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公開番号2025073781
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184846
出願日2023-10-27
発明の名称実装機、実装機のヘッド交換方法
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H05K 13/04 20060101AFI20250502BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】実装ヘッドの装着を容易にし、かつヘッド取付部及び実装ヘッドの破損を抑制する。
【解決手段】実装機10は、ヘッド取付部21と、水平方向駆動装置30と、ブレーキ機構41と、制御装置50と、を備える。ヘッド取付部21には、部品2を吸着して基板1に搭載する実装ヘッド22が着脱可能である。水平方向駆動装置30は、ヘッド取付部21を第1の方向に移動させる第1駆動部31、及びヘッド取付部21を第1の方向と交差する第2の方向に移動させる第2駆動部32を含む。ブレーキ機構41は、ヘッド取付部21に実装ヘッド22を装着する際に負荷が加わる方向である第1の方向にヘッド取付部21が動くのを阻止する。制御装置50は、ヘッド取付部21に実装ヘッド22を装着する際にブレーキ機構41を作動させる制御を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
部品を吸着して基板に搭載する実装ヘッドが着脱可能なヘッド取付部と、
前記ヘッド取付部を第1の方向に移動させる第1駆動部、及び前記ヘッド取付部を前記第1の方向と交差する第2の方向に移動させる第2駆動部を含む水平方向駆動装置と、
前記ヘッド取付部に前記実装ヘッドを装着する際に負荷が加わる方向である前記第1の方向に前記ヘッド取付部が動くのを阻止するブレーキ機構と、
前記ヘッド取付部に前記実装ヘッドを装着する際に前記ブレーキ機構を作動させる制御を行う制御装置と、
を備えた実装機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ブレーキ機構は、前記第1駆動部の動作を規制することで、前記第1の方向に前記ヘッド取付部が動くのを阻止する、請求項1に記載の実装機。
【請求項3】
前記第1駆動部は、前記第1の方向に沿って延設されたボールねじと、前記ボールねじを回転させるモータと、を有し、
前記ブレーキ機構は、前記ボールねじとの接触によって前記ボールねじを回転不能に固定する、請求項2に記載の実装機。
【請求項4】
前記ブレーキ機構は、ストッパを先端に支持するアクチュエータによって構成され、
前記制御装置は、前記ヘッド取付部に前記実装ヘッドを装着する際に前記アクチュエータを作動させることで、前記ストッパを前記ボールねじに対して当接させる、請求項3に記載の実装機。
【請求項5】
前記ブレーキ機構は、ストッパを先端に支持する一対のアクチュエータによって構成され、
一対の前記アクチュエータは、前記ボールねじを挟んで対向配置されており、
前記制御装置は、前記ヘッド取付部に前記実装ヘッドを装着する際に一対の前記アクチュエータを作動させることで、前記ストッパを前記ボールねじに対して2方向から当接させる、請求項3に記載の実装機。
【請求項6】
前記第1駆動部は、前記ヘッド取付部を前記基板の搬送方向に交差するY軸方向に移動させるY軸方向駆動部であり、
前記第2駆動部は、前記ヘッド取付部を前記基板の搬送方向であるX軸方向に移動させるX軸方向駆動部であり、
前記ブレーキ機構は、前記Y軸方向駆動部の動作を規制することで、Y軸方向に前記ヘッド取付部が動くのを阻止する、請求項1~5のいずれか1項に記載の実装機。
【請求項7】
前記制御装置は、前記実装ヘッドの交換を指示するコマンドが入力されたことを契機として、前記水平方向駆動装置を作動させて前記ヘッド取付部を所定のヘッド着脱位置に移動させた後、前記ブレーキ機構を作動させて前記ヘッド着脱位置に前記ヘッド取付部を停止させる、請求項1~5のいずれか1項に記載の実装機。
【請求項8】
部品を吸着して基板に搭載する実装ヘッドが着脱可能なヘッド取付部と、
前記ヘッド取付部を第1の方向に移動させる第1駆動部、及び前記ヘッド取付部を前記第1の方向と交差する第2の方向に移動させる第2駆動部を含む水平方向駆動装置と、を備える実装機における前記実装ヘッドを交換する方法であって、
