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公開番号2025070507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180874
出願日2023-10-20
発明の名称データ処理装置
出願人株式会社TMEIC
代理人弁理士法人iX
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250424BHJP(計算;計数)
要約【課題】温室効果ガスの排出量を算出するデータ処理装置を提供する。
【解決手段】実施形態は、時系列データ取得手段と、エネルギー計算手段と、製品情報取得手段と、トラッキング処理手段と、排出原単位取得手段と、製品別活動量計算手段と、製品別排出量計算手段と、記憶手段と、を備える。時系列データ取得手段は、制御信号を含む時系列データを取得する。エネルギー計算手段は、時系列データから、時系列エネルギーデータを算出する。製品情報取得手段は、製品IDを取得する。トラッキング処理手段は、時系列データからトラッキングデータを抽出する。排出原単位取得手段は、排出原単位のデータを設定する。製品別活動量計算手段は、トラッキングデータと時系列エネルギーデータとから活動量を算出する。製品別排出量計算手段は、排出原単位と活動量とからGHGの排出量を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プラントを制御する制御システムを制御する制御装置から複数の制御信号を収集して時刻同期した複数の時系列データを生成する時系列データ取得手段と、
前記複数の時系列データにもとづいて、エネルギーの時系列データである複数の時系列エネルギーデータを算出するエネルギー計算手段と、
前記プラントで製造された製品を識別する識別IDを前記制御装置から取得する製品情報取得手段と、
前記複数の時系列データのからあらかじめ設定された2つ以上のトラッキングデータを抽出して前記識別IDに関連付けて、製品IDごとの2つ以上のトラッキング情報を生成するトラッキング処理手段と、
エネルギー種別ごとに設定された2つ以上の識別番号に関連付けられた2つ以上の排出原単位を有する排出原単位取得手段と、
前記トラッキング情報に前記時系列エネルギーデータを関連付けて、前記製品IDごとの2つ以上の活動量を算出する製品別活動量計算手段と、
前記2つ以上の排出原単位と、前記2つ以上の活動量とにもとづいて前記製品IDごとの2つ以上の排出量を算出する製品別排出量計算手段と、
前記2つ以上の活動量および前記2つ以上の排出量を前記製品IDとともに記憶する記憶手段と、
を備え、
前記エネルギー計算手段は、前記複数の時系列エネルギーデータを前記2つ以上の識別番号にそれぞれ関連付け、
前記トラッキング処理手段は、前記2つ以上のトラッキングデータを前記2つ以上の識別番号にそれぞれ関連付け、
前記製品別活動量計算手段は、前記2つ以上の識別番号にそれぞれ関連付けられた、前記2つ以上の時系列エネルギーデータと、前記2つ以上のトラッキングデータとにもとづいて前記2つ以上の活動量を算出し、
前記製品別排出量計算手段は、前記2つ以上の識別番号にそれぞれ関連付けられた、前記2つ以上の排出原単位と、前記2つ以上の活動量とにもとづいて、前記2つ以上の排出量を算出するデータ処理装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記2つ以上の排出原単位は、少なくとも4つに識別され、4つの排出源は、電力量、天然ガスエネルギー、高炉ガスエネルギーおよび蒸気エネルギーである請求項1記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記製品情報取得手段は、前記製品IDに関連付けられたその製品の属性を表す属性情報を前記製品IDとともに取得し、
前記記憶手段は、前記製品IDとともに前記属性情報を記憶する請求項1または2に記載のデータ処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プラントにおける製品ごとのエネルギー量データ、活動量を集計するデータ処理装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
プラントにおけるエネルギーデータ管理として、たとえば、特許文献1のエネルギーデータ管理装置が提案されている。このデータ管理装置では、時系列のエネルギーデータを製品情報とイベント情報に関連付けを行い、製品別のエネルギーを管理している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-92898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、プラントで製造される製品の製造や運搬等の際に消費するエネルギーによって排出される温室効果ガスの排出量等を把握することが求められている。
【0005】
本発明の実施形態は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、プラントにおける製品ごとの温室効果ガスの排出量を把握できるデータ処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係るデータ処理装置は、プラントを制御する制御システムを制御する制御装置から複数の制御信号を収集して時刻同期した複数の時系列データを生成する時系列データ取得手段と、前記複数の時系列データにもとづいて、エネルギーの時系列データである複数の時系列エネルギーデータを算出するエネルギー計算手段と、前記プラントで製造された製品を識別する識別IDを前記制御装置から取得する製品情報取得手段と、前記複数の時系列データのからあらかじめ設定された2つ以上のトラッキングデータを抽出して前記識別IDに関連付けて、製品IDごとの2つ以上のトラッキング情報を生成するトラッキング処理手段と、エネルギー種別ごとに設定された2つ以上の識別番号に関連付けられた2つ以上の排出原単位を有する排出原単位取得手段と、前記トラッキング情報に前記時系列エネルギーデータを関連付けて、前記製品IDごとの2つ以上の活動量を算出する製品別活動量計算手段と、前記2つ以上の排出原単位と、前記2つ以上の活動量とにもとづいて前記製品IDごとの2つ以上の排出量を算出する製品別排出量計算手段と、前記2つ以上の活動量および前記2つ以上の排出量を前記製品IDとともに記憶する記憶手段と、を備える。前記エネルギー計算手段は、前記複数の時系列エネルギーデータを前記2つ以上の識別番号にそれぞれ関連付ける。前記トラッキング処理手段は、前記2つ以上のトラッキングデータを前記2つ以上の識別番号にそれぞれ関連付ける。前記製品別活動量計算手段は、前記2つ以上の識別番号にそれぞれ関連付けられた、前記2つ以上の時系列エネルギーデータと、前記2つ以上のトラッキングデータとにもとづいて前記2つ以上の活動量を算出する。前記製品別排出量計算手段は、前記2つ以上の識別番号にそれぞれ関連付けられた、前記2つ以上の排出原単位と、前記2つ以上の活動量とにもとづいて、前記2つ以上の排出量を算出する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施形態によれば、プラントにおける製品ごとの温室効果ガスの排出量を把握できるデータ処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るデータ処理装置を含むデータ処理システムの全体構成例を示す模式的なブロック線図である。
実施形態に係るデータ処理処置のハードウェア構成例を示す模式図である。
実施形態に係るデータ処理装置のソフトウェア構成例を示す図である。
製品ごとの温室効果ガス排出量を計算する処理の流れを説明するフローチャートの例である。
製品別活動量の計算方法を示す模式図である。
製品別の活動量計算結果を格納するデータの形式を表すテーブル図である。
製品別の温室効果ガスの排出量結果を格納するデータの形式を表すテーブル図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0010】
図1は、実施形態に係るデータ処理装置を含むデータ処理システムの全体構成例を示す模式的なブロック線図である。
図1に示すように、データ処理システム100は、データ処理装置10と、制御装置20と、表示装置30と、を有する。データ処理装置10および制御装置20は、制御ネットワーク102を介して相互に通信可能に接続されている。この例のように、複数台の制御装置20が制御ネットワーク102に接続されてもよいし、制御ネットワーク102に接続された制御装置20は1台であってもよい。制御装置20は、たとえば、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)である。
(【0011】以降は省略されています)

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