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公開番号
2025058530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168520
出願日
2023-09-28
発明の名称
エアゾール製品、エアゾール製品の製造方法
出願人
東洋エアゾール工業株式会社
,
東洋製罐株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B65D
83/14 20250101AFI20250402BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】製造性に優れる二重構造のエアゾール製品を提供する。
【解決手段】開口部を有する外容器21と、第1ネジ部15bと、ビード21eに接合された接合部と、を有するマウンティングカップ15と、マウンティングカップ15の第1ネジ部15bに螺合される第2ネジ部13aを有するネジ部材13と、ネジ部材13を介してマウンティングカップ15に支持されるハウジング12と、ハウジング12に対して移動可能に構成されるステム11と、を含むバルブユニット10と、外容器21の内部に収容される内容器22と、を備えるエアゾール製品の製造方法は、マウンティングカップ15と外容器21との間に開口部まで連通する隙間がある状態で、隙間を介して外容器21の内部に噴射剤を充填する充填工程と、充填工程の後に、マウンティングカップ15の接合部を外容器21に接合させる接合工程と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部を有する外容器と、
第1ネジ部と、前記外容器に接合される接合部と、を有するマウンティングカップと、前記マウンティングカップの前記第1ネジ部に螺合される第2ネジ部を有するネジ部材と、前記ネジ部材を介して前記マウンティングカップに支持されるハウジングと、前記外容器から突出し、前記ハウジングに対して移動可能に構成されるステムと、を含むバルブユニットと、
前記バルブユニットに取り付けられ、前記外容器の内部に収容される内容器と、
を備えるエアゾール製品の製造方法において、
前記マウンティングカップと前記外容器との間に前記開口部まで連通する隙間がある状態で、前記隙間を介して前記外容器の内部に噴射剤を充填する充填工程と、
前記充填工程の後に、前記マウンティングカップの前記接合部を前記外容器に接合させる接合工程と、
を含むことを特徴とするエアゾール製品の製造方法。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記外容器の前記開口部には、環状のビードが設けられており、
前記接合工程では、前記マウンティングカップの前記接合部を変形させることで前記接合部を前記外容器の前記ビードに固定させることを特徴とする請求項1に記載のエアゾール製品の製造方法。
【請求項3】
前記充填工程の前に、前記マウンティングカップと前記外容器との間に隙間が空くように前記バルブユニットを前記外容器に対して持ち上げる持ち上げ工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアゾール製品の製造方法。
【請求項4】
開口部を有する外容器と、
第1ネジ部と、前記外容器に接合される接合部と、を有するマウンティングカップと、前記マウンティングカップの前記第1ネジ部に螺合される第2ネジ部を有するネジ部材と、前記ネジ部材を介して前記マウンティングカップに支持されるハウジングと、前記外容器から突出し、前記ハウジングに対して移動可能に構成されるステムと、前記マウンティングカップに接続された仮嵌合部材であって、前記マウンティングカップと前記外容器との間に隙間が空く位置で前記マウンティングカップを前記外容器に仮嵌合するための仮嵌合部材と、を含むバルブユニットと、
前記バルブユニットに取り付けられ、前記外容器の内部に収容される内容器と、
を備え、
前記接合部が前記外容器に接合されていない状態において、前記仮嵌合部材は、前記外容器と前記マウンティングカップの前記接合部との間に隙間が生じるように前記外容器と係合する第1位置から、前記外容器と前記接合部との間の隙間がなくなる第2位置へと移動可能に構成されるエアゾール製品の製造方法において、
前記仮嵌合部材が前記第1位置にあり、前記マウンティングカップと前記外容器との間に前記開口部まで連通する隙間がある状態で、前記隙間を介して前記外容器の内部に噴射剤を充填する充填工程と、
前記充填工程の後に、前記仮嵌合部材が前記第2位置にある状態で、前記マウンティングカップの前記接合部を前記外容器に接合させる接合工程と、
を含むことを特徴とするエアゾール製品の製造方法。
【請求項5】
