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公開番号2025034465
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140857
出願日2023-08-31
発明の名称硬貨収納装置、及び釣銭入出金機
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G07D 11/10 20190101AFI20250306BHJP(チェック装置)
要約【課題】搬送された硬貨を収納する際に硬貨が詰まりにくい技術を提供する。
【解決手段】硬貨収納装置は、搬送路33、硬貨収納部、及び収納制御部34を備える。硬貨収納部は第1収納部及び第2収納部を含む。収納制御部34は硬貨収納部への硬貨の収納を制御する。第2収納部は第1収納部より硬貨の搬送方向の下流側に位置する。搬送路33は、第1収納部に連通する第1連通口HAa~HBbと、第2収納部に連通する第2連通口HCa、HCbとを有する。収納制御部34は、第1連通口HAa~HBbに対する蓋部342を備える。収納制御部34は、第1収納部に対応する硬貨の場合、蓋部342を制御して第1連通口HAa~HBbを第1状態にし、第1収納部に対応する硬貨でない場合、蓋部342を制御して第1連通口HAa~HBbを第2状態にする。第1状態は搬送された硬貨が第1連通口を通り抜け、第2状態は搬送された硬貨が第1連通口を通り抜けない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
硬貨を搬送する搬送路と、
金種ごとに前記硬貨が収納され、前記搬送路に対向して設けられた第1収納部及び第2収納部を含む硬貨収納部と、
前記搬送路に搬送された前記硬貨の前記硬貨収納部への収納を制御する収納制御部とを備え、
前記第1収納部及び前記第2収納部は前記搬送路の搬送方向に沿って並列し、前記第2収納部は、前記第1収納部よりも前記搬送方向の下流側に配置され、
前記搬送路は、前記第1収納部に連通する第1連通口と、前記第1連通口よりも前記下流側に配置され、前記第2収納部に連通する第2連通口とを有し、
前記収納制御部は、前記第1連通口に対して設けられた蓋部を備え、前記搬送された硬貨が前記第1収納部に対応する金種であれば、前記蓋部を制御して前記第1連通口を第1状態にし、前記搬送された硬貨が前記第1収納部に対応する金種でなければ、前記蓋部を制御して前記第1連通口を第2状態にし、
前記第1状態は、前記搬送された硬貨が前記第1連通口を通り抜けできる状態であり、前記第2状態は、前記搬送された硬貨が前記第1連通口を通り抜けできない状態である、硬貨収納装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1収納部は、互いに異なる前記金種の硬貨を収納する複数の第1収納室を有し、
前記搬送路は、前記複数の第1収納室にそれぞれ連通する複数の前記第1連通口と、前記第2連通口とを含み、
前記蓋部は、前記複数の第1連通口のそれぞれに対して設けられた複数の蓋部材を含み、
前記収納制御部は、
前記搬送された硬貨が前記複数の第1収納室のうちの一の第1収納室に対応する金種であれば、前記一の第1収納室に対応する前記第1連通口に対する蓋部材を制御して前記一の第1収納室に対応する前記第1連通口を前記第1状態にするとともに、他の第1収納室に対応する前記第1連通口に対する蓋部材を制御して前記他の第1収納室に対応する前記第1連通口を前記第2状態にし、
前記搬送された硬貨が前記複数の第1収納室に対応する金種でなければ、前記複数の蓋部材を制御して前記複数の第1収納室のそれぞれに対応する前記第1連通口を前記第2状態にする、請求項1に記載の硬貨収納装置。
【請求項3】
前記第2収納部は、前記第1収納部に対応する金種とは異なり、かつ互いに異なる外径を有する金種の硬貨を収納する複数の第2収納室を有し、
前記搬送路は、前記複数の第2収納室の各々に連通し、互いにサイズが異なる複数の前記第2連通口を有し、
前記複数の第2収納室は、各第2収納室に収納すべき前記硬貨の外径が小さい順に前記搬送方向に沿って配置され、
前記複数の第2連通口は、前記複数の第2収納室の各々に対向して設けられ、前記複数の第2連通口の大きさは、前記搬送方向の上流側ほど小さい、請求項1又は2に記載の硬貨収納装置。
