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公開番号2025175105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2025151983,2023518583
出願日2025-09-12,2021-05-07
発明の名称印刷装置
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B41F 15/12 20060101AFI20251120BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】基板を支持する支持部材を自動交換可能なものにおいて、簡易な構成により支持部材が適正であるか否かを自動判定する。
【解決手段】作業装置の制御装置は、搬送治具が搬入された後、搬送治具に保持された支持部材の第1被読取部と第2被読取部とを読み取り、搬送治具に対する支持部材の大きさを判定する。第1被読取部は、支持部材の底面外縁部における、第1アームに支持される第1辺部に隣接する第3辺部に設けられ、第2被読取部は、支持部材の底面外縁部における上記第3辺部に対向する第4辺部に設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
テーブルに設置される支持部材上の基板に対して作業を行なう作業装置であって、
前記支持部材を保持した搬送治具を搬入して前記支持部材を自動交換するよう制御する制御装置と、
前記支持部材に設けられた被読取部を読み取る読取装置と、
を備え、
前記搬送治具は、前記支持部材の底面外縁部における第1辺部を支持する第1アーム部材と、前記第1アーム部材と互いの先端部が向かい合うように配置され前記底面外縁部における前記第1辺部に対向する第2辺部を支持する第2アーム部材と、を含み、
前記支持部材は、前記被読取部として、前記底面外縁部における前記第1辺部に隣接する第3辺部に設けられた第1被読取部と、前記底面外縁部における前記第3辺部に対向する第4辺部に設けられた第2被読取部と、を含み、
前記制御装置は、前記支持部材を保持した前記前記搬送治具が搬入された後、前記支持部材の前記第1被読取部と前記第2被読取部とを前記読取装置により読み取って前記支持部材の大きさを判定する、
作業装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業装置であって、
前記制御装置は、前記支持部材の大きさが適正であると判定すると、前記支持部材を前記搬送治具から取り出して前記テーブル上に載置し、前記支持部材の大きさが適正でないと判定すると、前記支持部材を前記テーブル上に載置しない、
作業装置。
【請求項3】
請求項2に記載の作業装置であって、
前記支持部材は、上面で前記基板を支持する支持部材本体と、前記支持部材本体の底面に取り付けられたアダプタと、を含み、
前記第1被読取部は、前記アダプタの底面外縁部における前記第3辺部に設けられ、
前記第2被読取部は、前記アダプタの底面外縁部における前記第4辺部に設けられる、
作業装置。
【請求項4】
請求項3に記載の作業装置であって、
前記被読取部として、前記支持部材本体の上面に、前記支持部材本体の固有の情報が記された第3被読取部が設けられ、
前記読取装置は、上下に読み取りが可能であり、
前記制御装置は、前記支持部材を前記テーブル上に載置した後、前記読取装置により前記第3被読取部を読み取って前記支持部材本体が適正であるか否かを判定する、
作業装置。
【請求項5】
請求項1ないし4いずれか1項に記載の作業装置であって、
押下部材と、
前記押下部材を昇降させる押下部材昇降装置と、
を備え、
前記第1アーム部材および前記第2アーム部材は、互いに平行に配置される回動軸を中心に回動可能に構成され、互いの先端部が向かい合う所定の回動位置において前記支持部材を保持し、互いに押下されることで前記支持部材の保持を解除するものであり、
前記制御装置は、前記支持部材の大きさが適正と判定すると、前記押下部材昇降装置を制御して前記押下部材を下降させることにより、前記押下部材により前記第1アーム部材および前記第2アーム部材を押下して前記支持部材を前記テーブル上に載置する、
作業装置。
【請求項6】
テーブルに設置される支持部材上の基板に対して作業を行なう作業装置本体と、前記支持部材を保持可能な搬送治具を上下に複数収容可能な収容部と、前記収容部を昇降する収容部昇降装置と、を備える作業装置であって、
前記収容部に収容された前記搬送治具を識別する情報と該搬送治具に保持されている前記支持部材を識別する情報とを対応付けて支持部材情報として予め記憶する記憶部を備え、
前記搬送治具の側面に該搬送治具を識別する情報が記された被読取部が設けられ、
前記作業装置本体は、前記被読取部を読み取る読取部を備え、前記収容部に収容された搬送治具のうち所定の昇降位置にある搬送治具を搬入可能であり、前記収容部が昇降して前記被読取部が前記読取部を通過する際に該読取部で前記被読取部を読み取り、該読み取った情報と前記記憶部に記憶されている支持部材情報とに基づいて前記搬送治具に保持されている前記支持部材が適正であるか否かを判定する、
