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公開番号
2025035898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023143231
出願日
2023-09-04
発明の名称
俯角補正装置、俯角補正方法、及び俯角補正プログラム
出願人
株式会社豊田中央研究所
,
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20250307BHJP(信号)
要約
【課題】俯角を精度良く補正することができる俯角補正装置、俯角補正方法、及び俯角補正プログラムを得る。
【解決手段】俯角補正装置は、車両が走行する走路の画像である走路画像を取得する取得部と、前記走路画像に基づいて車線の境界を抽出する抽出部と、第1の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、予め設定された座標系での座標である第1座標と、前記車両に搭載されたセンサによる計測値とに基づいて、前記第1の時点よりも後の第2の時点における前記車線の境界の前記座標系での座標である第2座標を推定する推定部と、前記第2座標と、前記第2の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、前記座標系での座標である第3座標との差に基づいて、俯角の補正量を導出する導出部と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された撮影装置により撮影された前記車両が走行する走路の画像である走路画像を取得する取得部と、
前記走路画像に基づいて車線の境界を抽出する抽出部と、
第1の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、予め設定された座標系での座標である第1座標と、前記車両に搭載されたセンサによる計測値とに基づいて、前記第1の時点よりも後の第2の時点における前記車線の境界の前記座標系での座標である第2座標を推定する推定部と、
前記第2座標と、前記第2の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、前記座標系での座標である第3座標との差に基づいて、俯角の補正量を導出する導出部と、
を含む俯角補正装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記補正量を用いて、俯角を補正する補正部
を更に含む請求項1に記載の俯角補正装置。
【請求項3】
前記推定部は、前記走路の縦断線形データを用いて、前記第1座標及び前記第3座標を導出する
請求項1又は請求項2に記載の俯角補正装置。
【請求項4】
前記予め設定された座標系は、路面固定座標系であり、
前記導出部は、前記車両が直進している場合、前記第1座標の車幅方向の座標値を第3座標の車幅方向の座標値として、前記補正量を導出する
請求項1又は請求項2に記載の俯角補正装置。
【請求項5】
車両に搭載された撮影装置により撮影された前記車両が走行する走路の画像である走路画像を取得し、
前記走路画像に基づいて車線の境界を抽出し、
第1の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、予め設定された座標系での座標である第1座標と、前記車両に搭載されたセンサによる計測値とに基づいて、前記第1の時点よりも後の第2の時点における前記車線の境界の前記座標系での座標である第2座標を推定し、
前記第2座標と、前記第2の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、前記座標系での座標である第3座標との差に基づいて、俯角の補正量を導出する
処理をコンピュータが実行する俯角補正方法。
【請求項6】
車両に搭載された撮影装置により撮影された前記車両が走行する走路の画像である走路画像を取得し、
前記走路画像に基づいて車線の境界を抽出し、
第1の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、予め設定された座標系での座標である第1座標と、前記車両に搭載されたセンサによる計測値とに基づいて、前記第1の時点よりも後の第2の時点における前記車線の境界の前記座標系での座標である第2座標を推定し、
前記第2座標と、前記第2の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、前記座標系での座標である第3座標との差に基づいて、俯角の補正量を導出する
処理をコンピュータに実行させるための俯角補正プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、俯角補正装置、俯角補正方法、及び俯角補正プログラムに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両後方を撮像して得られた画像を鳥瞰画像に変換する画像変換装置が開示されている。この画像変換装置は、変換後画像からレーンマークを検出し、検出したレーンマークに傾きが生じている場合に、カメラの俯角の補正量を算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-140696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、左右両方のレーンマークが検出可能であることを前提としており、例えば、片側のレーンマークのみが検出される場合等、必ずしも俯角を精度良く補正できない場合があった。
【0005】
本開示は、以上の事情を鑑みてなされたものであり、俯角を精度良く補正することができる俯角補正装置、俯角補正方法、及び俯角補正プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の俯角補正装置は、車両に搭載された撮影装置により撮影された前記車両が走行する走路の画像である走路画像を取得する取得部と、前記走路画像に基づいて車線の境界を抽出する抽出部と、第1の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、予め設定された座標系での座標である第1座標と、前記車両に搭載されたセンサによる計測値とに基づいて、前記第1の時点よりも後の第2の時点における前記車線の境界の前記座標系での座標である第2座標を推定する推定部と、前記第2座標と、前記第2の時点に撮影された前記走路画像から抽出された前記車線の境界の座標であって、前記座標系での座標である第3座標との差に基づいて、俯角の補正量を導出する導出部と、を含む。
【0007】
第1の態様の俯角補正装置によれば、俯角を精度良く補正することができる。
【0008】
第2の態様の俯角補正装置は、第1の態様の俯角補正装置において、前記補正量を用いて、俯角を補正する補正部を更に含む。
【0009】
第2の態様の俯角補正装置によれば、俯角を精度良く補正することができる。
【0010】
第3の態様の俯角補正装置は、第1の態様又は第2の態様の俯角補正装置において、前記推定部は、前記走路の縦断線形データを用いて、前記第1座標及び前記第3座標を導出する。
(【0011】以降は省略されています)
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