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公開番号2025034286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140578
出願日2023-08-30
発明の名称処理サーバ、サーバシステム、および、方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人鳳国際弁理士法人
主分類H04L 67/1008 20220101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約【課題】常時接続の確立の後に、通信装置の更新済の状態に関連する接続サーバと、通信装置と、の間の接続を促進する。
【解決手段】
通信装置と対象接続サーバとの常時接続の確立の後に、更新情報が取得される場合に、更新済の装置状態情報を、更新情報を使用して決定する。特定の条件が満たされる場合に、更新済の対象接続サーバを、更新済の装置状態情報に関連するサーバ状態情報に対応付けられる接続サーバに決定する。特定の条件が満たされる場合に、更新済の対象接続サーバとの接続のための更新済の接続情報を通信装置に出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
処理サーバであって、
通信装置の状態を表す装置状態情報を決定する状態情報決定部と、
常時接続を行うように構成された接続サーバの状態を表すサーバ状態情報であって複数の接続サーバにそれぞれ対応付けられる複数のサーバ状態情報と、前記装置状態情報と、を使用して、前記通信装置との常時接続のための接続サーバである対象接続サーバを、前記複数の接続サーバから決定する接続サーバ決定部と、
前記対象接続サーバとの接続のための接続情報を前記通信装置に出力する接続情報出力部と、
前記通信装置からの指示を受けずに、前記通信装置の前記状態の更新を示す更新情報を取得する取得部と、
を備え、
前記状態情報決定部は、前記通信装置と前記対象接続サーバとの常時接続の確立の後に、前記更新情報が取得される場合に、更新済の装置状態情報を、前記更新情報を使用して決定し、
前記接続サーバ決定部は、特定の条件が満たされる場合に、更新済の対象接続サーバを、前記更新済の装置状態情報に関連するサーバ状態情報に対応付けられる接続サーバに決定し、
前記接続情報出力部は、前記特定の条件が満たされる場合に、前記更新済の対象接続サーバとの接続のための更新済の接続情報を前記通信装置に出力する、
処理サーバ。
続きを表示（約 2,900 文字）【請求項２】
請求項１に記載の処理サーバであって、
前記複数の接続サーバのそれぞれの動作は、接続サーバに対応付けられる監視頻度で、監視サーバによって監視され、
前記複数の接続サーバは、互いに異なる監視頻度に対応付けられる複数の接続サーバを含み、
前記サーバ状態情報は、前記接続サーバの前記監視頻度に対応付けられる監視頻度情報を含み、
前記装置状態情報は、目標監視頻度に対応付けられる目標頻度情報を含み、
前記接続サーバ決定部は、前記更新済の装置状態情報に関連する前記サーバ状態情報として、前記更新済の装置状態情報に含まれる前記目標頻度情報に対応付けられる目標監視頻度以上の監視頻度に対応付けられる監視頻度情報を含むサーバ状態情報を使用する、
処理サーバ。
【請求項３】
請求項１または２に記載の処理サーバであって、
前記装置状態情報は、前記通信装置を使用するためのサービスに対応付けられる情報と、前記通信装置を使用して行われる印刷の頻度に対応付けられる情報と、サービスのためのアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）の前記通信装置による使用頻度に対応付けられる情報と、前記通信装置を使用するためのサービスの使用頻度に対応付けられる情報と、のうちの１種類以上の情報を含む、
処理サーバ。
【請求項４】
請求項１または２に記載の処理サーバであって、
前記更新情報は、前記通信装置を使用するためのサービスの更新を示すサービス更新情報を含み、
前記状態情報決定部は、前記サービス更新情報を使用して、前記更新済の装置状態情報を決定する、
処理サーバ。
【請求項５】
請求項１または２に記載の処理サーバであって、
前記状態情報決定部は、前記通信装置のための初期の対象接続サーバの決定のために、前記通信装置が使用される地域と前記通信装置のモデルとを含む初期の装置状態情報を決定し、
前記接続サーバ決定部は、前記複数のサーバ状態情報と、前記初期の装置状態情報と、を使用して、前記初期の対象接続サーバを決定し、
前記接続情報出力部は、前記初期の対象接続サーバとの接続のための初期の接続情報を前記通信装置に出力し、
