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公開番号2025112485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006735
出願日2024-01-19
発明の名称インバータ制御装置及び送風機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類H02P 21/16 20160101AFI20250725BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】インバータにより制御される永久磁石同期モータの出力のばらつきをより確実に抑制することができるインバータ制御装置を得ることを目的とする。
【解決手段】定数推定部32は、製造誤差及び使用環境の少なくともいずれか一方によって変動する個々の永久磁石同期モータ11の特性に関する定数である個別定数を推定する。補正部33は、定数推定部32によって推定された個別定数を基準定数と比較し、比較結果に基づいて、一定出力情報を補正する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
永久磁石同期モータに一定出力運転を行わせる際における回転数とトルク電流との関係を示す情報である一定出力情報と、前記永久磁石同期モータの発生トルクと、前記永久磁石同期モータの回転数とに基づいて、前記永久磁石同期モータに接続されているインバータを制御する制御装置本体、
製造誤差及び使用環境の少なくともいずれか一方によって変動する個々の前記永久磁石同期モータの特性に関する定数である個別定数を推定する定数推定部、及び
前記定数推定部によって推定された前記個別定数を基準定数と比較し、比較結果に基づいて、前記一定出力情報を補正する補正部
を備えているインバータ制御装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記定数推定部は、前記永久磁石同期モータの誘起電圧を測定し、測定した誘起電圧から、前記個別定数を推定する請求項1記載のインバータ制御装置。
【請求項3】
前記定数推定部は、前記インバータの出力がオフ状態であり、前記永久磁石同期モータが惰性回転している状態において、前記永久磁石同期モータの誘起電圧を測定する請求項2記載のインバータ制御装置。
【請求項4】
前記定数推定部は、前記インバータの出力電圧が印加されないサブコイルの鎖交磁束による誘起電圧を測定する請求項2記載のインバータ制御装置。
【請求項5】
前記定数推定部は、トルク測定素子によって、前記永久磁石同期モータのトルクを直接測定し、前記個別定数としてのトルク定数を算出する請求項1記載のインバータ制御装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のインバータ制御装置
を備えている送風機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インバータ制御装置及び送風機に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来のファンモータ制御装置では、センサレスベクトル制御時に推定する起電力定数keを用い、トルク電流Iqに補正をかけることにより、発生トルクのばらつきが抑制される。起電力定数keは、トルク定数kTに比例している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6462241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、例えばシロッコファンを用いた換気送風機のように、出力が一定風量となるような制御が必要な場合がある。これに対して、上記のような従来のファンモータ制御装置では、製造時の磁石付着のばらつき、周囲環境温度等の変動要因に対して、風量のばらつきを十分に抑制することができない。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、インバータにより制御される永久磁石同期モータの出力のばらつきをより確実に抑制することができるインバータ制御装置及び送風機を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るインバータ制御装置は、永久磁石同期モータに一定出力運転を行わせる際における回転数とトルク電流との関係を示す情報である一定出力情報と、永久磁石同期モータの発生トルクと、永久磁石同期モータの回転数とに基づいて、永久磁石同期モータに接続されているインバータを制御する制御装置本体、製造誤差及び使用環境の少なくともいずれか一方によって変動する個々の永久磁石同期モータの特性に関する定数である個別定数を推定する定数推定部、及び定数推定部によって推定された個別定数を基準定数と比較し、比較結果に基づいて、一定出力情報を補正する補正部を備えている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、インバータにより制御される永久磁石同期モータの出力のばらつきをより確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1による送風機を示す概略の構成図である。
図1の送風機の制御系を示すブロック図である。
個々の永久磁石同期モータのばらつきを考慮しない場合における一定出力マップを示す説明図である。
実施の形態1のインバータ制御装置における一定出力マップを示す説明図である。
図2のインバータ制御装置による一定出力マップの補正処理を示すフローチャートである。
図2のインバータ制御装置によるトルク定数の第1推定方法を示すフローチャートである。
図2のインバータ制御装置によるトルク定数の第2推定方法を示すフローチャートである。
図2のインバータ制御装置によるトルク定数の第3推定方法を示すフローチャートである。
図2のインバータ制御装置によるインバータの出力の調整方法を示すフローチャートである。
実施の形態1のインバータ制御装置の各機能を実現する処理回路の第1例を示す構成図である。
実施の形態1のインバータ制御装置の各機能を実現する処理回路の第2例を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による送風機を示す概略の構成図である。実施の形態1の送風機は、例えば換気送風機である。図において、送風機は、送風機本体10と、インバータ20と、インバータ制御装置30とを有している。
【0010】
送風機本体10は、永久磁石同期モータ11と、筐体12と、ファン13とを有している。永久磁石同期モータ11及びファン13は、筐体12に設けられている。永久磁石同期モータ11は、ファン13を回転させる。実施の形態1のファン13は、シロッコファンである。
(【0011】以降は省略されています)

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