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公開番号2024174436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092255
出願日2023-06-05
発明の名称硬貨処理装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G07D 9/00 20060101AFI20241210BHJP(チェック装置)
要約【課題】媒体ジャムの発生リスクを低減する。
【解決手段】硬貨一枚の通過を許容する硬貨投入口が形成されたカバー部と、前記硬貨投入口の下方に位置し、前記硬貨投入口に投入された硬貨を分離して繰り出す硬貨繰出部と、前記硬貨投入口を開閉する開閉部と、前記硬貨繰出部の上流側に位置し、前記硬貨投入口へ投入された硬貨の通過を検知する検知部と、前記検知部による検知の結果に基づき、前記開閉部による前記硬貨投入口の開閉を制御する制御部と、を備える硬貨処理装置。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
硬貨一枚の通過を許容する硬貨投入口が形成されたカバー部と、
前記硬貨投入口の下方に位置し、前記硬貨投入口に投入された硬貨を分離して繰り出す硬貨繰出部と、
前記硬貨投入口を開閉する開閉部と、
前記硬貨繰出部の上流側に位置し、前記硬貨投入口へ投入された硬貨の通過を検知する検知部と、
前記検知部による検知の結果に基づき、前記開閉部による前記硬貨投入口の開閉を制御する制御部と、
を備える硬貨処理装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記制御部は、直近で前記開閉部が前記硬貨投入口を開いた後の前記検知部による検知の累積値が閾値に到達した場合に、前記開閉部に前記硬貨投入口を閉鎖させ、前記累積値は前記硬貨投入口へ投入された硬貨の枚数に対応する、請求項1に記載の硬貨処理装置。
【請求項3】
前記閾値は、事前に設定された固定値である、請求項2に記載の硬貨処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、商品の支払合計額を商品登録装置から取得し、前記支払合計額に基づいて前記閾値を設定する、請求項2に記載の硬貨処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記支払合計額の支払いのために要する硬貨の最小枚数を特定し、前記最小枚数を上回る枚数に対応する値を前記閾値として設定する、請求項4に記載の硬貨処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、硬貨を投入する利用者の識別結果に応じて前記閾値を設定する、請求項2に記載の硬貨処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記累積値が閾値に到達した場合に、直近で前記開閉部が前記硬貨投入口を開いた後に前記硬貨投入口へ投入された硬貨の合計金額に等しい硬貨の返却処理を制御する、請求項2~6のいずれか一項に記載の硬貨処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記累積値が閾値に到達した場合に、直近で前記開閉部が前記硬貨投入口を開いた後に前記硬貨投入口へ投入された硬貨の金種別枚数と、返却される硬貨の金種別枚数が等しくなるように前記返却処理を制御する、請求項7に記載の硬貨処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記累積値が閾値に到達した場合に、硬貨の投入枚数が硬貨の投入可能枚数を上回ったことにより硬貨の投入の受け付けを停止する旨を示すメッセージの表示処理を制御する、請求項2~6のいずれか一項に記載の硬貨処理装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記累積値の変化を示す表示を生成する、請求項2~6のいずれか一項に記載の硬貨処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬貨処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スーパーマーケットおよびドラッグストアなどの小売店舗の精算所には、精算処理を行う精算機が設置される。顧客自身により操作が行われるセルフ式/セミセルフ式の精算機の普及も進んでいる。精算機には、紙幣の入出金機能を有する紙幣処理装置および硬貨の入出金機能を有する硬貨処理装置が含まれ得る。
【0003】
硬貨処理装置は、硬貨が投入される硬貨投入口、投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨繰出部、硬貨を搬送する搬送部、硬貨の金種および真偽等を識別する認識部、金種毎に硬貨を収納する硬貨収納部、使用者へ返却または出金される硬貨の搬送先となる硬貨出金トレイ等を有している。例えば、このような硬貨処理装置に関し、特許文献1には、硬貨詰まりへの対処機能を有する硬貨処理装置が開示されており、特許文献2には、複数種類の媒体投入方式に対応可能な硬貨処理装置が開示されている。
【0004】
また、硬貨処理装置には、硬貨投入口を開閉する投入口シャッター、硬貨投入口に投入された硬貨の通過を検知する検知部が設けられ得る。検知部により硬貨の通過が検知されたことに基づき、硬貨繰出部が硬貨の繰り出し動作を開始する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-7572号公報
特開2016-76023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような硬貨処理装置にどのように硬貨が投入されるかによっては、硬貨の詰まりである媒体ジャムが発生し易くなる。例えば、硬貨処理装置に大量の硬貨が投入されると、硬貨処理装置内で媒体ジャムが発生する恐れが高まる。この点に関し、認識部が硬貨の枚数をカウントするが、認識部は硬貨繰出部の下流に位置している。従って、認識部によるカウント結果に基づいて硬貨の大量投入が検出された時には、既に認識部がカウントした枚数以上の硬貨が硬貨処理装置に投入されており、硬貨繰出部に硬貨が溜まっている可能性がある。このように硬貨繰出部に溜まっている全ての硬貨を硬貨処理装置が処理しようとする際に媒体ジャムが発生する恐れがある。
【0007】
媒体ジャムが発生すると、媒体ジャムの原因となった硬貨を人的に除去する必要が生じる。このため、媒体ジャムが頻発すると、オペレータの介在が不要である、または、オペレータの介在が抑制されるというセルフ式/セミセルフ式の精算機のメリットが損なわれてしまう。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、媒体ジャムの発生リスクを低減することが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨一枚の通過を許容する硬貨投入口が形成されたカバー部と、前記硬貨投入口の下方に位置し、前記硬貨投入口に投入された硬貨を分離して繰り出す硬貨繰出部と、前記硬貨投入口を開閉する開閉部と、前記硬貨繰出部の上流側に位置し、前記硬貨投入口へ投入された硬貨の通過を検知する検知部と、前記検知部による検知の結果に基づき、前記開閉部による前記硬貨投入口の開閉を制御する制御部と、を備える硬貨処理装置が提供される。
【0010】
前記制御部は、直近で前記開閉部が前記硬貨投入口を開いた後の前記検知部による検知の累積値が閾値に到達した場合に、前記開閉部に前記硬貨投入口を閉鎖させ、前記累積値は前記硬貨投入口へ投入された硬貨の枚数に対応してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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