前記取得部は、前記通信装置を使用するためのサービスを提供するサービスサーバから、前記通信装置を使用するためのサービスの更新を示すサービス更新情報を含む更新情報を取得し、
前記状態情報決定部は、前記サービス更新情報を含む前記更新情報を使用して、前記更新済の装置状態情報を決定する、
処理サーバ。
【請求項６】
請求項１または２に記載の処理サーバであって、さらに、
前記更新済の装置状態情報と、更新前の装置状態情報と、を比較する比較部を備え、
前記特定の条件は、前記更新済の装置状態情報が前記更新前の装置状態情報と異なることを含み、
前記接続サーバ決定部は、
前記更新済の装置状態情報が前記更新前の装置状態情報と同じである場合には、前記更新済の対象接続サーバを決定せず、
前記特定の条件が満たされる場合に、前記更新済の対象接続サーバを決定する、
処理サーバ。
【請求項７】
請求項１または２に記載の処理サーバであって、さらに、
前記特定の条件が満たされる場合に、前記更新済の対象接続サーバとの前記接続のための前記更新済の接続情報を前記処理サーバから取得する指示を、前記通信装置と常時接続を確立している前記対象接続サーバを介して、前記通信装置に出力する指示出力部を備え、
前記接続情報出力部は、前記特定の条件が満たされる場合に、前記通信装置からの前記更新済の接続情報の要求に応じて、前記更新済の接続情報を前記通信装置に出力する、
処理サーバ。
【請求項８】
サーバシステムであって、
常時接続を行うように構成された複数の接続サーバと、
通信装置との常時接続のための接続サーバである対象接続サーバを、前記複数の接続サーバから決定する処理サーバと、
を備え、
前記処理サーバは、
前記通信装置の状態を表す装置状態情報を決定する状態情報決定部と、
接続サーバの状態を表すサーバ状態情報であって前記複数の接続サーバにそれぞれ対応付けられる複数のサーバ状態情報と、前記装置状態情報と、を使用して、前記通信装置との常時接続のための接続サーバである対象接続サーバを、前記複数の接続サーバから決定する接続サーバ決定部と、
前記対象接続サーバとの接続のための接続情報を前記通信装置に出力する接続情報出力部と、
前記通信装置からの指示を受けずに、前記通信装置の前記状態の更新を示す更新情報を取得する取得部と、
を備え、
前記状態情報決定部は、前記通信装置と前記対象接続サーバとの常時接続の確立の後に、前記更新情報が取得される場合に、更新済の装置状態情報を、前記更新情報を使用して決定し、
前記接続サーバ決定部は、特定の条件が満たされる場合に、更新済の対象接続サーバを、前記更新済の装置状態情報に関連するサーバ状態情報に対応付けられる接続サーバに決定し、
前記接続情報出力部は、前記特定の条件が満たされる場合に、前記更新済の対象接続サーバとの接続のための更新済の接続情報を前記通信装置に出力する、
サーバシステム。
【請求項９】
通信装置に情報を出力する方法であって、
通信装置の状態を表す装置状態情報を決定する状態情報決定工程と、
常時接続を行うように構成された接続サーバの状態を表すサーバ状態情報であって複数の接続サーバにそれぞれ対応付けられる複数のサーバ状態情報と、前記装置状態情報と、を使用して、前記通信装置との常時接続のための接続サーバである対象接続サーバを、前記複数の接続サーバから決定する接続サーバ決定工程と、
前記対象接続サーバとの接続のための接続情報を前記通信装置に出力する接続情報出力工程と、
前記通信装置からの指示を受けずに、前記通信装置の前記状態の更新を示す更新情報を取得する取得工程と、
を備え、
前記状態情報決定工程は、前記通信装置と前記対象接続サーバとの常時接続の確立の後に、前記更新情報が取得される場合に、更新済の装置状態情報を、前記更新情報を使用して決定する工程を含み、
前記接続サーバ決定工程は、特定の条件が満たされる場合に、更新済の対象接続サーバを、前記更新済の装置状態情報に関連するサーバ状態情報に対応付けられる接続サーバに決定する工程を含み、
前記接続情報出力工程は、前記特定の条件が満たされる場合に、前記更新済の対象接続サーバとの接続のための更新済の接続情報を前記通信装置に出力する工程を含む、
