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公開番号2025036887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143513
出願日2023-09-05
発明の名称オフセット印刷装置
出願人東洋製罐株式会社
代理人個人,個人
主分類B41F 17/22 20060101AFI20250310BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】簡単な構成で、複数種の印刷画像を印刷する場合でも版替え作業の頻度を少なくでき、生産効率を低下することがなく、印刷画像を重ねて印刷することも可能なオフセット印刷装置を提供すること。
【解決手段】マンドレルターレット130と、筒状体Cを押圧しながら移動してインキを転写するブランケット122を装着領域121に装着して回転するブランケットホイール120と、刷版113を装着するプレートシリンダー112とを有するオフセット印刷装置100であって、刷版113は、印刷可能領域114を有し、装着領域121の回転方向側の長さは、印刷可能領域114の回転方向側の長さ以上で、印刷可能領域114には印刷用画像115を複数製版可能で、ブランケット122は、装着領域121のうち、印刷可能領域114に製版された印刷用画像115に対向する位置に装着可能に構成されていること。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
印刷対象である筒状体を回転可能に保持するマンドレルと、前記マンドレルを装着して回転するマンドレルターレットと、印刷位置で前記マンドレルに保持された筒状体の印刷面を押圧しながら移動してインキを転写するブランケットと、前記ブランケットを装着領域に装着して回転するブランケットホイールと、前記ブランケットにインキを転写する刷版を装着して回転するプレートシリンダーとを有するオフセット印刷装置であって、
前記刷版は、前記装着領域上の前記ブランケットに転写するインキを載せる印刷可能領域を有し、
前記装着領域の前記ブランケットホイールの回転方向側の長さは、前記印刷可能領域の前記プレートシリンダーの回転方向側の長さ以上であり、
前記印刷可能領域には、複数の印刷用画像が製版可能であり、
前記ブランケットは、前記装着領域のうち、インキを転写される際に前記印刷可能領域に製版された前記印刷用画像に対向する所定の位置に装着可能に構成されていることを特徴とするオフセット印刷装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記印刷可能領域の前記プレートシリンダーの回転方向側の長さは、筒状体の印刷面の周長の2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載のオフセット印刷装置。
【請求項3】
前記ブランケットは、前記印刷可能領域に製版された前記印刷用画像ごとに分割されていることを特徴とする請求項1に記載のオフセット印刷装置。
【請求項4】
前記装着領域には、前記装着領域上に配置可能な補助部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のオフセット印刷装置。
【請求項5】
前記補助部材は、前記装着領域のうち、少なくとも前記ブランケットよりも前記ブランケットホイールの回転方向の前方側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のオフセット印刷装置。
【請求項6】
前記補助部材は、前記装着領域のうち、前記ブランケットの装着位置近傍に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のオフセット印刷装置。
【請求項7】
前記装着領域は、前記ブランケットホイールに複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のオフセット印刷装置。
【請求項8】
回転保持手段により印刷対象である筒状体を回転可能に保持し、転写位置で画像転写手段が押圧転写手段と当接しながら移動して前記押圧転写手段にインキを転写し、印刷位置で前記押圧転写手段により前記回転保持手段で保持した筒状体の印刷面を押圧しながら移動して筒状体の印刷面にインキを転写するオフセット印刷方法であって、
前記画像転写手段は、印刷用画像を複数保持可能で、
前記押圧転写手段は、前記画像転写手段に保持された前記印刷用画像を、前記画像転写手段に保持された所定の間隔を保って別々に転写可能な転写画像保持手段を有し、
前記押圧転写手段は、前記画像転写手段からインキを前記印刷用画像ごとに選択して転写可能であることを特徴とするオフセット印刷方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷対象である筒状体の表面にオフセット印刷するオフセット印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、飲料容器等の表面に文字や絵等の印刷画像を印刷する方法として、円筒状の筒状体(被印刷物8)を回転可能に保持するマンドレル(2)および、マンドレル(2)を外周縁に装着して回転するマンドレルターレット(タレット1)と、印刷位置(インク転移位置)でマンドレル(2)に保持された筒状体(被印刷物8)を押圧しながら移動してインキ(インク材)を転写するブランケット(4)および、ブランケット(4)を外周面に装着して回転するブランケットホイール(ブランケットシリンダ5)とを有するオフセット印刷装置(曲面印刷装置)が特許文献1で公知である。