【請求項4】
前記金種を判別する判別部と、
前記判別部で前記金種を判別された硬貨を前記搬送路へ搬送する搬送機構とをさらに備え、
前記収納制御部は、前記判別部の判別結果に基づいて前記蓋部を制御する、請求項1に記載の硬貨収納装置。
【請求項5】
前記判別部は、前記第1収納部に対応する前記金種を判別し、前記第2収納部に対応する前記金種を判別しない、請求項4に記載の硬貨収納装置。
【請求項6】
請求項1に記載の硬貨収納装置と、
前記硬貨収納装置に収納された硬貨を排出する排出機構と
を備える釣銭入出金機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬貨収納装置、及び釣銭入出金機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動販売機、セルフ式ガソリンスタンド、又はスーパーマーケットに設置された自動精算機には、貨幣や硬貨を出し入れする入出金機が内蔵されている。下記の特許文献1には、このような硬貨等の釣銭入出金機用の硬貨収納装置が開示されている。この硬貨収納装置は、硬貨の搬送路、金種ごとの硬貨収納室、及び各硬貨収納室に連通する連通口を備えている。連通口は、各硬貨収納装室に対向して搬送路上に設けられている。また、この硬貨収納装置は、各連通口を開閉するシャッターを備えている。硬貨収納装置は、搬送路に搬送された硬貨の金種に応じて、各硬貨収納室に対応するシャッターを開閉し、各金種の硬貨を対応する硬貨収納室に収納する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6605967号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記硬貨収納装置の場合、いずれの金種に対してもシャッターの開閉が必要となるため、シャッターの開閉処理に時間を要する。そのため、硬貨の搬送速度に対してシャッターの開閉が追い付かず硬貨が詰まりやすい。
【0005】
本発明は、搬送された硬貨を収納する際に硬貨が詰まりにくい技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る硬貨収納装置は、搬送路と、硬貨収納部と、収納制御部とを備える。搬送路は硬貨を搬送する。硬貨収納部は、金種ごとに硬貨が収納される硬貨収納部であって、搬送路に対向して設けられた第1収納部及び第2収納部を含む。収納制御部は、搬送路に搬送された硬貨の硬貨収納部への収納を制御する。第1収納部及び第2収納部は搬送路の搬送方向に沿って並列し、第2収納部は、第1収納部よりも搬送方向の下流側に配置される。搬送路は、第1収納部に連通する第1連通口と、第1連通口よりも下流側に配置され、第2収納部に連通する第2連通口とを有する。収納制御部は、第1連通口に対して設けられた蓋部を備える。収納制御部は、搬送された硬貨が第1収納部に対応する金種であれば、蓋部を制御して第1連通口を第1状態にし、搬送された硬貨が第1収納部に対応する金種でなければ、蓋部を制御して第1連通口を第2状態にする。第1状態は、搬送された硬貨が第1連通口を通り抜けできる状態である。第2状態は、搬送された硬貨が第1連通口を通り抜けできない状態である。
【0007】
また、本発明に係る釣銭入出金機は、上記硬貨収納装置と、排出機構とを備える。排出機構は、硬貨収納装置に収納された硬貨を排出する。
【発明の効果】
【0008】
上記構成によれば、搬送された硬貨を収納する際に硬貨が詰まりにくい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る釣銭入出金機の概略構成を示す模式図である。
図2は、硬貨搬送装置における硬貨の搬送経路を示す概略平面図である。
図3は、硬貨搬送装置の搬送路の一部を側方から見た概略図である。
図4Aは、搬送切替機構のデフォルトの状態を示す概略断面図である。
図4Bは、搬送切替機構が作動した状態を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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