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公開番号2025035383
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142388
出願日2023-09-01
発明の名称ドライバ、長尺シート印刷の設定方法および画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約【課題】長尺シートに折り曲げ用の筋目を付けた仕上げの印刷ジョブに係る設定を容易に行えるドライバを提供する。
【解決手段】長尺シートに画像形成を行う画像形成部および長尺シートの長尺方向の複数個所に折り曲げ用の筋目を付ける筋入れ機構を備える画像形成装置と通信可能な情報処理装置にインストールされ、画像形成に係るジョブの設定を受け付けて画像形成装置へ指示を送るドライバであって、長尺シートの選択および選択された長尺シートに筋目を付ける筋入れ機能の設定を受け付ける設定受付部とを備え、設定受付部は、選択された長尺シートのサイズに応じた画像に拡大された印刷原稿と筋目の初期位置とを重畳して情報処理装置の画面に表示させて筋目の位置の調整を受付けるドライバ。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
長尺シートに画像形成を行う画像形成部および前記長尺シートの長尺方向の複数個所に折り曲げ用の筋目を付ける筋入れ機構を備える画像形成装置と通信可能な情報処理装置にインストールされ、画像形成に係るジョブの設定を受け付けて前記画像形成装置へ指示を送るドライバであって、
前記長尺シートの選択および選択された長尺シートに前記筋目を付ける筋入れ機能および前記筋目の位置の設定を受け付ける設定受付部と、
前記設定に応じて前記筋入れを行う位置を決定する筋入れ位置決定部とを備え、
前記設定受付部は、選択された長尺シートに対応した表示画像に印刷原稿の表示画像と前記筋目の位置とを重畳して前記情報処理装置の画面に表示させ、前記筋目の位置の設定を受け付けるドライバ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記設定受付部は、選択された長尺シートのサイズに対応して予め定められた位置を前記筋目の初期位置として画面に表示させ、
前記設定受付部は、前記初期位置から前記長尺方向に各筋目の位置を変更する調整を受付け、前記画面の筋目の位置を受け付けた調整に応じて移動させて表示させる請求項1に記載のドライバ。
【請求項3】
前記設定受付部は、前記筋目の数よりも1つ多い同一の定形サイズの印刷原稿を前記長尺方向に隣接させて並べ、並んだ複数の印刷原稿の長さよりも前記長尺シートが長い場合は前記長尺方向の両端に余白を持たせ、隣接する印刷原稿の境界を各筋目の初期位置とする請求項2に記載のドライバ。
【請求項4】
前記長尺シートの長尺方向に直交する天地方向における各印刷原稿の余白領域をなくすように拡大する画像縮小拡大部をさらに備え、
前記印刷原稿が前記定形サイズの複数の原稿からなり、
前記設定受付部は、拡大済みの各印刷原稿が前記長尺方向に並んだ画像と各筋目とを前記長尺シートのサイズに応じた画像に重畳して表示させ、各印刷原稿の印刷位置の調整を受付ける請求項3に記載のドライバ。
【請求項5】
前記設定受付部は、隣接する印刷原稿の間に余白が生じない範囲で前記印刷位置の調整を受付ける請求項4に記載のドライバ。
【請求項6】
設定に応じた印刷データを生成して出力する印刷データ生成部をさらに備え、
前記設定受付部は、前記長尺方向に並んだ複数の印刷原稿の前記長尺方向の長さと、選択された長尺シートの前記長尺方向の長さとが、同じかあるいは差が所定の値以下の場合に、前記並んだ複数の印刷原稿の両端付近の画像の濃度が両端へ近づくにつれて次第に低くなるように調整された印刷データを前記印刷データ生成部に生成させる請求項3に記載のドライバ。
【請求項7】
前記設定受付部は、前記長尺シートを三つ折りする前記筋入れ機能の設定を受け付ける請求項1に記載のドライバ。
【請求項8】
長尺シートに画像形成を行う画像形成部および前記長尺シートの長尺方向の複数個所に折り曲げ用の筋目を付ける筋入れ機構を備える画像形成装置と通信可能な情報処理装置にインストールされ、画像形成に係るジョブの設定を受け付けて前記画像形成装置へ指示を送るドライバのプロセッサが、
