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公開番号
2025036905
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143554
出願日
2023-09-05
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60L
3/00 20190101AFI20250310BHJP(車両一般)
要約
【課題】モータジェネレータの温度を正確に推定する。
【解決手段】車両の制御装置は、実行装置と、記憶装置とを備えている。記憶装置は、リンクデータと、勾配データと、を記憶している。実行装置は、車両の重量である車重を取得する。実行装置は、車両の目的地が設定された場合に、リンクデータに基づいて、車両が位置している地点である現在地点から目的地までの走行経路を特定する。実行装置は、勾配データに基づいて、走行経路上の地点である参照地点についての路面の勾配を取得する。実行装置は、参照地点についての車両の速度である車速を取得する。実行装置は、取得した車重、勾配、及び車速に基づいて、走行経路上における参照地点に対して目的地側の地点である推定地点に車両が到達するときのモータジェネレータの温度の推定値を算出する。なお、実行装置は、機械学習により予め学習された写像データを用いることで車速を取得してもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動源としてのモータジェネレータを備えている車両に適用される制御装置であって、
実行装置と、記憶装置とを備え、
前記記憶装置は、道路における複数の区間の繋がりを示すリンクデータと、前記区間毎の路面の勾配を示す勾配データと、を記憶しており、
前記実行装置は、
前記車両の重量である車重を取得することと、
前記車両の目的地が設定された場合に、前記リンクデータに基づいて、前記車両が位置している地点である現在地点から前記目的地までの走行経路を特定することと、
前記勾配データに基づいて、前記走行経路上の地点である参照地点についての路面の勾配を取得することと、
前記参照地点についての前記車両の速度である車速を取得することと、
取得した前記車重、前記勾配、及び前記車速に基づいて、前記走行経路上における前記参照地点に対して前記目的地側の地点である推定地点に前記車両が到達するときの前記モータジェネレータの温度の推定値である推定温度を算出することと、
を実行する
車両の制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記車両は、前記モータジェネレータを冷却するためのオイルを供給する電動オイルポンプを備え、
前記実行装置は、
前記参照地点についての前記電動オイルポンプの動作状況を取得することと、
取得した前記車重、前記勾配、及び前記車速に加えて、取得した前記動作状況に基づいて、前記推定温度を算出することと、
を実行する
請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記実行装置は、
温度センサにより検出された前記モータジェネレータの温度である実温度を取得することと、
取得した前記実温度が予め定められた規定温度以上である場合に、前記電動オイルポンプを動作させることと、
前記推定温度を算出した後において、前記推定温度が前記規定温度よりも高い温度として予め定められた基準温度以上であることを必要条件として、前記規定温度を低くすることと、
を実行する
請求項2に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記走行経路を第1走行経路としたとき、
前記実行装置は、
前記規定温度を低くした後において、取得した前記車重、前記勾配、前記車速、及び前記動作状況に基づいて、前記推定温度を算出することと、
前記規定温度を低くした後であっても前記推定温度が前記基準温度以上である場合には、前記リンクデータに基づいて、前記第1走行経路に代えて、前記現在地点から前記目的地までの走行経路であって前記第1走行経路とは異なる第2走行経路を特定することと、
を実行する
請求項3に記載の車両の制御装置。
【請求項5】
外部から前記道路の渋滞情報を取得可能である通信装置を備え、
前記記憶装置は、
前記区間毎の法定速度を示す法定速度データと、前記区間毎の幅員を示す幅員データと、前記区間毎の曲線半径を示す曲線半径データと、前記法定速度、前記幅員、前記曲線半径、及び前記渋滞情報を入力することにより前記車速を出力する写像データと、を記憶しており、
前記写像データは、前記法定速度、前記幅員、前記曲線半径、及び前記渋滞情報と、前記車速との組み合わせを教師データとして機械学習により予め生成されたものであり、
前記実行装置は、
前記法定速度データに基づいて、前記参照地点についての前記法定速度を取得することと、
前記幅員データに基づいて、前記参照地点についての前記幅員を取得することと、
前記曲線半径データに基づいて、前記参照地点についての前記曲線半径を取得することと、
前記通信装置を介して、前記参照地点についての前記渋滞情報を取得することと、
