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公開番号2025147790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048209
出願日2024-03-25
発明の名称部品実装機
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20250930BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】従来技術に比べて、廃棄ボックス内の廃棄物の量が所定量を超えるか否かをより確実に判定することができる技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する技術は、基板に部品を実装する部品実装機によって具現化される。部品実装機は、上方が開放されており、部品実装機で発生した廃棄物を収容する廃棄ボックスと、廃棄ボックスの上方から、廃棄ボックス内の所定高さにおける画像であるボックス画像を撮像可能なカメラと、制御装置と、を備え、制御装置は、カメラが撮像したボックス画像に基づいて、廃棄ボックス内に収容された廃棄物の量が所定量を超えるか否かを判定する判定部と、判定部によって廃棄ボックス内の廃棄物の量が所定量を超えると判定される場合に、廃棄ボックス内の廃棄物が部品の実装に影響を及ぼすことを防止するための所定処理を実行する実行部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基板に部品を実装する部品実装機であって、
上方が開放されており、前記部品実装機で発生した廃棄物を収容する廃棄ボックスと、
前記廃棄ボックスの上方から、前記廃棄ボックス内の所定高さにおける画像であるボックス画像を撮像可能なカメラと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記カメラが撮像した前記ボックス画像に基づいて、廃棄ボックス内に収容された前記廃棄物の量が所定量を超えるか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記廃棄ボックス内の前記廃棄物の量が前記所定量を超えると判定される場合に、前記廃棄ボックス内の前記廃棄物が前記部品の実装に影響を及ぼすことを防止するための所定処理を実行する実行部と、
を備える、
部品実装機。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記所定高さは、前記廃棄ボックスの上面の高さよりも低く、
前記廃棄ボックスは、前記廃棄ボックス内で前記所定高さに配置されたマークであって、前記カメラと対向するとともに前記部品とは異なる輝度を有する前記マークを備え、
前記制御装置は、さらに、前記マークの形状を記憶するメモリを備え、
前記判定部は、前記カメラが撮像した前記ボックス画像内の前記マークの形状が、前記メモリ内の形状と異なる場合に、前記廃棄物の量が前記所定量を超えると判定する、
請求項1に記載の部品実装機。
【請求項3】
前記廃棄ボックスは、平面視において矩形形状を有しており、
前記マークは、前記廃棄ボックスの4隅のうち、互いに対向する2つの隅に配置される、請求項2に記載の部品実装機。
【請求項4】
前記マークは、前記廃棄ボックスの内壁から内側に向かって下方に変位する斜面に配置されている、請求項2に記載の部品実装機。
【請求項5】
前記部品実装機は、さらに、
前記部品を吸着するノズルと、
前記ノズルを保持するとともに、前記基板に沿って移動可能な装着ヘッドと、
を備え、
前記カメラは、前記装着ヘッドに固定されている、
請求項1に記載の部品実装機。
【請求項6】
前記カメラは、さらに、前記基板上に実装された前記部品の画像と前記基板上に位置する基板マークの画像との少なくも一方も撮像可能に構成される、請求項5に記載の部品実装機。
【請求項7】
前記所定高さは、前記部品実装後の前記基板と同一の高さである、請求項6に記載の部品実装機。
【請求項8】
前記判定部は、前記部品の前記基板への実装が完了した後に、前記廃棄物の量が前記所定量を超えるか否かを判定する、請求項1に記載の部品実装機。
【請求項9】
前記所定処理は、前記廃棄ボックス内の前記廃棄物が前記所定量を超えたことを報知する処理を含む、請求項1に記載の部品実装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、部品実装機に関する。特に、部品実装機で発生した廃棄物を収容する廃棄ボックスを備える部品実装機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される部品実装機は、実装不可と判定された部品を廃棄するための部品廃棄ボックスを備える。部品廃棄ボックスは、該部品廃棄ボックス内に溜まった廃棄部品の量が満杯に近付いたことを検出する満杯検出部を備える。満杯検出部は、例えば光電センサ、近接センサ、レーザセンサ、超音波センサ等を用いて構成される。満杯検出部の検出エリアは、部品廃棄ボックス内の上端付近に限定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-102479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される部品実装機では、廃棄部品は、部品廃棄ボックスの上面部に形成された廃棄口を介して部品廃棄ボックス内に収容される。満杯検出部のセンサは、部品廃棄ボックスの当該センサが配置された高さにおける水平断面の一部(即ち、センサが配置された位置の近傍)に廃棄部品が存在するか否かを検知する。すなわち、部品廃棄ボックスの上端付近の水平断面の一部が、満杯検出部の検出エリアである。このため、特許文献1の技術では、部品廃棄ボックス内の廃棄部品の量が満杯でなくても、廃棄部品が部品廃棄ボックス内に偏って収容されてしまうと、満杯検出部が廃棄部品を検出し、部品廃棄ボックス内の廃棄部品が満杯に近づいていると誤って判定されるおそれがある。本明細書では、従来技術に比べて、廃棄ボックス内の廃棄物の量が所定量を超えるか否かをより確実に判定することができる技術を提供する。
【0005】
本明細書が開示する技術は、基板に部品を実装する部品実装機によって具現化される。部品実装機は、上方が開放されており、前記部品実装機で発生した廃棄物を収容する廃棄ボックスと、前記廃棄ボックスの上方から、前記廃棄ボックス内の所定高さにおける画像であるボックス画像を撮像可能なカメラと、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記カメラが撮像した前記ボックス画像に基づいて、廃棄ボックス内に収容された前記廃棄物の量が所定量を超えるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記廃棄ボックス内の前記廃棄物の量が前記所定量を超えると判定される場合に、前記廃棄ボックス内の前記廃棄物が前記部品の実装に影響を及ぼすことを防止するための所定処理を実行する実行部と、を備える。
【0006】
上記の部品実装機は、廃棄ボックス内を上方から撮像した画像であるボックス画像に基づいて、廃棄ボックス内に収容された廃棄物の量が所定量を超えるか否かを判定する。このため、廃棄ボックス内の上部領域に廃棄物が存在することをセンサによって検出する従来技術に比べると、廃棄ボックス内の廃棄物の量が所定量を超えるか否かをより確実に判定することができる。
【0007】
また、上記の部品実装機によって実行される方法、さらに、部品実装機の制御装置に処理を実行させるためのコンピュータプログラムも新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例の部品実装機の側面図。
図1の線II-IIに沿った部品実装機の断面図。
図2の線IIIに囲まれた範囲の拡大図。
廃棄物量判定処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。
【0010】
本明細書が開示する部品実装機では、前記所定高さは、前記廃棄ボックスの上面の高さよりも低くてもよい。その場合、前記廃棄ボックスは、前記廃棄ボックス内で前記所定高さに配置されたマークであって、前記カメラと対向するとともに前記部品とは異なる輝度を有する前記マークを備えてもよい。前記制御装置は、さらに、前記マークの形状を記憶するメモリを備え、前記判定部は、前記カメラが撮像した前記ボックス画像内の前記マークの形状が、前記メモリ内の形状と異なる場合に、前記廃棄物の量が前記所定量を超えると判定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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