前記長尺シートの選択および選択された長尺シートに前記筋目を付ける筋入れ機能および前記筋目の位置の設定を受け付けるステップと、
前記設定に応じて前記筋入れを行う位置を決定するステップとを備え、
前記設定を受付けるステップは、選択された長尺シートに対応した表示画像に印刷原稿の表示画像と前記筋目の位置とを重畳して前記情報処理装置の画面に表示させ、前記筋目の位置の設定を受け付ける長尺シート印刷の設定方法。
【請求項9】
長尺シートに画像形成を行う画像形成部と、
前記長尺シートの長尺方向の複数個所に折り曲げ用の筋目を付ける筋入れ機構と、
外部の情報処理装置と通信するための通信回路と、
前記通信回路を介して前記情報処理装置から受信した画像形成に係るジョブの設定および指示に応答して処理を行うジョブ制御部と、を備え、
前記ジョブ制御部は、受信したジョブの設定が、筋入れ機能を含む場合、指定された長尺シートに画像形成を行い、前記長尺シートの指定された位置に筋目を付けるように制御を行う画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成に係るジョブの指示を画像形成装置へ送るドライバ、長尺シート印刷の設定方法および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
二つ折りして中央2箇所にステープルを打つ中とじ印刷を行うことが可能な画像形成装置が知られている。その中とじ印刷の際に、3辺あるいは2辺の余白を裁断する必要がなく、1辺の裁断をすることでフチなし印刷による中綴じ印刷を実現するものとして以下の画像出力システムが提案されている。画像形成装置と、前記画像形成装置に対して出力処理を指示する機能を有する情報処理装置とを備えるシステムである。画像形成装置は、記録媒体に対して中綴じ印刷を行う印刷部と、前記記録媒体に対して中綴じ処理を行う中綴じ処理部と、前記記録媒体の端部を断裁する断裁部とを備える。前記印刷部の機能として、天地縁無し印刷を行う機能を備える。また、前記断裁部の機能として、中綴じ処理が行われた記録媒体の小口側の一辺を断裁する機能を備える。前記画像形成装置は、前記情報処理装置からの指示により、天地縁無し印刷の後に中綴じ処理が行われた記録媒体の小口側の一辺を断裁する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
中とじ印刷は、紙折りをする印刷の代表的な態様ともいえる。例えば、A3サイズのシートの長辺の中央を紙折りしてステープルで中綴じすると、1ページがA4サイズの冊子ができる。ダブルレターサイズのシートを用いて中綴じ印刷を行うと1ページがレターサイズの冊子ができる。
一方、定形サイズと呼ばれる一般的なサイズではなく、バナー印刷のような限られた用途に使用される長尺シートが知られている。長尺シートは定形サイズよりも一方向に長いサイズのシートの総称であるが、比較的多用されている例として、天地方向がA4サイズの長辺長さと同じ297mmで、長尺方向の長さが900mmあるいは1200mmのものがある。それらは、バナー印刷に使用されるサイズの代表例であり、プリンタや複合機等の画像形成装置もそれら長尺シートの印刷(長尺印刷)に対応したものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-302518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
紙折りをする印刷は中綴じ印刷に限るものでない。例えば、レストランのメニューやカタログの中に、三つ折りされた状態で定形サイズ(代表例はA4サイズやレターサイズ)のものがある。長尺印刷に対応した画像形成装置であれば、そのような印刷物にも対応できる可能性がある。しかし、一般的な定形サイズでないシートに紙折りを前提とした印刷を行う場合の設定は複雑でもあり、ユーザにとって設定が容易な印刷ジョブとは言い難い側面がある。
