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公開番号
2025080039
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193008
出願日
2023-11-13
発明の名称
印刷装置
出願人
株式会社FUJI
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B41F
15/12 20060101AFI20250516BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】印刷不良の発生を低減する。
【解決手段】印刷装置は、開口を有するスクリーンマスク上の粘性流体をスキージにより印刷方向に移動させることで印刷対象に粘性流体を印刷する印刷装置であって、スキージを昇降させる昇降部と、スキージを印刷方向に移動させる移動部と、スクリーンマスク上の粘性流体よりも印刷方向上流側に離れた開始位置から開口を跨いで印刷方向下流側の終了位置までスキージが移動するように昇降部と移動部とを制御する印刷処理を実行する印刷制御部と、開始位置から加速してスキージの移動を開始し、粘性流体の手前でスキージが減速または停止した後、再加速するように昇降部と移動部とを制御して印刷処理を開始する印刷開始制御部と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
開口を有するスクリーンマスク上の粘性流体をスキージにより印刷方向に移動させることで印刷対象に粘性流体を印刷する印刷装置であって、
前記スキージを昇降させる昇降部と、
前記スキージを印刷方向に移動させる移動部と、
前記スクリーンマスク上の粘性流体よりも印刷方向上流側に離れた開始位置から前記開口を跨いで印刷方向下流側の終了位置まで前記スキージが移動するように前記昇降部と前記移動部とを制御する印刷処理を実行する印刷制御部と、
前記開始位置から加速して前記スキージの移動を開始し、前記粘性流体の手前で前記スキージが減速または停止した後、再加速するように前記昇降部と前記移動部とを制御して前記印刷処理を開始する印刷開始制御部と、
を備える印刷装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記スクリーンマスク上の粘性流体の位置を検出または推定する検出推定部を備え、
前記印刷開始制御部は、前記検出または推定された粘性流体の位置に基づいて前記粘性流体の手前で前記スキージが減速または停止するように制御する、
印刷装置。
【請求項3】
請求項2に記載の印刷装置であって、
前記検出推定部は、印刷方向における前記粘性流体の幅を測定する測定部を有し、前回に前記印刷処理を実行した際の前記終了位置と前記測定部により測定された粘性流体の幅とに基づいて次の前記印刷処理を開始する際の前記粘性流体の位置を推定する、
印刷装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載の印刷装置であって、
前記印刷対象を搬入して位置決めする位置決め部を備え、
前記印刷開始制御部は、前記位置決め部により前記印刷対象の準備が完了した後、前記開始位置に前記スキージを下降させて移動を開始し、
前記検出推定部は、前記印刷対象の準備が完了するまでに、前記粘性流体の位置を検出または推定する、
印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書では、印刷装置について開示する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、貫通孔を有するスクリーンマスク上のクリーム状はんだの手前の位置からスキージを水平移動させることでクリーム状はんだを基板に印刷するスクリーン印刷機が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-119851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したスクリーン印刷機では、スキージの移動速度を速くするほど印刷時間を短縮できるが、スキージの移動速度を速くすると、スキージが離れた位置からクリーム状はんだに接触する際にスキージが反力で変形したり、スキージの浮き上がりによりスキージとスクリーンマスクとの間に隙間ができたりする場合がある。スキージが変形した状態やスキージが浮き上がった状態で印刷すると、貫通孔に対して十分な圧力でクリーム状はんだを押し込むことができない場合やクリーム状はんだのかき取り残しが生じ、印刷不良のおそれがある。
【0005】
本開示は、印刷開始時のスキージの変形や浮き上がりを抑制して印刷不良の発生を低減することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の印刷装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の印刷装置は、
開口を有するスクリーンマスク上の粘性流体をスキージにより印刷方向に移動させることで印刷対象に粘性流体を印刷する印刷装置であって、
前記スキージを昇降させる昇降部と、
前記スキージを印刷方向に移動させる移動部と、
前記スクリーンマスク上の粘性流体よりも印刷方向上流側に離れた開始位置から前記開口を跨いで印刷方向下流側の終了位置まで前記スキージが移動するように前記昇降部と前記移動部とを制御する印刷処理を実行する印刷制御部と、
前記開始位置から加速して前記スキージの移動を開始し、前記粘性流体の手前で前記スキージが減速または停止した後、再加速するように前記昇降部と前記移動部とを制御して前記印刷処理を開始する印刷開始制御部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
本開示の印刷装置は、粘性流体の手前でスキージを減速または停止させるため、スキージが粘性流体に接触する際の速度を低くすることがでる。これにより、スキージに作用する反力を低減して、スキージの変形やスキージの浮き上がりを抑制することができる。そして、その後、スキージを再加速させるため、速い印刷速度で印刷することができる。よって、印刷開始時のスキージの変形やスキージの浮き上がりを抑制して、印刷不良の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
スクリーン印刷機11を含む生産システム10の外観図である。
スクリーン印刷機11の概略構成図である。
スクリーンマスク70の概略構成図である。
生産システム10の電気的な接続関係を示すブロック図である。
印刷処理の一例を示すフローチャートである。
はんだ幅δを計測する様子を示す説明図である。
高さの計測結果に基づきはんだ幅δを計測する方法を示す説明図である。
往動印刷を実行した際の第1スキージ22aの速度変化を示す説明図である。
復動印刷を実行した際の第2スキージ22bの速度変化を示す説明図である。
変形例の往動印刷を実行した際の第1スキージ22aの速度変化を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。図1は、スクリーン印刷機11を含む生産システム10の外観図である。図2は、スクリーン印刷機11の概略構成図である。図3は、スクリーンマスク70の概略構成図である。図4は、生産システム10の電気的な接続関係を示すブロック図である。なお、図1および図2において、左右方向がX軸方向(図2では紙面垂直方向)であり、前後方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
(【0011】以降は省略されています)
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