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公開番号
2025035130
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141965
出願日
2023-09-01
発明の名称
雪止め兼用雨樋及びこれを用いた屋根構造
出願人
個人
代理人
個人
主分類
E04D
13/064 20060101AFI20250306BHJP(建築物)
要約
【課題】大量の積雪に対しても十分な強度を有すると共に融雪を促し、雨樋としても優れた機能を発揮する雪止め兼用雨樋及びこれを用いた屋根構造を提供する。
【解決手段】雪止め兼用雨樋1は、屋根上に固定する平板状の基板11と、基板11の軒先側の一端と接続して、軒先側上方向に傾斜する傾斜板13と、傾斜板13と接続し傾斜板13上端から下方に延出して、屋根上に立設する立設板15と、立設板15の下端に接続し屋根上に固定する底面板17と、を備えている。屋根構造は、雪止め兼用雨樋1の底面板17を係止板60で被覆板75に押圧することにより載置固定して形成される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
軒先側下方向に傾斜した屋根の軒先に載置固定する雪止め兼用雨樋であって、
前記屋根上に固定する平板状の基板と、
前記基板の軒先側の一端と接続して、該軒先側上方向に傾斜する傾斜板と、
前記傾斜板と接続し該傾斜板上端から下方に延出して、前記屋根上に立設する立設板と、
前記立設板の下端に接続し屋根上に固定する底面板と、
を備えたことを特徴とする雪止め兼用雨樋。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記雪止め兼用雨樋は、本体部材と、該本体部材と接合する支持部材とからなり、
前記本体部材は、平板状の基板と、該基板の軒先側の一端と接続して、該軒先側上方向に傾斜する傾斜板と、該傾斜板と接続し該傾斜板上端から下方に延出して前記屋根上に立設する第1立設板とが一体に形成され、
前記支持部材は、第2立設板と、該第2立設板の下端に接続し屋根の上面に固定する底面板とが一体に形成され、
前記第1立設板と前記第2立設板とが面接合することで、前記立設板を構成する請求項1に記載の雪止め兼用雨樋。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の雪止め兼用雨樋を、建物の屋根の軒先上面に載置固定した屋根構造。
【請求項4】
前記底面板を前記屋根上に係止板で押圧固定する請求項3に記載の屋根構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は雪止め兼用雨樋及びこれを用いた屋根構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
建物の屋根の軒先には、雨だれを防ぐために、上方に開口した半円筒形の雨樋が屋根に別体として設置されるのが通常である。また、冬季において積雪の多い地域においては、屋根からの積雪の落下を防ぐために雪止めが設置されている。
冬季においては、屋根に別体として設置された従来の雨樋(以下、単に「従来の雨樋」という。)は凍結しやすく、雪止めによって雨樋を積雪からある程度防ぐことができたとしても、凍結した雨水の重量によって破損を生じやすい。
ここで、雨樋の凍結防止構造の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1によると、屋根の軒先部先端から雨樋の外側の縁にかけて樋カバ-を設置する構成となっている。このため、雨樋内への積雪の侵入を防止することができると共に、積雪の融雪水は樋カバ-の下側を流下して雨樋内に滴下できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-189441号公報
特開2017-206831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の雨樋の凍結防止構造は、雨樋が、屋根の外側に設置されているため、依然として雨樋が雨水で満たされて凍結した場合には、その重量は大きなものとなり、雨樋に対する負荷が大きくなる。
【0005】
本願の発明者は、前記の問題を解決するため、従来の雨樋を使用しない雪止め兼用雨樋を提案した(特許文献2参照。)。この雪止め兼用雨樋は、前記従来の雨樋を用いず、屋根の軒先上面に載置固定するため、融雪を促すことができると共に、雨樋としても強度に優れている。
本発明は、特許文献2に記載の雪止め兼用雨樋を更に発展させ、大量の積雪に対しても十分な強度を有すると共に融雪を促し、雨樋としても優れた機能を発揮する雪止め兼用雨樋及びこれを用いた屋根構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下の通りである。
1.軒先側下方向に傾斜した屋根の軒先に載置固定する雪止め兼用雨樋であって、
前記屋根上に固定する平板状の基板と、
前記基板の軒先側の一端と接続して、該軒先側上方向に傾斜する傾斜板と、
前記傾斜板と接続し該傾斜板上端から下方に延出して、前記屋根上に立設する立設板と、
前記立設板の下端に接続し屋根上に固定する底面板と、
を備えたことを特徴とする雪止め兼用雨樋。
【0007】
2.前記雪止め兼用雨樋は、本体部材と、該本体部材と接合する支持部材とからなり、
前記本体部材は、平板状の基板と、該基板の軒先側の一端と接続して、該軒先側上方向に傾斜する傾斜板と、該傾斜板と接続し該傾斜板上端から下方に延出して前記屋根上に立設する第1立設板とが一体に形成され、
前記支持部材は、第2立設板と、該第2立設板の下端に接続し屋根の上面に固定する底面板とが一体に形成され、
前記第1立設板と前記第2立設板とが面接合することで、前記立設板を構成する前記1.に記載の雪止め兼用雨樋。
【0008】
3.前記1.又は2.に記載の雪止め兼用雨樋を、建物の屋根の軒先上面に載置固定した屋根構造。
【0009】
4.前記底面板を前記屋根上に係止板で押圧固定する前記3.に記載の屋根構造。
【発明の効果】
【0010】
1.本発明の雪止め兼用雨樋は、軒先側下方向に傾斜した屋根の軒先に載置固定する雪止め兼用雨樋であって、屋根上に固定する平板状の基板と、基板の軒先側の一端と接続して、軒先側上方向に傾斜する傾斜板と、傾斜板と接続し傾斜板上端から下方に延出して、屋根上に立設する立設板と、立設板の下端に接続し屋根上に固定する底面板と、を備えているため、大量の積雪に対しても十分な強度を有すると共に融雪を促し、雨樋としても優れた機能を発揮する。すなわち、傾斜板と立設板により、大量の積雪に対して雪止めの作用をすると共に、傾斜板と基板が交差することで形成される樋溝部が雨樋としての役割を果たす。また、傾斜板と立設部材と屋根によって形成される断面三角形状の空間部に空気が流通することで、傾斜板と基板の上の積雪が融けやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)
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