィーダが供給するトレイ部品を取り出した前方の作業ヘッドは後方に装着されたペースト供給部にアクセスすることができず、トレイ部品にペーストを付着することができないという問題点があった。同様な問題は、部品にペーストを付着させる作業に限らず、他の特定作業(表面活性化、クリーニング、電気的特性の検査)を行う場合も発生する。
【0005】
そこで本発明は、デュアルヘッドタイプであっても、いずれの部品供給装置が供給する部品に対しても特定作業を行うことができる部品搭載装置および部品搭載方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の部品搭載装置は、部品を保持する保持ノズルを有する第1作業ヘッド及び第2作業ヘッドと、前記第1作業ヘッドはアクセス可能だが前記第2作業ヘッドはアクセスできない位置に配置され、前記第1作業ヘッドで移送された部品に対して特定作業を行う特定作業ユニットと、前記第1作業ヘッドと前記第2作業ヘッドのいずれもがアクセス可能な位置に配置された中継ステージと、第1作業ヘッド及び第2作業ヘッドの動作を制御する制御部を備え、前記制御部は、部品を前記中継ステージに搭載する動作を前記第2作業ヘッドに行わせる第1の処理と、前記第2作業ヘッドによって前記中継ステージに搭載された部品を保持し、前記特定作業ユニットへ移送もしくは前記特定作業ユニットを経由して基板に搭載する動作を前記第1作業ヘッドに行わせる第2の処理と、を含む処理を実行する。
【0007】
本発明の部品搭載方法は、部品を保持する保持ノズルを有する第1作業ヘッド及び第2作業ヘッドと、前記第1作業ヘッドはアクセス可能だが前記第2作業ヘッドはアクセスできない位置に配置され、前記第1作業ヘッドで移送された部品に対して特定作業を行う特定作業ユニットと、前記第1作業ヘッドと前記第2作業ヘッドのいずれもがアクセス可能な位置に配置された中継ステージと、を備える部品搭載装置における部品搭載方法であって、前記第2作業ヘッドで部品を前記中継ステージに搭載し、前記第1作業ヘッドで前記中継ステージに搭載された部品を保持し、前記特定作業ユニットへ移送もしくは前記特定作業ユニットを経由して基板に搭載する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、デュアルヘッドタイプであっても、いずれの部品供給装置が供給する部品に対しても特定作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態の部品搭載装置の概略構造を示す平面図
本発明の一実施の形態の部品搭載装置が備える転写材供給ユニットを使用して部品のバンプにペーストを付着させる処理の説明図
本発明の一実施の形態の部品搭載装置においてバンプにペーストが付着された部品を基板に搭載する処理の説明図
本発明の一実施の形態の部品搭載装置において第1部品供給装置が供給する部品を基板に搭載する処理の例の説明図
本発明の一実施の形態の部品搭載装置において第2部品供給装置が供給する部品にペーストを付着させて基板に搭載する処理の例の説明図
本発明の一実施の形態の部品搭載装置において第3部品供給装置が供給する部品にペーストを付着させて基板に搭載する処理の例の説明図
本発明の一実施の形態の部品搭載装置において第4部品供給装置が供給する部品を基板に搭載する処理の例の説明図
(a)(b)本発明の一実施の形態の部品搭載装置が備えるペースト吐出ユニットを使用して部品のバンプにペーストを付着させる処理の例の説明図
本発明の一実施の形態の部品搭載装置が備える大気圧プラズマユニットを使用して部品の裏面にプラズマを照射する処理の例の説明図
本発明の一実施の形態の部品搭載装置が備える電気特性検査ユニットを使用して部品の電気的特性を検査する処理の例の説明図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品搭載装置、転写材供給ユニット、ペースト吐出ユニットの仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸として、基板搬送方向のX軸(図1における左右方向)、基板搬送方向に直交するY軸(図1における上下方向)が示される。図1、及び後述する一部では、水平面と直交する高さ方向としてZ軸(図1における紙面垂直方向)が示される。また、特定作業とは、部品にペーストを付着させる作業、部品の表面活性化やクリーニングを行う作業、部品の電気的特性の検査を行う作業等が該当する。
(【0011】以降は省略されています)

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