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公開番号2025110591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004511
出願日2024-01-16
発明の名称廃テープ搬送装置および実装装置
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20250722BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】搬送面のうち下面側において廃テープ部材を落下しやすくする。
【解決手段】本開示の廃テープ搬送装置は、複数の部品を収容するテープ部材から部品を供給する部品供給部と、供給された部品を採取する実装部と、を備えた実装装置に用いられる。本開示の廃テープ搬送装置は、部品が採取されたあとの切断された廃テープ部材をコンベアベルトの搬送面に載置して搬送し、廃テープ部材の搬送方向に隣接する廃テープ搬送装置または廃テープ回収部に対して廃テープ部材を受け渡し可能に構成された廃テープ搬送部、を備える。廃テープ搬送部は、搬送面のうち下面側に、凸部および/または凹部を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
複数の部品を収容するテープ部材から部品を供給する部品供給部と、前記供給された部品を採取する実装部と、を備えた実装装置に用いられる廃テープ搬送装置であって、
前記部品が採取されたあとの切断された廃テープ部材をコンベアベルトの搬送面に載置して搬送し、前記廃テープ部材の搬送方向に隣接する廃テープ搬送装置または廃テープ回収部に対して前記廃テープ部材を受け渡し可能に構成された廃テープ搬送部、
を備え、
前記廃テープ搬送部は、前記搬送面のうち下面側に、凸部および／または凹部を有する、
廃テープ搬送装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
請求項１に記載の廃テープ搬送装置であって、
前記コンベアベルトの内側に配設され、前記コンベアベルトの内周面を押圧することで前記コンベアベルトの前記搬送面の前記下面側が前記凸部を有するように前記搬送面を変形させる凸部形成部材、
を備えた廃テープ搬送装置。
【請求項３】
前記凸部形成部材は、外周面に押圧用凸部を有し前記搬送方向の前記下流側端部で前記コンベアベルトの内側に配設されたコンベア搬送ローラーであり、前記押圧用凸部が前記コンベアベルトの内周面を押圧することで前記搬送面のうち前記折り返し部分の下面側が前記凸部を有するように前記折り返し部分を変形させる、
請求項２に記載の廃テープ搬送装置。
【請求項４】
前記コンベアベルトが、前記凸部および／または前記凹部を有する形状に構成されている、
請求項１に記載の廃テープ搬送装置。
【請求項５】
前記廃テープ搬送部は、所定の間隔だけ離間して配列された複数の前記凸部、および／または、所定の間隔だけ離間して配列された複数の前記凹部、を有する、
請求項１～４のいずれか１項に記載の廃テープ搬送装置。
【請求項６】
前記廃テープ搬送部は、千鳥状に配列された複数の前記凸部、および／または、千鳥状に配列された複数の前記凹部、を有する、
請求項５に記載の廃テープ搬送装置。
【請求項７】
前記廃テープ搬送部は、格子状に配列された複数の前記凸部、および／または、格子状に配列された複数の前記凹部、を有する、
請求項５に記載の廃テープ搬送装置。
【請求項８】
請求項１～４のいずれか１項に記載の廃テープ搬送装置であって、
前記廃テープ搬送部の前記搬送面の前記下面側のうち前記凸部および／または前記凹部を有する領域に対して、前記搬送面に沿って気体を吹き付ける送風部、
を備えた廃テープ搬送装置。
【請求項９】
請求項１～４のいずれか１項に記載の廃テープ搬送装置であって、
前記廃テープ搬送部の前記搬送面のうち前記下面側に当接し前記廃テープ部材を取り除く除去板、
を備えた廃テープ搬送装置。
【請求項１０】
請求項１～４のいずれか１項に記載の廃テープ搬送装置と、
前記部品供給部と、
前記実装部と、
を備えた実装装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書では、廃テープ搬送装置および実装装置を開示する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、実装装置としては、部品供給装置（テープフィーダ）からの部品の供給により生じる廃テープを基板搬送方向と平行な方向に搬送する廃テープ搬送装置を備え、複数台の部品実装装置を設置して部品実装ラインを構成した場合に、互いに隣接する部品実装装置の廃テープ搬送装置同士で廃テープの受け渡しを行うものが提案されている（例えば、特許文献１など参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１５／４５０１８号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述した特許文献１では、例えば廃テープ部材が静電気を帯電しやすい材料である場合において、廃テープ搬送装置の搬送面に廃テープ部材が貼り付いたままになる場合があった。廃テープ部材が搬送面に貼り付いたままになると、搬送面から廃テープ部材が落下せず、例えば次の廃テープ搬送装置への受け渡しができなくなるなどの問題が生じる場合があった。
【０００５】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、搬送面のうち下面側において廃テープ部材を落下しやすくすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示は、上述した主目的を達成するために以下の手段を採った。
【０００７】
本開示の廃テープ搬送装置は、
複数の部品を収容するテープ部材から部品を供給する部品供給部と、前記供給された部品を採取する実装部と、を備えた実装装置に用いられる廃テープ搬送装置であって、
前記部品が採取されたあとの切断された廃テープ部材をコンベアベルトの搬送面に載置して搬送し、前記廃テープ部材の搬送方向に隣接する廃テープ搬送装置または廃テープ回収部に対して前記廃テープ部材を受け渡し可能に構成された廃テープ搬送部、
を備え、
前記廃テープ搬送部は、前記搬送面のうち下面側に、凸部および／または凹部を有する、
ものである。
【０００８】
この廃テープ搬送装置では、廃テープ搬送部が、コンベアベルトの搬送面のうち下面側に、凸部および／または凹部を有する。これにより、この廃テープ搬送装置では、凸部および／または凹部によって廃テープ部材と搬送面との接触面積を減らすことができる。したがって、この廃テープ搬送装置では、搬送面のうち下面側において廃テープ部材を落下しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実装システム１０および実装装置１５の一例を示す概略説明図。
廃テープ排出部２６および廃テープ搬送装置４０の構成の概略を示す構成図。
廃テープ搬送装置４０の構成の一例を示す説明図。
廃テープ搬送部４１の連結部分を上方から見た斜視図。
廃テープ搬送部４１の連結部分を下方から見た斜視図。
廃テープ搬送部４１のうち搬送ローラー５２およびその周辺を搬送方向Ｃに沿って切断した部分断面図。
変形例の凸部５５ａの配置を示す斜視図。
コンベアベルト５５が備える凸部５５ａを示す斜視図。
コンベアベルト５５が備える凹部５５ｂを示す斜視図。
凸部５５ａの別の形状を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図１は、本開示である実装システム１０および実装装置１５の一例を示す概略説明図である。図２は、廃テープ排出部２６および廃テープ搬送装置４０の構成の概略を示す構成図である。図３は、廃テープ搬送装置４０の構成の一例を示す説明図である。図４は、廃テープ搬送部４１の連結部分を上方から見た斜視図である。図５は、廃テープ搬送部４１の連結部分を下方から見た斜視図である。図６は、廃テープ搬送部４１のうち搬送ローラー５２およびその周辺を搬送方向Ｃに沿って切断した部分断面図である。なお、本実施形態において、左右方向（Ｘ軸）、前後方向（Ｙ軸）および上下方向（Ｚ軸）は、図１～３に示した通りとする。
（【００１１】以降は省略されています）

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