開口部を有する外容器と、
第1ネジ部と、前記外容器に接合された接合部と、を有するマウンティングカップと、
前記マウンティングカップの前記第1ネジ部に螺合される第2ネジ部を有するネジ部
材と、
前記ネジ部材を介して前記マウンティングカップに支持されるハウジングと、
前記外容器から突出し、前記ハウジングに対して移動可能に構成されるステムと、
を含むバルブユニットと、
前記外容器の内部に配置されるように前記バルブユニットに取り付けられる内容器と、を備えることを特徴とするエアゾール製品。
【請求項6】
前記バルブユニットは、前記マウンティングカップに接続された仮嵌合部材であって、前記マウンティングカップと前記外容器との間に隙間が空く位置で前記マウンティングカップを前記外容器に仮嵌合するための仮嵌合部材を含み、
前記接合部が前記外容器に接合されていない状態において、前記仮嵌合部材は、前記外容器と前記マウンティングカップの前記接合部との間に隙間が生じるように前記外容器と係合する第1位置から、前記外容器と前記接合部との間の隙間がなくなる第2位置へと移動可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載のエアゾール製品。
【請求項7】
前記仮嵌合部材には、前記第1位置に位置する状態において、前記外容器の内側と外側を連通する連通部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のエアゾール製品。
【請求項8】
前記仮嵌合部材は、第3ネジ部を有し、
前記マウンティングカップは、前記第3ネジ部に螺合される第4ネジ部を有することを特徴とする請求項6に記載のエアゾール製品。
【請求項9】
前記外容器の前記開口部には、前記接合部が接合される環状のビードが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のエアゾール製品。
【請求項10】
前記接合部と前記ビードに挟まれて圧接される圧接部と、前記ビードと嵌合する嵌合部と、を有し、前記ビードと前記接合部との間の隙間を埋めるシール材を備えることを特徴とする請求項9に記載のエアゾール製品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアゾール製品とその製造方法に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エアゾール製品において、容器とバルブユニットがネジ部により互いに接続される構成が知られている。このようなエアゾール製品は、簡易的に容器とバルブユニットを分解して分別できるため廃棄性に優れる。
【0003】
容器に噴射剤を充填する方法の一つとして、容器とバルブユニットとの間から噴射剤を充填するアンダーカップ充填方式がある。しかし、外容器と内容器を有する二重構造のエアゾール製品において、外容器とバルブユニットとがネジ部により接続される構成の場合、アンダーカップ充填方式の採用が困難である。特許文献1には、二重構造のエアゾール製品の製造方法において、噴射剤(加圧剤)を外容器の容器本体に充填した後、容器本体にネジ部が形成された蓋体を超音波溶着により接合する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-19525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述の方法においては、容器本体や蓋体が熱可塑性樹脂製である必要があるため材料の選択肢が狭まるとともに、汎用のエアゾール容器を用いることができない。また、内袋内に溶着くずが脱落し、バルブ詰まりが発生するおそれもある。
【0006】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、製造性に優れる二重構造のエアゾール製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するために、本発明のエアゾール製品の製造方法は、
開口部を有する外容器と、
第1ネジ部と、前記外容器に接合される接合部と、を有するマウンティングカップと、前記マウンティングカップの前記第1ネジ部に螺合される第2ネジ部を有するネジ部材と、前記ネジ部材を介して前記マウンティングカップに支持されるハウジングと、前記外容器から突出し、前記ハウジングに対して移動可能に構成されるステムと、を含むバルブユニットと、
前記バルブユニットに取り付けられ、前記外容器の内部に収容される内容器と、
を備えるエアゾール製品の製造方法であって、
前記マウンティングカップと前記外容器との間に前記開口部まで連通する隙間がある状態で、前記隙間を介して前記外容器の内部に噴射剤を充填する充填工程と、
