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公開番号
2025033956
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140031
出願日
2023-08-30
発明の名称
工作機械、情報処理装置および制御プログラム
出願人
DMG森精機株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B23Q
11/00 20060101AFI20250306BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】クーラントによる工作エリアの洗浄を、十分な洗浄効果が得られるように実行可能な工作機械と、そのような工作機械の制御に用いられる情報処理装置および制御プログラムと、を提供する。
【解決手段】工作機械は、ノズルと、ノズルを動作させるアクチュエータと、ノズルからクーラントが放出される放出領域が、始点Psと、終点Pgとを含み、始点Psおよび終点Pgの間で延びる洗浄経路Rに沿って移動するように、アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部とを備える。アクチュエータ制御部は、ノズルからのクーラント放出が、洗浄経路R上の第1位置Pmで中断された場合に、ノズルからのクーラント放出が、(i)始点Ps、または、(ii)始点Psと第1位置Pmとの間に位置する点である洗浄経路R上の第2位置Pnから再開されるように、アクチュエータ230を制御する。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
工作エリアにクーラントを放出するノズルと、
前記ノズルを動作させるアクチュエータと、
前記ノズルからクーラントが放出される放出領域が、始点と、終点とを含み、前記始点および前記終点の間で延びる所定経路に沿って移動するように、前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部とを備え、
前記アクチュエータ制御部は、前記ノズルからのクーラント放出が前記所定経路上の第1位置で中断された場合に、前記ノズルからのクーラント放出が、(i)前記始点、または、(ii)前記始点と前記第1位置との間に位置する点である前記所定経路上の第2位置から再開されるように、前記アクチュエータを制御する、工作機械。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記所定経路は、前記始点および前記終点の間に位置する複数の方向転換点をさらに含み、各前記方向転換点で方向を変えながらジグザグ状に延び、
前記アクチュエータ制御部は、前記ノズルからのクーラント放出が、複数の前記方向転換点のうちの第1方向転換点と、前記第1方向転換点と連続して並ぶ第2方向転換点との間で中断された場合に、前記ノズルからのクーラント放出が、前記第1方向転換点から再開されるように、前記アクチュエータを制御する、請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記所定経路は、前記始点および前記終点の間に位置する方向転換点と、前記方向転換点および前記終点の間に位置する直線区間とをさらに含み、前記方向転換点で方向を変え、前記直線区間で直線状に延び、
前記アクチュエータ制御部は、前記ノズルからのクーラント放出が、前記直線区間で中断された場合に、前記ノズルからのクーラント放出が、前記方向転換点から再開されるように、前記アクチュエータを制御する、請求項1に記載の工作機械。
【請求項4】
前記工作エリアを撮影するためのカメラと、
前記カメラにより撮影された画像に基づいて、切屑が堆積する堆積領域を認識する切屑認識部とをさらに備え、
前記アクチュエータ制御部は、前記切屑認識部により認識された前記堆積領域に設定された前記所定経路に沿って前記放出領域が移動するように、前記アクチュエータを制御する、請求項1から3のいずれか1項に記載の工作機械。
【請求項5】
複数組の前記ノズルおよび前記アクチュエータを備え、
前記アクチュエータ制御部は、複数組の前記ノズルおよび前記アクチュエータの各組毎に、前記アクチュエータを制御可能である、請求項1から3のいずれか1項に記載の工作機械。
【請求項6】
前記ノズルからのクーラント放出を制御するためのクーラント制御部をさらに備え、
前記クーラント制御部は、加工プログラムに基づくクーラント放出の中断/再開指令、または、作業者の操作による中断/再開指令が入力された場合に、前記ノズルからのクーラント放出の中断/再開を実行する、請求項1から3のいずれか1項に記載の工作機械。
【請求項7】
工作エリアにクーラントを放出するノズルと、前記ノズルを動作させるアクチュエータとを備える工作機械を制御するための情報処理装置であって、
前記ノズルからクーラントが放出される放出領域が、始点と、終点とを含み、前記始点および前記終点の間で延びる所定経路に沿って移動するように、前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部を備え、