方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、ネットワークの常時接続に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、ネットワークの常時接続のために、サーバが使用されている。特許文献１は、以下の技術を開示する。常時接続のためのサーバシステムは、複数の常時接続処理部と、制御部と、を備えている。複数の常時接続処理部のそれぞれは、複数の常時接続実行部を含んでいる。制御部は、端末装置からの常時接続のための第１要求を受信する。制御部は、第１要求に応じて、複数の常時接続処理部のうち、端末装置との常時接続を確立すべき１つの常時接続処理部である対象常時接続処理部を決定する。制御部は、対象常時接続処理部の決定の後に、常時接続のための第２要求の宛先を示す宛先データであって、対象常時接続処理部を示す宛先データを端末装置に送信する。対象常時接続処理部は、端末装置からの第２要求に応じて、対象常時接続処理部に含まれる複数の常時接続実行部のうちの１つの常時接続実行部と端末装置との常時接続を確立する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０７６０３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
通信装置と接続サーバとが常時接続を確立し得る。常時接続の確立の後に、通信装置の状態は変化し得る。通信装置の状態の変化に起因して、適切な接続サーバは、変化し得る。ところが、常時接続の確立の後の、通信装置の更新済の状態に関連する接続サーバと、通信装置と、の間の接続については、工夫の余地があった。
【０００５】
本明細書は、常時接続の確立の後に、通信装置の更新済の状態に関連する接続サーバと、通信装置と、の間の接続を促進する技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【０００７】
［適用例１］処理サーバであって、通信装置の状態を表す装置状態情報を決定する状態情報決定部と、常時接続を行うように構成された接続サーバの状態を表すサーバ状態情報であって複数の接続サーバにそれぞれ対応付けられる複数のサーバ状態情報と、前記装置状態情報と、を使用して、前記通信装置との常時接続のための接続サーバである対象接続サーバを、前記複数の接続サーバから決定する接続サーバ決定部と、前記対象接続サーバとの接続のための接続情報を前記通信装置に出力する接続情報出力部と、前記通信装置からの指示を受けずに、前記通信装置の前記状態の更新を示す更新情報を取得する取得部と、を備え、前記状態情報決定部は、前記通信装置と前記対象接続サーバとの常時接続の確立の後に、前記更新情報が取得される場合に、更新済の装置状態情報を、前記更新情報を使用して決定し、前記接続サーバ決定部は、特定の条件が満たされる場合に、更新済の対象接続サーバを、前記更新済の装置状態情報に関連するサーバ状態情報に対応付けられる接続サーバに決定し、前記接続情報出力部は、前記特定の条件が満たされる場合に、前記更新済の対象接続サーバとの接続のための更新済の接続情報を前記通信装置に出力する、処理サーバ。
【０００８】
この構成によれば、常時接続の確立の後に、更新済の装置状態情報に関連するサーバ状態情報に対応付けられる接続サーバと、通信装置と、の間の接続を促進できる。
【０００９】
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、接続サーバの決定方法、および、接続サーバを決定する処理サーバ、常時接続の確立方法、および、常時接続を確立するためのサーバシステム、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体（例えば、一時的ではない記録媒体）、等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
サーバシステムの実施例を示す概略図である。
クラスタラベルデータ３０１の例を示す概略図である。
常時接続確立処理の例を示すシーケンス図である。
装置ラベル情報ＤＩを決定する処理の例を示すフローチャートである。
監視頻度データ４０２の例を示す概略図である。
ノードクラスタの割り当ての処理の例を示すフローチャートである。
クラスタ装置データ３０２の例を示す概略図である。
接続サーバの更新処理の例を示すフローチャートである。
接続サーバの更新処理の例を示すフローチャートである。
サービスを使用するための処理の例を示すシーケンス図である。
監視頻度データの別の実施例を示す概略図である。
（Ａ）－（Ｃ）は、更新処理の例を示すシーケンス図である。
ラベル情報に含まれる項目と、項目の決定のための情報の取得方法と、のそれぞれの別の実施例を示す概略図である。
ラベル情報に含まれる項目と、項目の決定のための情報の取得方法と、のそれぞれの別の実施例を示す概略図である。
ラベル情報に含まれる項目と、項目の決定のための情報の取得方法と、のそれぞれの別の実施例を示す概略図である。
（Ａ）－（Ｂ）は、取得処理の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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