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公開番号2025171572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024077061
出願日2024-05-10
発明の名称制御装置、印刷装置及び制御方法
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B29C 64/386 20170101AFI20251113BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】収容部に収容された導電流体の管理をより適正に実行する。
【解決手段】制御装置は、導電粒子を含有する導電流体を収容可能な少なくとも1つの収容部と、収容部に接続され収容部から流路を介して供給された導電流体を吐出するノズルと、を備えた印刷装置に用いられる。この制御装置は、収容部に収容されている導電流体の量及び濃度に関する収容情報と、収容部に補充された導電流体の量及び濃度に関する補充情報とを取得し、補充後の収容部に収容された導電流体の濃度に関する因子情報を導出し、導出した因子情報に基づいて収容部の導電流体に関する制御を実行する制御部、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導電粒子を含有する導電流体を収容可能な少なくとも1つの収容部と、前記収容部に接続され前記収容部から流路を介して供給された前記導電流体を吐出するノズルと、を備えた印刷装置に用いられる制御装置であって、
前記収容部に収容されている前記導電流体の量及び濃度に関する収容情報と、前記収容部に補充された導電流体の量及び濃度に関する補充情報とを取得し、補充後の前記収容部に収容された前記導電流体の濃度に関する因子情報を導出し、導出した前記因子情報に基づいて前記収容部の導電流体に関する制御を実行する制御部、
を備えた制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記因子情報に基づいて得られる前記収容部の水頭圧に応じて前記収容部の内圧を制御する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記印刷装置は、前記収容部に収容された前記導電流体を検出する検出部、を備え、
前記制御部は、前記導電流体を補充する前に収容されている前記導電流体の量を前記検出部の検出値から取得し、前記導電流体を補充したあとの前記収容部に収容された前記導電流体の量を前記検出部の検出値から取得し、取得した検出値に基づいて前記補充後の前記因子情報を導出する、請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記印刷装置は、情報を入力する入力部、を備え、
前記制御部は、前記補充情報を前記入力部から取得する、請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記収容部は、流路で繋がれた第1収容部と第2収容部とを有しており、
前記制御部は、前記導電流体が補充されたあと、第1収容部と第2収容部との間で前記導電流体を移動させ、該導電流体に含まれる導電粒子の量を均一化する均一化処理を実行する、請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項6】
導電粒子を含有する導電流体を収容可能な少なくとも1つの収容部と、
前記収容部に接続され前記収容部から流路を介して供給された前記導電流体を吐出するノズルと、
請求項1又は2に記載の制御装置と、を備えた印刷装置。
【請求項7】
請求項6に記載の印刷装置であって、
造形物を構成する基材となる構造流体を対象物へ吐出する第1吐出ヘッドを有する第1吐出ユニットと、
前記導電流体を前記対象物へ吐出する前記ノズルを備えた第2吐出ヘッドを有する第2吐出ユニットと、を備え、
前記制御部は、前記構造流体及び前記導電流体を吐出して造形物を造形する3次元造形処理を実行する、印刷装置。
【請求項8】
導電粒子を含有する導電流体を収容可能な少なくとも1つの収容部と、前記収容部に接続され前記収容部から流路を介して供給された前記導電流体を吐出するノズルと、を備えた印刷装置をコンピュータが制御する制御方法であって、
前記収容部に収容されている前記導電流体の量及び濃度に関する収容情報と、前記収容部に補充された導電流体の量及び濃度に関する補充情報とを取得し、補充後の前記収容部に収容された前記導電流体の濃度に関する因子情報を導出し、導出した前記因子情報に基づいて前記収容部の導電流体に関する制御を実行するステップ、
を含む制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、制御装置、印刷装置及び制御方法を開示する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、印刷装置としては、静電界を利用したインクジェット記録方式でインク組成物をインク滴として飛翔させるインクジェット記録方法において、使用するインク組成物が、分散媒、色材およびその被覆ポリマーを含む荷電粒子を含有し、かつ被覆ポリマーの動的弾性率が所定温度において所定値であるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、耐ブロッキング性を保持しつつ、低温かつ高速で高画質な画像定着を可能とするインクジェット記録方法を提供することができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-105161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、印刷装置において、例えば、金属微粒子などの導電粒子を含有する導電流体を印刷して回路などの導電体を形成するものがある。このような印刷装置においては、ロットなどが異なる導電流体を補充すると、導電流体の比重などが変わり、収容容器中の導電流体の状態を十分に管理することができないことがあった。
【0005】
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、収容部に収容された導電流体の管理をより適正に実行することができる制御装置、印刷装置及び制御方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
即ち、本開示の制御装置は、
導電粒子を含有する導電流体を収容可能な少なくとも1つの収容部と、
前記収容部に接続され前記収容部から流路を介して供給された前記導電流体を吐出するノズルと、を備えた印刷装置に用いられる制御装置であって、
前記収容部に収容されている前記導電流体の量及び濃度に関する収容情報と、前記収容部に補充された導電流体の量及び濃度に関する補充情報とを取得し、補充後の前記収容部に収容された前記導電流体の濃度に関する因子情報を導出し、導出した前記因子情報に基づいて前記収容部の導電流体に関する制御を実行する制御部、
を備えたものである。
【0008】
この制御装置では、収容済み及び補充された導電流体の情報から補充後に収容されている導電流体の濃度に関する因子情報を導出するため、補充した導電流体の濃度などの因子が収容済みのものと違う場合においても、補充後に収容されている導電流体の濃度などの因子をより正確なものとすることができる。したがって、この制御装置では、収容部に収容された導電流体の管理をより適正に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
3次元造形システム10の一例を示す概略説明図。
斜め前方から見た印刷装置11の構造の一例を示す概略説明図。
各吐出ユニット及び移動ユニット25の概略の一例を示す説明図。
流体供給ユニット40の概略の一例を示す説明図。
造形物生産処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
造形処理の概要の一例を示す説明図。
導電流体補充処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
導電流体補充処理の概要の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施形態を、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本開示の一例である3次元造形システム10の一例を示す概略説明図である。図2は、斜め前方から見た印刷装置11の構造の一例を示す概略説明図である。図3は、各吐出ユニット及び移動ユニット25の概略の一例を示す説明図である。図4は、第2吐出ユニット35に用いられる流体供給ユニット40の概略の一例を示す説明図である。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1~3に示した通りとする。
(【0011】以降は省略されています)

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