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公開番号2025027527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132323
出願日2023-08-15
発明の名称RFリミッタ回路
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人クロスボーダー特許事務所
主分類H03G 11/02 20060101AFI20250220BHJP(基本電子回路)
要約【課題】ダイオードのアノード-カソード間にかかる電圧が寄生インダクタンスの影響によって低下することを回避し、RF受信機などに適用することができるRFリミッタ回路の電力制限性能の低下を回避する。
【解決手段】RFリミッタ回路10は、ダイオード11と、RFチョーク12と、を備える。RFリミッタ回路10のグランド側は、RFチョーク12を介してグラウンドに接続される。RFリミッタ回路10は、回路リターン(グラウンド)への接続にRFチョーク12を用い、寄生インダクタンスの影響を低減する。電圧VRFのRF信号がRFリミッタ回路へ入力された場合、ダイオードのアノードにはRF電圧VRFが印加される。ダイオードのカソードはグラウンドに接続されているが、リターン-グラウンド間のDC抵抗は、RFチョークによってゼロ(0Ω)となる。また、リターン-グラウンド間のRF抵抗は、RFチョークによって無限大(∞Ω)となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ダイオードと、RFチョークと、を備え、
前記ダイオードのリターン側が前記RFチョークを介してグラウンドに接続される
RFリミッタ回路。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記ダイオードと、前記RFチョークである第1のRFチョークと、第2のRFチョークと、を備え、
前記ダイオードのホット側が前記第2のRFチョークを介して直流電圧源に接続される
請求項1に記載のRFリミッタ回路。
【請求項3】
前記RFリミッタ回路の入力側に接続されシングルエンドからディファレンシャルエンドへの変換を行う第1の変換回路と、
前記RFリミッタ回路の出力側に接続されディファレンシャルエンドからシングルエンドへの変換を行う第2の変換回路と、
を備える
請求項1または請求項2に記載のRFリミッタ回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、RFリミッタ回路に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来のRFリミッタ回路の基本構成では、ダイオードのアノードが回路のホットへ接続され、ダイオードのカソードが回路のリターン(グラウンド)へ接続される。
【0003】
RFリミッタ回路は、入力信号のRF電圧がダイオードのON電圧閾値を超えない範囲では、信号を制限なく通過させる。
しかし、入力信号のRF電圧が上昇してダイオードのON電圧閾値を超えた場合には、電流がダイオードを介してグラウンドへ流れる。この場合には、ダイオードで電力が消費されるため、出力電圧および出力電力が制限(リミット)される。
【0004】
RFリミッタ回路は、高感度と広ダイナミックレンジと耐電力性能とを求められる装置によく用いられる。
例えば、RF受信機に用いられる低雑音増幅器等において、低電力信号の受信時には、RFリミッタ回路は、信号をそのまま増幅器または復調器などの後段の回路へ出力する。しかし、試験時のオペレーション・ミスなどによって過大な受信信号が印加された場合には、RFリミッタ回路は、電力を制限して、後段の回路が故障しない電力を出力する。
【0005】
特許文献1は、オープンスタブとショートスタブが基本構成に加えられたリミッタ回路を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-149770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
基本構成のRFリミッタ回路には、リターン側に設けられるグラウンドビア等の寄生インダクタンス(またはノーマルモードノイズ)の影響によってダイオードのアノード-カソード間にかかるRF電圧が低下して電力制限性能が低下する、という課題があった。
【0008】
本開示は、RFリミッタ回路の電力制限性能の低下を回避できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のRFリミッタ回路は、
ダイオードと、RFチョークと、を備える。
前記ダイオードのリターン側が前記RFチョークを介してグラウンドに接続される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、ダイオードのアノード-カソード間にかかる電圧が寄生インダクタンスの影響によって低下することを回避できる。そのため、RFリミッタ回路の電力制限性能の低下を回避できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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