前記ヘッド取付部に前記実装ヘッドを装着する際に負荷が加わる方向である前記第1の方向に前記ヘッド取付部が動くのを阻止するブレーキ機構を作動させた状態で前記ヘッド取付部に前記実装ヘッドを装着する、実装機のヘッド交換方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、実装機のヘッド交換方法に係る技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、部品を吸着して基板に搭載する実装ヘッドが着脱可能なヘッド取付部と、ヘッド取付部を水平方向に移動させる駆動装置とを備えた実装機が知られている。この種の技術としては、例えば、特許文献1に開示されたものが従来知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-46091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、実装機のヘッド取付部に実装ヘッドを取り付ける際には、装着を作業者の経験・感覚に頼っている。このため、取付経験の少ない作業者が作業を行うと、実装ヘッドをY軸方向(基板の搬送方向に交差する方向)に押し込んだ際に、ヘッド取付部がY軸方向に沿って後方に押し込まれてしまうことがある。この場合、実装ヘッドの装着に失敗してしまうため、工数の増加に繋がるという問題がある。また、ヘッド取付部や実装ヘッドが実装機の他の構成部材に当たって破損するという問題もある。
【0005】
そこで本明細書は、実装ヘッドの装着を容易にし、かつヘッド取付部及び実装ヘッドの破損を抑制できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、実装機を開示する。実装機は、ヘッド取付部と、水平方向駆動装置と、ブレーキ機構と、制御装置と、を備える。ヘッド取付部には、部品を吸着して基板に搭載する実装ヘッドが着脱可能である。水平方向駆動装置は、ヘッド取付部を第1の方向に移動させる第1駆動部、及びヘッド取付部を第1の方向と交差する第2の方向に移動させる第2駆動部を含む。ブレーキ機構は、ヘッド取付部に実装ヘッドを装着する際に負荷が加わる方向である第1の方向にヘッド取付部が動くのを阻止する。制御装置は、ヘッド取付部に実装ヘッドを装着する際にブレーキ機構を作動させる制御を行う。上述した構成によると、ブレーキ機構により動くのが阻止されたヘッド取付部に対して実装ヘッドを装着できる。また、実装機のヘッド交換方法についても同様である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例の実装機を示す概略断面図である。
実装機を示す要部平面図である。
(a)は、ブレーキ機構の未作動時の状態を示す概略断面図、(b)は、ブレーキ機構の作動時の状態を示す概略断面図である。
実装機の電気的構成を示すブロック図である。
実装機のヘッド交換方法を説明するためのフローチャートである。
ヘッド取付部がヘッド着脱位置に移動した状態の実装機を示す概略断面図である。
他の実施例において、(a)は、ブレーキ機構の未作動時の状態を示す概略断面図、(b)は、ブレーキ機構の作動時の状態を示す概略断面図である。
他の実施例において、(a)は、メカニカルチャックの未作動時の状態を示す概略断面図、(b)は、メカニカルチャックの作動時の状態を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(実施例)
以下、本実施例の実装機について図面を参照して説明する。
【0009】
図1に示すように、実装機10は、基板1に部品2を実装するための装置である。実装機10は、複数の部品フィーダ11、基板搬送装置12、パーツカメラ13、ヘッド取付部21、XYロボット30(水平方向駆動装置)、ブレーキ機構41等を備えている。なお、部品2の具体例としては、例えば、QFP(Quad Flat Package)や、BGA(Ball Grid Array)等の半導体パッケージや、チップ抵抗やチップコンデンサ等のチップ部品を挙げることができる。
【0010】
各々の部品フィーダ11は、複数の部品2を収容している。部品フィーダ11は、フィーダ保持部14に着脱可能に取り付けられ、ヘッド取付部21へ部品2を供給する。本実施例の部品フィーダ11は、テープ上に複数の部品2を収容するテープ式フィーダである。
(【0011】以降は省略されています)

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