本開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、長尺シートに折り曲げ用の筋目を付けた仕上げの印刷ジョブに係る設定を容易に行えるドライバを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、長尺シートに画像形成を行う画像形成部および前記長尺シートの長尺方向の複数個所に折り曲げ用の筋目を付ける筋入れ機構を備える画像形成装置と通信可能な情報処理装置にインストールされ、画像形成に係るジョブの設定を受け付けて前記画像形成装置へ指示を送るドライバであって、前記長尺シートの選択および選択された長尺シートに前記筋目を付ける筋入れ機能および前記筋目の位置の設定を受け付ける設定受付部と、前記設定に応じて前記筋入れを行う位置を決定する筋入れ位置決定部とを備え、前記設定受付部は、選択された長尺シートに対応した表示画像に印刷原稿の表示画像と前記筋目の位置とを重畳して前記情報処理装置の画面に表示させ、前記筋目の位置の設定を受け付けるドライバを提供する。
【0007】
また、異なる観点から本開示は、長尺シートに画像形成を行う画像形成部および前記長尺シートの長尺方向の複数個所に折り曲げ用の筋目を付ける筋入れ機構を備える画像形成装置と通信可能な情報処理装置にインストールされ、画像形成に係るジョブの設定を受け付けて前記画像形成装置へ指示を送るドライバのプロセッサが、前記長尺シートの選択および選択された長尺シートに前記筋目を付ける筋入れ機能および前記筋目の位置の設定を受け付けるステップと、前記設定に応じて前記筋入れを行う位置を決定するステップとを備え、前記設定を受付けるステップは、選択された長尺シートに対応した表示画像に印刷原稿の表示画像と前記筋目の位置とを重畳して前記情報処理装置の画面に表示させ、前記筋目の位置の設定を受け付ける長尺シート印刷の設定方法を提供する。
【0008】
さらに、本開示は、長尺シートに画像形成を行う画像形成部と、前記長尺シートの長尺方向の複数個所に折り曲げ用の筋目を付ける筋入れ機構と、外部の情報処理装置と通信するための通信回路と、前記通信回路を介して前記情報処理装置から受信した画像形成に係るジョブの設定および指示に応答して処理を行うジョブ制御部と、を備え、前記ジョブ制御部は、受信したジョブの設定が、筋入れ機能を含む場合、指定された長尺シートに画像形成を行い、前記長尺シートの指定された位置に筋目を付けるように制御を行う画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によるドライバにおいて、設定受付部は、選択された長尺シートに対応した表示画像に印刷原稿の表示画像と筋目の位置とを重畳して画面に表示させ、筋目の位置の設定を受け付けるので、長尺シートに折り曲げ用の筋目を付けた仕上げの印刷ジョブに係る設定を容易に行える。
本開示による長尺シート印刷の設定方法も同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係る印刷装置の一例として正面の斜め左側から見た複合機の外観を示す説明図である。
図1に示す複合機およびその複合機と通信可能な情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す下処理ユニットの構成を示す説明図である。
本開示の実施形態において、ドライバが情報処理装置に表示させる印刷設定画面の一例を示す説明図である。
図5に示す出力用紙サイズの設定項目で選択可能なサイズのうち、長尺シートの筋入れに関連するサイズの例を示す説明図である。
本開示の実施形態において、長尺シートに印刷される画像を模式的に示す説明図である(実施の形態1)。
本開示の実施形態において、長尺シートに印刷される画像を模式的に示す説明図である(実施の形態2)。
本開示の実施形態において、長尺シートに印刷される画像を模式的に示す説明図である(実施の形態3)。
図4と異なる印刷設定画面の一例を示す説明図である。
図4および図9と異なる印刷設定画面の一例を示す説明図である。
図4、図9および図10と異なる印刷設定画面の一例を示す説明図である。
本開示の実施形態において、ドライバが表示させる長尺用紙三つ折り設定画面の一例を示す説明図である。
本開示の実施形態において、ドライバが表示させる詳細画面の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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