作業装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、作業装置について開示する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、基板を支持する基板支持部材を自動交換可能な作業装置が知られている。例えば、特許文献1には、基板支持部材が予め取り付けられた搬送治具を内部に搬入し、搬入した搬送治具から基板支持部材を取り出して支持台(テーブル)上に配置し、基板支持部材を取り出した後の搬送治具を搬出する印刷装置が開示されている。搬送治具は、枠体と、枠体から内側に延びる複数の腕部と、各腕部の先端上面部にそれぞれ配設された凹状の突起保持部(第1~第4突起保持部)と、を有する。突起保持部は、左右方向に一対ずつ配設されている。基板支持部材は、本体部の左右から突出するように配設された円柱状の一対の突起部が設けられる。一対の突起部は、搬送治具の対応する突起保持部にそれぞれ保持される。更に、搬送治具の左右に対をなす第2突起保持部および第4突起保持部は、大きさの異なる複数種の基板支持部材を取り付け可能なように、前後方向の位置を調整できるようになっている。作業者は、使用予定の基板支持部材に応じて第2突起保持部および第4突起保持部の位置を調整して基板支持部材を搬送治具に取り付け、当該搬送治具を収容部に収納して印刷装置本体にセットしておく。また、作業者は、搬送治具を収容部に収容する際に、必要に応じて基板支持部材と搬送治具とに貼り付けられたバーコードをバーコードリーダで読み取って正しい部材が収容部に収容されているかの照合を行なう。印刷装置本体は、基板支持部材が支持台の上方に位置するように当該基板支持部材が取り付けられた搬送治具を収容部から取り出して前方に搬送(搬入)する。続いて、印刷装置本体は、支持台を上昇させて基板支持部材の複数の突起部を搬送治具の各突起保持部から浮かせる。更に、印刷装置本体は、搬送治具を後方に移動させてから支持台を下降させ、搬送治具を後方に搬送(搬出)すると共に、支持台上に基板支持部材を固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/199207号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、作業者が基板支持部材と搬送治具とにそれぞれ貼り付けられたバーコードをバーコードリーダで読み取ることにより照合を行なうことが記載されている。しかし、作業者による照合では、負担が大きく、また、照合作業を忘れるおそれもある。このため、簡易な構成により支持部材が適正であるか否かを自動判定することが望まれる。
【0005】
本開示は、基板を支持する支持部材を自動交換可能なものにおいて、簡易な構成により支持部材が適正であるか否かを自動判定することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の第1の作業装置は、テーブルに設置される支持部材上の基板に対して作業を行なう作業装置であって、前記支持部材を保持した搬送治具を搬入して前記支持部材を自動交換するよう制御する制御装置と、前記支持部材に設けられた被読取部を読み取る読取装置と、を備え、前記搬送治具は、前記支持部材の底面外縁部における第1辺部を支持する第1アーム部材と、前記第1アーム部材と互いの先端部が向かい合うように配置され前記底面外縁部における前記第1辺部に対向する第2辺部を支持する第2アーム部材と、を含み、前記支持部材は、前記被読取部として、前記底面外縁部における前記第1辺部に隣接する第3辺部に設けられた第1被読取部と、前記底面外縁部における前記第3辺部に対向する第4辺部に設けられた第2被読取部と、を含み、前記制御装置は、前記支持部材を保持した前記前記搬送治具が搬入された後、前記支持部材の前記第1被読取部と前記第2被読取部とを前記読取装置により読み取って前記支持部材の大きさを判定することを要旨とする。
【0008】
この本開示の第1の作業装置の制御装置は、搬送治具が搬入された後、搬送治具に保持された支持部材の第1被読取部と第2被読取部とを読み取り、搬送治具に対する支持部材の大きさを判定する。第1被読取部は、支持部材の底面外縁部における、第1アームに支持される第1辺部に隣接する第3辺部に設けられ、第2被読取部は、支持部材の底面外縁部における上記第3辺部に対向する第4辺部に設けられる。このため、支持部材の第1被読取部と第2被読取部とを読み取ることで、第3辺部と第4辺部との間隔、すなわち支持部材の大きさを判定することができる。この結果、基板を支持する支持部材を自動交換可能なものにおいて、簡易な構成により支持部材が適正であるか否かを判定することができる。
【0009】
本開示の第2の作業装置は、テーブルに設置される支持部材上の基板に対して作業を行なう作業装置本体と、前記支持部材を保持可能な搬送治具を上下に複数収容可能な収容部と、前記収容部を昇降する収容部昇降装置と、を備える作業装置であって、前記収容部に収容された前記搬送治具を識別する情報と該搬送治具に保持されている前記支持部材を識別する情報とを対応付けて支持部材情報として予め記憶する記憶部を備え、前記搬送治具の側面に該搬送治具を識別する情報が記された被読取部が設けられ、前記作業装置本体は、前記被読取部を読み取る読取部を備え、前記収容部に収容された搬送治具のうち所定の昇降位置にある搬送治具を搬入可能であり、前記収容部が昇降して前記被読取部が前記読取部を通過する際に該読取部で前記被読取部を読み取り、該読み取った情報と前記記憶部に記憶されている支持部材情報とに基づいて前記搬送治具に保持されている前記支持部材が適正であるか否かを判定することを要旨とする。
【0010】
この本開示の第2の作業装置は、作業装置本体と収容部と収容部昇降装置と記憶部とを備える。記憶部には、収容部に収容された搬送治具を識別する情報とこの搬送治具に保持されている支持部材を識別する情報とを対応付けて支持部材情報として予め記憶される。作業装置本体は、収容部に収容された搬送治具のうち所定の昇降位置にある搬送治具を搬入可能である。更に、作業装置本体は、読取部を備え、収容部昇降装置により収容部が昇降して搬送治具の側面に設けられた被読取部が読取部を通過する際に読取部で被読取部を読み取り、読み取った情報と記憶部に記憶されている支持部材情報とに基づいて搬送治具に保持されている支持部材が適正であるか否かを判定する。これにより、基板を支持する支持部材を自動交換可能なものにおいて、簡易な構成により、支持部材を保持した搬送治具を搬入する前に、支持部材が適正であるか否かを判定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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