【0003】
特許文献1で公知のオフセット印刷装置(曲面印刷装置)は、回転保持手段であるマンドレルターレット(タレット1)を回動操作してマンドレル(2)で保持した筒状体(被印刷物8)を印刷位置(インク転移位置)まで移動させた後、印刷位置(インク転移位置)でマンドレル(2)を自転させるとともに、ブランケットホイール(ブランケットシリンダ5)を回転させてインキ(インク材)を載せたブランケット(4)を印刷位置(インク転写位置)まで移動し、筒状体(被印刷物8)を保持したマンドレル(2)と回転を同期させながら筒状体(被印刷物8)にブランケット(4)を押圧しながら移動することで、ブランケット(4)の表面に塗布されていたインキ(インク材)が転写されて筒状体(被印刷物8)の表面に印刷できるものである。
【0004】
また、ベースコート用のインキ(インク材)と印刷画像用のインキ(インク材)とを筒状体(被印刷物8)の曲面部の一周分に相当するピッチ間隔でブランケット(4)上に付着させた後、マンドレルに保持された筒状体(被印刷物8)に当接して転写することで、筒状体(被印刷物8)にベースコート用のインキ(インク材)、印刷画像用のインキ(インク材)の順に重なるように転写されるものである。
なお、特許文献1で公知のオフセット印刷装置(曲面印刷装置)は、筒状体(被印刷物8)に転写したベースコート用のインキ(インク材)を乾かしてから印刷画像用のインキ(インク材)を転写するドライオンウェット印刷と呼ばれる印刷方式でのオフセット印刷を実施するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平2-277638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献で公知のオフセット印刷装置は、未だ改善の余地があった。
【0007】
すなわち、特許文献1等で公知のオフセット印刷装置は、ブランケット上にベースコート用のインキを転写する範囲と印刷画像用のインキを転写する範囲をそれぞれ筒状体一周分確保する必要があるため、例えば、筒状体に異なる印刷画像を2重に重ねて印刷することは容易ではなかった。
ブランケット1枚あたりの長さを長くすることも考えられるが、筒状体の外径やブランケット1枚あたりの長さによっては、ブランケットホイールに装着可能なブランケットの枚数が少なくなるとともに、ブランケットから筒状体に印刷画像を転写する時間も長くなり、単位時間あたりの生産数が低下する虞があった。
【0008】
また、例えば、印刷される印刷画像が一部のみ異なる筒状体を生産する場合、同じオフセット印刷装置を使用する場合は印刷画像を変更するために版替え作業の頻度が増加し、作業者の負担や生産時間が増加する虞があった。
さらに、特許文献1で公知のオフセット印刷装置は、筒状体に転写したベースコート用のインキを乾かしてから印刷画像用のインキを転写するドライオンウェット印刷と呼ばれる印刷方式でのオフセット印刷に対応しているが、インキを乾かさずに2重に印刷画像を印刷するウェットオンウェット印刷と呼ばれる印刷方式には対応できず、先刷りのインキが後刷りのインキが乗っていないブランケットを汚してしまう虞や、インキが混ざって混濁し、所望の色とは異なる色で印刷されてしまう虞があった。
また、特許文献1で公知のオフセット印刷装置は、インキを刷版に供給するための構成であるインキングユニットを、ベースコート用の刷版に対して使用する必要があることから、印刷画像に対して使用可能なインキングユニットの数が減るため、一度のオフセット印刷で使用可能な色数が減少し、使用する色数の多い印刷画像を一度に印刷できなくなる虞があった。
【0009】
本発明はこれらの問題点を解決するものであり、簡単な構成で、複数種の印刷画像を印刷する場合でも版替え作業の頻度を少なくでき、生産効率を低下することがなく、ウェットオンウェット印刷においても印刷画像を重ねて印刷することも可能なオフセット印刷装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のオフセット印刷装置は、印刷対象である筒状体を回転可能に保持するマンドレルと、前記マンドレルを装着して回転するマンドレルターレットと、印刷位置で前記マンドレルに保持された筒状体の印刷面を押圧しながら移動してインキを転写するブランケットと、前記ブランケットを装着領域に装着して回転するブランケットホイールと、前記ブランケットにインキを転写する刷版を装着して回転するプレートシリンダーとを有するオフセット印刷装置であって、前記刷版は、前記装着領域上の前記ブランケットに転写するインキを載せる印刷可能領域を有し、前記装着領域の前記ブランケットホイールの回転方向側の長さは、前記印刷可能領域の前記プレートシリンダーの回転方向側の長さ以上であり、前記印刷可能領域には、複数の印刷用画像が製版可能であり、前記ブランケットは、前記装着領域のうち、インキを転写される際に前記印刷可能領域に製版された前記印刷用画像に対向する所定の位置に装着可能に構成されていることにより、前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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