取得した前記法定速度、前記幅員、前記曲線半径、及び前記渋滞情報を前記写像データに入力することにより出力された前記車速を、前記参照地点についての前記車速として取得することと、
を実行する
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の車両は、モータジェネレータと、制御装置とを備えている。モータジェネレータは、車両の駆動源である。制御装置は、モータジェネレータを制御する。また、制御装置は、モータジェネレータの温度の推定値である推定温度を算出する。具体的には、制御装置は、車両のユーザにより車両の目的地が設定された場合に、地図データに基づいて、車両が位置している地点である現在地点から車両の目的地までの走行経路を特定する。続いて、制御装置は、地図データに基づいて、走行経路上の地点である参照地点についての路面の勾配を取得する。そして、制御装置は、車両の重量である車重、及び参照地点についての路面の勾配に基づいて、車両が推定地点に到達するときのモータジェネレータの温度を推定する。なお、推定地点は、走行経路上における参照地点に対して目的地側の地点である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-183205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両が走行する際には、車重及び路面の勾配以外の他の要因によっても、モータジェネレータの単位時間当たりの発熱量が変化し得る。しかし、特許文献1の制御装置では、モータジェネレータの温度の推定にあたって、車重及び路面の勾配以外の他の要因を考慮していない。そのため、特許文献1の制御装置は、モータジェネレータの温度の推定精度をさらに向上させる余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車両の制御装置は、駆動源としてのモータジェネレータを備えている車両に適用される制御装置であって、実行装置と、記憶装置とを備え、前記記憶装置は、道路における複数の区間の繋がりを示すリンクデータと、前記区間毎の路面の勾配を示す勾配データと、を記憶しており、前記実行装置は、前記車両の重量である車重を取得することと、前記車両の目的地が設定された場合に、前記リンクデータに基づいて、前記車両が位置している地点である現在地点から前記目的地までの走行経路を特定することと、前記勾配データに基づいて、前記走行経路上の地点である参照地点についての路面の勾配を取得することと、前記参照地点についての前記車両の速度である車速を取得することと、取得した前記車重、前記勾配、及び前記車速に基づいて、前記走行経路上における前記参照地点に対して前記目的地側の地点である推定地点に前記車両が到達するときの前記モータジェネレータの温度の推定値である推定温度を算出することと、を実行する。
【発明の効果】
【0006】
一般的に、車速に応じてモータジェネレータの単位時間当たりの発熱量が変化する。上記構成によれば、車重及び勾配に加えて、車速を加味、換言するとモータジェネレータの単位時間当たりの発熱量を加味することで、モータジェネレータの温度を正確に推定できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、車両の概略構成図である。
図2は、温度推定制御を示すフローチャートである。
図3は、車速及び発熱量の関係を示す説明図である。
図4は、車速及び脱熱量の関係を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<車両の概略構成>
以下、本発明の一実施形態を図1~図4にしたがって説明する。先ず、車両100の概略構成について説明する。
【0009】
図1に示すように、車両100は、動力が伝達される経路として、内燃機関10、トランスアクスル20、及び複数の駆動輪69を備えている。トランスアクスル20は、ケース35、第1遊星歯車機構40、第2遊星歯車機構50、第1モータジェネレータ61、第2モータジェネレータ62、減速機構66、及びディファレンシャル67を備えている。本実施形態において、内燃機関10、第1モータジェネレータ61、及び第2モータジェネレータ62のそれぞれは、車両100の駆動源である。なお、トランスアクスル20は、いわゆるハイブリッドトランスアクスルである。
【0010】
内燃機関10は、出力軸としてクランク軸11を備えている。クランク軸11は、第1遊星歯車機構40に接続している。第1遊星歯車機構40は、サンギア41、キャリア42、複数のピニオンギア43、リングギア44、及びリングギア軸45を備えている。外歯歯車のサンギア41及び内歯歯車のリングギア44は、同軸上に位置している。サンギア41は、複数のピニオンギア43を介してリングギア44に連結している。キャリア42は、ピニオンギア43を自転可能な状態で支持している。また、キャリア42は、ピニオンギア43を公転可能に支持している。すなわち、ピニオンギア43は、キャリア42の回転に伴い公転する。キャリア42は、クランク軸11に接続している。サンギア41は、第1モータジェネレータ61に接続している。
(【0011】以降は省略されています)
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