前記アクチュエータ制御部は、前記ノズルからのクーラント放出が前記所定経路上の第1位置で中断された場合に、前記ノズルからのクーラント放出が、(i)前記始点、または、(ii)前記始点と前記第1位置との間に位置する点である前記所定経路上の第2位置から再開されるように、前記アクチュエータを制御する、情報処理装置。
【請求項8】
工作エリアにクーラントを放出するノズルと、前記ノズルを動作させるアクチュエータとを備える工作機械の制御プログラムであって、
前記制御プログラムは、前記工作機械に、
前記ノズルからクーラントが放出される放出領域が、始点と、終点とを含み、前記始点および前記終点の間で延びる所定経路に沿って移動するように、前記アクチュエータを制御するステップを実行させ、前記アクチュエータを制御するステップは、前記ノズルからのクーラント放出が前記所定経路上の第1位置で中断された場合に、前記ノズルからのクーラント放出が、(i)前記始点、または、(ii)前記始点と前記第1位置との間に位置する点である前記所定経路上の第2位置から再開されるように、前記アクチュエータを制御するステップを含む、制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、工作機械、情報処理装置および制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2021-102235号公報(特許文献1)には、撮像部と、撮像部により撮像された画像に基づいて自動的に切屑を認識し、切屑が堆積している位置を検知する切屑認識部と、切屑認識部から検知信号が入力された場合に、切屑の堆積位置に向けて所定の経路でクーラントを放出するクーラント放出部とを備える工作機械が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-102235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に開示される工作機械では、撮像部により撮像された加工エリアの画像に基づいて切屑が堆積する領域を検知した場合に、その切屑の堆積領域に向けてクーラントを自動的に放出する自動洗浄が実行される。
【0005】
しかしながら、自動工具交換装置(ATC:Automatic Tool Changer)による工具交換時など、自動洗浄を一時的に中断する場合が想定される。このような場合に、自動洗浄の再開方法によっては、洗浄効果が十分に得られない可能性がある。
【0006】
この発明の目的は、クーラントによる工作エリアの洗浄工程を、十分な洗浄効果が得られるように実行可能な工作機械と、そのような工作機械の制御に用いられる情報処理装置および制御プログラムとを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に従った工作機械は、工作エリアにクーラントを放出するノズルと、ノズルを動作させるアクチュエータと、ノズルからクーラントが放出される放出領域が、始点と、終点とを含み、始点および終点の間で延びる所定経路に沿って移動するように、アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部とを備える。アクチュエータ制御部は、ノズルからのクーラント放出が所定経路上の第1位置で中断された場合に、ノズルからのクーラント放出が、(i)始点、または、(ii)始点と第1位置との間に位置する点である所定経路上の第2位置から再開されるように、アクチュエータを制御する。
【0008】
この発明に従った情報処理装置は、工作エリアにクーラントを放出するノズルと、ノズルを動作させるアクチュエータとを備える工作機械を制御するための情報処理装置である。情報処理装置は、ノズルからクーラントが放出される放出領域が、始点と、終点とを含み、始点および終点の間で延びる所定経路に沿って移動するように、アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部を備える。アクチュエータ制御部は、ノズルからのクーラント放出が所定経路上の第1位置で中断された場合に、ノズルからのクーラント放出が、(i)始点、または、(ii)始点と第1位置との間に位置する点である所定経路上の第2位置から再開されるように、アクチュエータを制御する。
【0009】
この発明に従った制御プログラムは、工作エリアにクーラントを放出するノズルと、ノズルを動作させるアクチュエータとを備える工作機械の制御プログラムである。制御プログラムは、工作機械に、ノズルからクーラントが放出される放出領域が、始点と、終点とを含み、始点および終点の間で延びる所定経路に沿って移動するように、アクチュエータを制御するステップを実行させる。アクチュエータを制御するステップは、ノズルからのクーラント放出が所定経路上の第1位置で中断された場合に、ノズルからのクーラント放出が、(i)始点、または、(ii)始点と第1位置との間に位置する点である所定経路上の第2位置から再開されるように、アクチュエータを制御するステップを含む。
【発明の効果】
【0010】
この発明に従えば、クーラントによる工作エリアの洗浄を、十分な洗浄効果が得られるように実行可能な工作機械と、そのような工作機械の制御に用いられる情報処理装置および制御プログラムとを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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