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公開番号2025077515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189767
出願日2023-11-07
発明の名称押圧装置、印刷装置及び押圧部材
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B29C 64/188 20170101AFI20250512BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】対象物を押圧する際に、押圧面に沿った方向のずれをより抑制し、より適切なプレス処理を実行する。
【解決手段】押圧装置は、基材上及び/又は基材中に形成された配線と基材上及び/又は基材中に配置された部品とを有する対象物を押圧する押圧装置であって、支持部と、支持部に固定され体積変化を緩衝する緩衝部を内部に有する第1押圧部材と、第1押圧部材に重ねて積層され対象物に接触してこの対象物を押圧する第2押圧部材と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材上及び/又は基材中に形成された配線と前記基材上及び/又は基材中に配置された部品とを有する対象物を押圧する押圧装置であって、
支持部と、
前記支持部に固定され、体積変化を緩衝する緩衝部を内部に有する第1押圧部材と、
前記第1押圧部材に重ねて積層され前記対象物に接触して該対象物を押圧する第2押圧部材と、
を備えた押圧装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記第1押圧部材は、空間である前記緩衝部を有する、請求項1に記載の押圧装置。
【請求項3】
前記第1押圧部材は、所定の間隔で配列した複数の矩形状の弾性体の間に前記緩衝部を有する、請求項1又は2に記載の押圧装置。
【請求項4】
前記第2押圧部材は、前記対象物に接触する領域が一体物である、請求項1又は2に記載の押圧装置。
【請求項5】
前記第1押圧部材は、前記第2押圧部材と同質の弾性体である、請求項1又は2に記載の押圧装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の押圧装置であって、
前記対象物を加熱する加熱部、
を備えた押圧装置。
【請求項7】
三次元造形を行う印刷装置であって、
基材を造形する流体を吐出する造形材吐出ヘッドと、
前記基材上及び/又は前記基材中に配線を形成する流体を吐出する配線材吐出ヘッドと、
前記対象物を押圧する請求項1又は2に記載の押圧装置と、
を備えた印刷装置。
【請求項8】
基材上及び/又は基材中に形成された配線と前記基材上及び/又は基材中に配置された部品とを有する対象物を押圧する押圧装置に用いられる押圧部材であって、
体積変化を緩衝する緩衝部を内部に有し前記押圧装置の支持部に固定される第1押圧部材と、
前記第1押圧部材に重ねて積層され前記対象物に接触して該対象物を押圧する第2押圧部材と、
を備えた押圧部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、押圧装置、印刷装置及び押圧部材を開示する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、押圧装置としては、立体物を製造する装置に用いられ、形成途中の立体物である積層物に転写するための転写用の像を中間転写体上に形成し、中間転写体を用いて積層物に像を転写することで像を積層し、中間転写体上の面に形成された、積層物に接した状態の像に、中間転写体側から押圧力を作用させて像を積層物に転写する部材を用いるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、硬度が高い高硬度部分と該高硬度部分より低い硬度の低硬度部分がそれぞれ複数設けられた圧接押圧部材を用いることによって、立体物造形において歪みや厚さの不均一を抑制する、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-26928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この特許文献1に記載された押圧装置では、立体物のゆがみや厚さの不均一を抑制するとしているが、まだ十分でなく、更なる改良が求められていた。
【0005】
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、対象物を押圧する際に、押圧面に沿った方向のずれをより抑制し、より適切なプレス処理を実行することができる押圧装置、印刷装置及び押圧部材を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の押圧装置は、
基材上及び/又は基材中に形成された配線と前記基材上及び/又は基材中に配置された部品とを有する対象物を押圧する押圧装置であって、
支持部と、
前記支持部に固定され、体積変化を緩衝する緩衝部を内部に有する第1押圧部材と、
前記第1押圧部材に重ねて積層され前記対象物に接触して該対象物を押圧する第2押圧部材と、
を備えたものである。
【0008】
この押圧装置では、第1押圧部材の緩衝部により横方向のずれをより緩和しつつ、第2押圧部材によって対象物全体を押圧することができる。したがって、この押圧装置では、対象物を押圧する際に、押圧面に沿った方向のずれをより抑制し、より適切なプレス処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
印刷システム10の一例を示す概略説明図。
前方から見た3次元プリンタ11の構造の一例を示す概略説明図。
押圧装置40及び対象物60の概略の一例を示す説明図。
押圧部材45の一例を示す説明図。
別の押圧部材45Bの一例を示す説明図。
押圧装置40のプレス荷重と緩衝部47の領域と押圧部材45の硬度との関係を示す関係図。
従来の1層の押圧部材145を備えた押圧装置40の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施形態を、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本開示の一例である印刷システム10の一例を示す概略説明図である。図2は、前方から見た3次元プリンタ11の構造の一例を示す概略説明図である。図3は、押圧装置40及び対象物60の概略の一例を示す説明図であり、図3Aがプレス前、図3Bがプレス中の説明図である。図4は、押圧部材45の一例を示す説明図であり、図4Aが第1押圧部材46の説明図、図4Bが第2押圧部材48の説明図、図4Cが第1押圧部材46及び第2押圧部材48の斜視図である。図5は、別の押圧部材45Bの一例を示す説明図である。図6は、押圧装置40のプレス荷重と緩衝部47の領域と押圧部材45の硬度との関係を示す関係図である。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1~5に示した通りとする。
(【0011】以降は省略されています)

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