前記充填工程の後に、前記マウンティングカップの前記接合部を前記外容器に接合させる接合工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明は、次のように構成することもできる。
1.前記外容器の前記開口部には、環状のビードが設けられており、前記接合工程では、前記マウンティングカップの前記接合部を変形させることで前記接合部を前記外容器の前記ビードに固定させる。
2.前記充填工程の前に、前記マウンティングカップと前記外容器との間に隙間が空くように前記バルブユニットを前記外容器に対して持ち上げる持ち上げ工程を含む。
また、上述の目的を達成するために、本発明のエアゾール製品の製造方法は、
開口部を有する外容器と、
第1ネジ部と、前記外容器に接合される接合部と、を有するマウンティングカップと、前記マウンティングカップの前記第1ネジ部に螺合される第2ネジ部を有するネジ部材と、前記ネジ部材を介して前記マウンティングカップに支持されるハウジングと、前記外容器から突出し、前記ハウジングに対して移動可能に構成されるステムと、前記マウンティングカップに接続された仮嵌合部材であって、前記マウンティングカップと前記外容器との間に隙間が空く位置で前記マウンティングカップを前記外容器に仮嵌合するための仮嵌合部材と、を含むバルブユニットと、
前記バルブユニットに取り付けられ、前記外容器の内部に収容される内容器と、
を備え、
前記接合部が前記外容器に接合されていない状態において、前記仮嵌合部材は、前記外容器と前記マウンティングカップの前記接合部との間に隙間が生じるように前記外容器と係合する第1位置から、前記外容器と前記接合部との間の隙間がなくなる第2位置へと移動可能に構成されるエアゾール製品の製造方法であって、
前記仮嵌合部材が前記第1位置にあり、前記マウンティングカップと前記外容器との間に前記開口部まで連通する隙間がある状態で、前記隙間を介して前記外容器の内部に噴射剤を充填する充填工程と、
前記充填工程の後に、前記仮嵌合部材が前記第2位置にある状態で、前記マウンティングカップの前記接合部を前記外容器に接合させる接合工程と、
を含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明のエアゾール製品は、
開口部を有する外容器と、
第1ネジ部と、前記外容器に接合された接合部と、を有するマウンティングカップと、
前記マウンティングカップの前記第1ネジ部に螺合される第2ネジ部を有するネジ部材と、
前記ネジ部材を介して前記マウンティングカップに支持されるハウジングと、
前記外容器から突出し、前記ハウジングに対して移動可能に構成されるステムと、
を含むバルブユニットと、
前記外容器の内部に配置されるように前記バルブユニットに取り付けられる内容器と、
を備えることを特徴とする。
本発明は、次のように構成することもできる。
1.前記バルブユニットは、前記マウンティングカップに接続された仮嵌合部材であって、前記マウンティングカップと前記外容器との間に隙間が空く位置で前記マウンティングカップを前記外容器に仮嵌合するための仮嵌合部材を含み、前記接合部が前記外容器に接合されていない状態において、前記仮嵌合部材は、前記外容器と前記マウンティングカップの前記接合部との間に隙間が生じるように前記外容器と係合する第1位置から、前記外容器と前記接合部との間の隙間がなくなる第2位置へと移動可能に構成されている。
2.前記仮嵌合部材には、前記第1位置に位置する状態において、前記外容器の内側と外側を連通する連通部が形成されている。
3.前記仮嵌合部材は、第3ネジ部を有し、前記マウンティングカップは、前記第3ネジ部に螺合される第4ネジ部を有する。
4.前記外容器の前記開口部には、前記接合部が接合される環状のビードが設けられている。
5.前記接合部と前記ビードに挟まれて圧接される圧接部と、前記ビードと嵌合する嵌合部と、を有し、前記ビードと前記接合部との間の隙間を埋めるシール材を備える。
6.前記外容器の前記開口部には、前記接合部が接合される環状のビードが設けられており、前記仮嵌合部材の外周面に取り付けられ、前記ビードと前記接合部との間の隙間を埋めるシール材を備える。
7.前記内容器は、可撓性を有するパウチである。
8.前記外容器と前記内容器の間の空間には、噴射剤が充填され、前記内容器の内部には、原液が充填されている。
9.前記ネジ部材は、前記ステムを保護するカバーである。
【0009】
なお、上述の各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、製造性に優れる二重構造のエアゾール製品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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