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公開番号2025047224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023155589
出願日2023-09-21
発明の名称管理装置及び管理方法
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H05K 13/00 20060101AFI20250326BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】容易に部品実装機間のタクトバランスの平準化を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】部品実装ラインを構成する複数の部品実装機を管理する管理装置は、それぞれの部品実装機に対して、基板に実装すべき複数の部品を、当該部品実装機で基板に実装する部品群に振分ける振分部と、振分部によってそれぞれの部品実装機に対して振分けられた部品群を当該部品実装機で基板に実装する場合に、当該部品実装機の部品供給部に新たな部品を補給する補給処理に要する時間に関する補給情報を取得する補給情報取得部と、補給情報取得部によって取得される補給情報に基づいて、それぞれの部品実装機の実装処理に要するサイクルタイムの差異が小さくなるように、振分部が振分けた部品実装機毎の部品群の部品数を調整する調整部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
部品実装ラインを構成する複数の部品実装機を管理する管理装置であって、
複数の前記部品実装機は、それぞれ、
部品を収容した部品供給装置を配置可能な部品供給部と、
前記部品供給部に配置された前記部品供給装置に収容された前記部品を基板の実装位置に実装する実装処理を実行する実装部と、
を備え、
前記管理装置は、
それぞれの前記部品実装機に対して、前記基板に実装すべき複数の部品を、当該部品実装機で前記基板に実装する部品群に振分ける振分部と、
前記振分部によってそれぞれの前記部品実装機に振分けられた前記部品群を当該部品実装機で前記基板に実装する場合に、当該部品実装機の前記部品供給部に新たな部品を補給する補給処理に要する時間に関する補給情報を取得する補給情報取得部と、
前記補給情報取得部によって取得された前記補給情報に基づいて、それぞれの前記部品実装機の前記実装処理に要するサイクルタイムの差異が小さくなるように、前記振分部によって振分けられた前記部品実装機毎の前記部品群の部品数を調整する調整部と、
を備える、
管理装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記補給情報取得部は、前記補給処理における前記新たな部品の補給頻度に基づいて前記補給情報を取得する、請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記管理装置は、さらに、
それぞれの前記部品実装機が前記調整部によって調整された調整済みの部品群の実装処理を実行した後に、当該実装処理に要した実装時間を取得する実装時間取得部と、
前記実装時間取得部によって取得されたそれぞれの前記部品実装機の前記実装時間の差異が小さくなるように、前記部品実装機毎の前記調整済みの部品群の部品数を再調整する再調整部と、
を備える、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項4】
前記管理装置は、さらに、複数の前記部品実装機のそれぞれの前記部品供給部に、前記新たな部品を収容した新たな部品供給装置を補給する部品補給装置と通信可能であり、
前記再調整部は、前記部品補給装置を利用して、第1実装時間が取得された第1部品実装機の第1部品供給部に配置されている第1部品供給装置を、前記第1実装時間よりも短い第2実装時間が取得された第2部品実装機の第2部品供給部に移動させて前記調整済みの前記部品実装機毎の前記部品群の部品数を再調整する、
請求項3に記載の管理装置。
【請求項5】
前記第1部品実装機の前記実装部は、前記第1部品実装機の第1部品供給部に配置された第1部品供給装置に収容されている第1部品を、前記第1部品供給部から前記基板の前記実装位置まで保持する第1部品保持部を備え、
前記第2部品実装機の前記実装部は、前記第2部品実装機の第2部品供給部に配置された第2部品供給装置に収容されている第2部品を、前記第2部品供給部から前記基板の前記実装位置まで保持する第2部品保持部を備え、
前記再調整部は、
前記第2部品保持部が前記第1部品を保持可能である場合に、前記部品補給装置を利用して、前記第1部品供給装置を前記第2部品供給部に移動させ、
前記第2部品保持部が前記第1部品を保持可能でない場合に、前記第1部品供給装置を前記第2部品供給部に移動させない、
請求項4に記載の管理装置。
【請求項6】
前記管理装置は、さらに、複数の前記部品実装機のそれぞれの前記部品供給部に、前記新たな部品を収容した新たな部品供給装置を補給する部品補給装置と通信可能であり、
前記再調整部は、前記部品補給装置を利用して、第1実装時間が取得された第1部品実装機の第1部品供給部に配置されている第1部品供給装置に収容されている部品と同じ種類の部品を収容している新たな第1部品供給装置を、前記第1実装時間よりも短い第2実装時間が取得された第2部品実装機の第2部品供給部に補給して前記調整済みの前記部品実装機毎の前記部品群の部品数とを再調整する、
