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公開番号
2025173776
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024079529
出願日
2024-05-15
発明の名称
制御装置、印刷装置及び制御方法
出願人
株式会社FUJI
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B29C
64/35 20170101AFI20251120BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】導電流体が収容された収容部の洗浄処理をより確実に実行する。
【解決手段】制御装置は、印刷装置に用いられる制御装置であって、収容部へ洗浄液を供給部に供給させてこの収容部の洗浄処理を実行させる際に、検出部の検出値に基づいて供給部に洗浄液を供給させる検出供給処理を実行させ、検出部が検出不可であるとき及び/又は検出部により洗浄液の検出ができずに所定時間経過したときには所定の供給時間まで供給部に洗浄液を供給させる時間供給処理を実行させる制御部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電粒子を含有し吐出後に導電体となる導電流体を収容する収容部と、前記収容部に接続された流路を介して供給された前記導電流体を対象物に吐出するノズルと、前記収容部に収容された前記導電流体を検出する検出部と、前記収容部を洗浄する洗浄液を供給する供給部と、を備えた印刷装置に用いられる制御装置であって、
前記収容部へ前記洗浄液を前記供給部に供給させて該収容部の洗浄処理を実行させる際に、前記検出部の検出値に基づいて前記供給部に前記洗浄液を供給させる検出供給処理を実行させ、前記検出部が検出不可であるとき及び/又は前記検出部により前記洗浄液の検出ができずに所定時間経過したときには所定の供給時間まで前記供給部に前記洗浄液を供給させる時間供給処理を実行させる制御部、
を備えた制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記洗浄処理を実行させる際に、前記検出部が検出不可であるとき及び/又は前記検出部により前記洗浄液の検出ができずに所定時間経過したときには、前記時間供給処理を実行させて前記収容部へ前記洗浄液を供給させたのち前記流路外へ前記洗浄液を排出させる前記洗浄処理を複数回繰り返し実行させる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記収容部は、第1収容部と、前記第1収容部に前記流路を介して接続された第2収容部と、を有し、
前記制御部は、前記第1収容部と前記第2収容部との間で前記流路を介して前記洗浄液を移動させる前記洗浄処理を実行させる、請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項4】
導電粒子を含有し吐出後に導電体となる導電流体を収容する収容部と、
前記収容部に接続された流路を介して供給された前記導電流体を対象物に吐出するノズルと、
前記収容部に収容された前記導電流体を検出する検出部と、
前記収容部を洗浄する洗浄液を供給する供給部と、
請求項1又は2に記載の制御装置と、
を備えた印刷装置。
【請求項5】
請求項4に記載の印刷装置であって、
対象物へ造形物を構成する基材となる構造流体を吐出する第1吐出ヘッドを有する第1吐出ユニットと、
前記対象物へ前記導電流体を吐出する前記ノズルを備えた第2吐出ヘッドを有する第2吐出ユニットと、を備え、
前記制御部は、前記構造流体及び前記導電流体を吐出して造形物を造形する3次元造形処理を実行する、印刷装置。
【請求項6】
導電粒子を含有し吐出後に導電体となる導電流体を収容する収容部と、前記収容部に接続された流路を介して供給された前記導電流体を対象物に吐出するノズルと、前記収容部に収容された前記導電流体を検出する検出部と、前記収容部を洗浄する洗浄液を供給する供給部と、を備えた印刷装置に用いられコンピュータが実行する制御方法であって、
前記収容部へ前記洗浄液を前記供給部に供給させて該収容部の洗浄処理を実行させる際に、前記検出部の検出値に基づいて前記供給部に前記洗浄液を供給させる検出供給処理を実行させ、前記検出部が検出不可であるとき及び/又は前記検出部により前記洗浄液の検出ができずに所定時間経過したときには所定の供給時間まで前記供給部に前記洗浄液を供給させる時間供給処理を実行させるステップ、
を含む制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、制御装置、印刷装置及び制御方法を開示する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、印刷装置としては、インク供給路内の洗浄において、インク供給路およびサブタンクに貯留されたインクを、カートリッジホルダに装着されたインクカートリッジもしくは廃液カートリッジに向かって排出させるインク排出シーケンスが実行され、カートリッジホルダには洗浄液が封入された洗浄液カートリッジが装着され、カートリッジホルダ側から記録ヘッドに至るインク供給路に洗浄液が導入され、また、洗浄液をキャッピング側に負圧により排出させる操作が繰り返されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、洗浄作業に要する時間を短縮させることができると共に、より少ない洗浄液により効率的に洗浄操作をなし得る、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-192751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の印刷装置では、インク供給路内の洗浄について時間短縮と効率化を図ることができるとしているが、インクタンクの洗浄については、考慮されていなかった。例えば、インクタンク内に導電粒子を含む導電流体を収容し、この導電流体を吐出するものにおいては、洗浄液の供給に応じて導電流体の濃度が大きく変わることがあり、センサによって検出可能や検出不能になり、洗浄液の供給が過多もしくは不足するような場合が想定された。このように、導電流体を使用する印刷装置において、収容部の洗浄処理をより確実に実行することが求められていた。
【0005】
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、導電流体が収容された収容部の洗浄処理をより確実に実行することができる制御装置、印刷装置及び制御方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
即ち、本開示の制御装置は、
導電粒子を含有し吐出後に導電体となる導電流体を収容する収容部と、前記収容部に接続された流路を介して供給された前記導電流体を対象物に吐出するノズルと、前記収容部に収容された前記導電流体を検出する検出部と、前記収容部を洗浄する洗浄液を供給する供給部と、を備えた印刷装置に用いられる制御装置であって、
前記収容部へ前記洗浄液を前記供給部に供給させて該収容部の洗浄処理を実行させる際に、前記検出部の検出値に基づいて前記供給部に前記洗浄液を供給させる検出供給処理を実行させ、前記検出部が検出不可であるとき及び/又は前記検出部により前記洗浄液の検出ができずに所定時間経過したときには所定の供給時間まで前記供給部に前記洗浄液を供給させる時間供給処理を実行させる制御部、
を備えたものである。
【0008】
この制御装置では、検出部の検出値に基づいて洗浄液を供給させる。例えば、収容部内に導電粒子を含む導電流体を収容するものにおいては、洗浄液の供給に応じて、導電流体の濃度が大きく変わることから、検出部による導電流体の検出が困難になることがある。この制御装置では、検出部の検出不可時もしくは所定時間経過時に、所定の供給時間で洗浄液を供給させるため、洗浄液をより確実に収容部に供給することができ、また洗浄液の過剰供給も防止することができる。したがって、この制御装置では、導電流体が収容された収容部の洗浄処理をより確実に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
3次元造形システム10の一例を示す概略説明図。
前方から見た印刷装置11の構造の一例を示す概略説明図。
各吐出ユニット及び移動ユニット25の概略の一例を示す説明図。
流体供給ユニット40の概略の一例を示す説明図。
造形物生産処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
造形処理の概要の一例を示す説明図。
洗浄処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
収容部43を洗浄処理する一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施形態を、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本開示の一例である3次元造形システム10の一例を示す概略説明図である。図2は、前方から見た印刷装置11の構造の一例を示す概略説明図である。図3は、各吐出ユニット及び移動ユニット25の概略の一例を示す説明図である。図4は、第2吐出ユニット35に用いられる流体供給ユニット40の概略の一例を示す説明図である。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1~3に示した通りとする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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