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公開番号
2024178907
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2024078537
出願日
2024-05-14
発明の名称
構造体
出願人
三協立山株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
1/343 20060101AFI20241218BHJP(建築物)
要約
【課題】 施工を簡略化できる構造体の提供。
【解決手段】 横樋19とたて樋10と集水器27とを備え、横樋19は、水抜き孔21を有し、集水器27は、横樋19の水抜き孔21が設けてある位置の下面に取付けてあり、下縁がたて樋10の内面から離間した傾斜面30を有し、水抜き孔21から落ちた雨水をたて樋10の内面に沿うように導く排水経路35を有する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
横樋とたて樋と集水器とを備え、横樋は、水抜き孔を有し、集水器は、横樋の水抜き孔が設けてある位置の下面に取付けてあり、下縁がたて樋の内面から離間した傾斜面を有し、水抜き孔から落ちた雨水をたて樋の内面に沿うように導く排水経路を有することを特徴とする構造体。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
横樋とたて樋と集水器とを備え、横樋は、水抜き孔を有し、集水器は、横樋の水抜き孔が設けてある位置の下面に取付けてあり、水抜き孔から落ちた雨水を真下に導く排水経路と、下縁がたて樋の内面から離間した傾斜面を有し、水抜き孔から落ちた雨水をたて樋の内面に沿うように導く排水経路とを有することを特徴とする構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーポート等の構造体に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、住宅の敷地に設置されるカーポート等の構造体が知られている。かかる構造体においては、施工の簡略化が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、施工を簡略化できる構造体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による構造体は、横樋とたて樋と集水器とを備え、横樋は、水抜き孔を有し、集水器は、横樋の水抜き孔が設けてある位置の下面に取付けてあり、下縁がたて樋の内面から離間した傾斜面を有し、水抜き孔から落ちた雨水をたて樋の内面に沿うように導く排水経路を有することを特徴とする。
【0005】
請求項2記載の発明による構造体は、横樋とたて樋と集水器とを備え、横樋は、水抜き孔を有し、集水器は、横樋の水抜き孔が設けてある位置の下面に取付けてあり、水抜き孔から落ちた雨水を真下に導く排水経路と、下縁がたて樋の内面から離間した傾斜面を有し、水抜き孔から落ちた雨水をたて樋の内面に沿うように導く排水経路とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1記載の発明による構造体は、横樋とたて樋と集水器とを備え、横樋は、水抜き孔を有し、集水器は、横樋の水抜き孔が設けてある位置の下面に取付けてあり、下縁がたて樋の内面から離間した傾斜面を有し、水抜き孔から落ちた雨水をたて樋の内面に沿うように導く排水経路を有することで、雨樋の施工が容易で、施工を簡略化することができ、且つ排水音の発生を防ぐことができる。
【0007】
請求項2記載の発明による構造体は、横樋とたて樋と集水器とを備え、横樋は、水抜き孔を有し、集水器は、横樋の水抜き孔が設けてある位置の下面に取付けてあり、水抜き孔から落ちた雨水を真下に導く排水経路と、下縁がたて樋の内面から離間した傾斜面を有し、水抜き孔から落ちた雨水をたて樋の内面に沿うように導く排水経路とを有することで、雨樋の施工が容易で、施工を簡略化することができ、且つ排水音の発生を防ぐことができる。集水器に水抜き孔から落ちた雨水を真下に導く排水経路を有していることで、雨水をたて樋にスムーズに流すことができ、排水性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の構造体の第1実施形態を示す正面図である。
同構造体の平面図である。
同構造体の側面図である。
同構造体の斜め上方から見た斜視図である。
同構造体の斜め下方から見た斜視図である。
図2のA-A断面図である。
集水器の周辺を拡大して示す縦断面図である。
集水器の周辺を左側から見た縦断面図である。
図2のB-B断面図である。
図9の一部を拡大して示す図である。
図6のC-C断面図である。
(a)は集水器の左側側面図、(b)は同正面図、(c)は同平面図、(d)はD-D断面図である。
同集水器の斜視図である。
(a)は同構造体の天井の結露が発生していないときの写真であり、(b)はそのX部を拡大した写真である。
(a)は同構造体の天井の結露が発生しているときの写真であり、(b)はそのY部を拡大した写真である。
比較例として、凹凸が形成されていない天井に結露が発生したときの状態を示す写真である。
本発明の第2実施形態に係る構造体の集水器の周辺を拡大して示す縦断面図である。
同構造体の集水器の周辺を左側から見た縦断面図である。
(a)は同集水器の左側側面図、(b)は同正面図、(c)は同平面図、(d)はE-E断面図である。
同集水器の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1~11は、本発明の構造体の第1実施形態を示している。本構造体は、住宅の敷地に設置される乗用車1台用のカーポートに適用したものである。
本構造体は、図1~5に示すように、正面から見て左側に前後方向に間隔をあけて立設した2本の柱1,1と、各柱1,1の上端部にそれぞれ支持された2本の梁2,2と、梁2,2に支持された屋根3とを備えている。屋根3は、柱1のある左側が低くなるように傾斜している。
【0010】
柱1は、アルミニウム合金の押出形材で形成したものであり、図11に示すように、略矩形断面の中空状に形成されている。柱1は、前後の見付面1a,1bが外側(左側)の見込面1cよりも外側に張り出しており、その端縁部間に目板9を嵌合取付けすることで、屋根3の雨水を地上に流すためのたて樋10が柱1と一体で形成されている。
柱1は、図1に示すように、下部を地面に形成した基礎穴11に挿入し、柱1の周りをコンクリート12で固めてある。本構造体を隣地境界13近傍に設置するために、基礎穴11は、隣地境界13のすぐそばに設けられ、柱1は隣地境界13側に偏心して配置されている。柱1と基礎穴11との間には所定寸法A(具体的には80mm程度)間隔を設けてある。
梁2も、図9に示すように、アルミニウム合金の押出形材で略矩形断面の中空状に形成してある。
柱1と梁2は、図6に示すように、柱1と梁2の中空部内にL字形の柱梁連結金具14を挿入してボルト15で固定することで、柱1と梁2が連結されている。梁2は、水下側(左側)端が柱1よりも外側に飛び出している。
(【0011】以降は省略されています)
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