請求項3に記載の管理装置。
【請求項7】
前記第1部品実装機の前記実装部は、前記第1部品実装機の第1部品供給部に配置された第1部品供給装置に収容されている第1部品を、前記第1部品供給部から前記基板の前記実装位置まで保持する第1部品保持部を備え、
前記第2部品実装機の前記実装部は、前記第2部品実装機の第2部品供給部に配置された第2部品供給装置に収容されている第2部品を、前記第2部品供給部から前記基板の前記実装位置まで保持する第2部品保持部を備え、
前記再調整部は、
前記第2部品保持部が前記第1部品を保持可能である場合に、前記部品補給装置を利用して、前記新たな第1部品供給装置を前記第2部品供給部に補給し、
前記第2部品保持部が前記第1部品を保持可能でない場合に、前記新たな第1部品供給装置を前記第2部品供給部に補給しない、
請求項6に記載の管理装置。
【請求項8】
部品実装ラインを構成する複数の部品実装機を管理する管理方法であって、
複数の前記部品実装機は、それぞれ、
部品を収容した部品供給装置を配置可能な部品供給部と、
前記部品供給部に配置された部品供給装置に収容された前記部品を基板の実装位置に実装する実装処理を実行する実装部と、
を備え、
前記管理方法は、
それぞれの前記部品実装機に対して、前記基板に実装すべき複数の部品を、当該部品実装機で前記基板に実装する部品群に振分ける振分工程と、
前記振分工程によってそれぞれの前記部品実装機に対して振分けられた前記部品群を、当該部品実装機で前記基板に実装する場合に、当該部品実装機の前記部品供給部に新たな部品を補給する補給処理に要する時間に関する補給情報を取得する補給情報取得工程と、
前記補給情報取得工程によって取得された前記補給情報に基づいて、それぞれの前記部品実装機の前記実装処理に要するサイクルタイムの差異が小さくなるように、前記振分工程によって振分けられた前記部品実装機毎の前記部品群の部品数を調整する調整部工程と、
を含む、
管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、部品実装ラインを構成する複数の部品実装機を管理する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の部品実装機のそれぞれに部品を振り分けた後に、振り分けた条件における部品毎の供給部品の入り数等の情報を利用して、各部品実装機の部品切れ回数のシミュレーションを行い、各部品実装機間で部品切れ回数を平準化する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平09-046094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、各部品実装機間で部品切れ回数を平準化するために、部品切れ回数の多い部品実装機において、部品切れ回数の多い部品のカセット数を増加する。これにより、当該部品実装機において部品切れ回数が低減する。特許文献1では、例えば部品切れ回数の多い部品実装機においてカセット数の増加が困難である場合には、部品切れ回数を低減することができない。この場合、部品実装機間のタクトバランスが平準化されない。
【0005】
本明細書は、従来技術に比べて、容易に部品実装機間のタクトバランスの平準化を図ることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書では、部品実装ラインを構成する複数の部品実装機を管理する管理装置を開示する。複数の前記部品実装機は、それぞれ、部品を収容した部品供給装置を配置可能な部品供給部と、前記部品供給部に配置された前記部品供給装置に収容された前記部品を基板の実装位置に実装する実装処理を実行する実装部と、を備える。前記管理装置は、それぞれの前記部品実装機に対して、前記基板に実装すべき複数の部品を、当該部品実装機で前記基板に実装する部品群に振分ける振分部と、前記振分部によってそれぞれの前記部品実装機に振分けられた前記部品群を当該部品実装機で前記基板に実装する場合に、当該部品実装機の前記部品供給部に新たな部品を補給する補給処理に要する時間に関する補給情報を取得する補給情報取得部と、前記補給情報取得部によって取得される前記補給情報に基づいて、それぞれの前記部品実装機の前記実装処理に要するサイクルタイムの差異が小さくなるように、前記振分部が振分けた前記部品実装機毎の前記部品群の部品数を調整する調整部と、を備える。
【0007】
上述した管理装置は、補給処理に要する時間に関する補給情報に基づいて、部品実装機間のサイクルタイムの差異が小さくなるように部品実装機毎の部品群の部品数を調整する。このため、補給処理に要する時間を加味して調整された部品数を有する部品群が、各部品実装機で実装される。これにより、従来技術に比べて、容易に部品実装機間のタクトバランスの平準化を図ることができる。
【0008】
上記の管理装置によって実行される部品実装ラインを構成する複数の部品実装機を管理する管理方法も、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例の管理装置を備える部品実装システムの正面図。
部品実装機の側面図。
管理装置の制御構成図。
管理装置が実行する部品数調整処理のフローチャート。
管理装置が実行する部品数再調整処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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