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公開番号2025033863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139861
出願日2023-08-30
発明の名称採光設備
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E04B 9/30 20060101AFI20250306BHJP(建築物)
要約【課題】日射角度等の環境条件に応じて、建物の開口部からの採光量を適切に確保することが可能な採光設備を提供する。
【解決手段】本発明の採光設備10は、建物A1に設けられ、建物A1の開口部からの採光量を調整する採光設備であって、開口部の上方位置から建物A1の外側に突出しており、光透過拡散板11により構成された庇部13と、庇部13の突出量L、及び、庇部13の傾きKを変更する駆動機構2と、駆動機構2を制御して突出量L及び傾きKを調整する制御装置3と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物に設けられ、前記建物の開口部からの採光量を調整する採光設備であって、
前記開口部の上方位置から前記建物の外側に突出しており、光透過拡散板により構成された庇部と、
前記庇部の突出量、及び、前記庇部の傾きを変更する駆動機構と、
前記駆動機構を制御して前記突出量及び前記傾きを調整する制御装置と、を備える採光設備。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記開口部と隣り合う位置に配置され、受光量に応じた信号を出力するセンサを備え、
前記制御装置は、前記センサからの出力信号に基づいて前記駆動機構を制御する、請求項1に記載の採光設備。
【請求項3】
前記建物は、複数階建ての建物であり、前記開口部としての第1開口部と、前記第1開口部よりも上の階に設けられた第2開口部とを有し、
前記庇部は、前記第2開口部より上方の位置から突出しており、
前記センサは、前記第1開口部と隣り合う位置に配置されている、請求項2に記載の採光設備。
【請求項4】
前記制御装置は、前記建物の所在地及び日時での日射角度の情報に基づいて前記駆動機構を制御する、請求項1に記載の採光設備。
【請求項5】
前記庇部を構成する前記光透過拡散板は、帯状に連続しており、
帯状の前記光透過拡散板の少なくとも一部が、前記建物の外壁よりも外側に突出して前記庇部を構成し、
前記駆動機構は、帯状の前記光透過拡散板のうち、前記庇部として前記外壁よりも外側に突出している部分の長さを変更することで、前記突出量を変更する、請求項1に記載の採光設備。
【請求項6】
前記駆動機構は、前記庇部を支持する支持アームを有し、
前記支持アームは、水平方向に沿った軸を中心にして回動可能な状態で設置されており、
前記駆動機構は、前記支持アームが回動することで前記傾きを変更する、請求項1に記載の採光設備。
【請求項7】
前記制御装置は、前記庇部にて屈折された太陽光の光路が制御条件を満たす前記突出量及び前記傾きの組み合わせのうち、前記突出量が最小となる組み合わせに基づいて前記駆動機構を制御する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の採光設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物に用いられる採光設備に係り、特に、環境条件に応じて採光量を確保することが可能な採光設備に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
建物に対して、窓等の開口部と、開口部から太陽光を採光するための採光設備は、既によく知られている。例えば、特許文献1に記載の採光装置(採光設備)では、太陽光を、採光装置によって散乱させ、開口部を通して建物内に好適に採り入れることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-85730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の採光設備を利用して、建物内へ太陽光を採光する場合には、太陽光の日射角度、及び照射量、並びに周囲の遮蔽物等の環境条件を考慮する必要がある。また、日射角度及び照射量は、時期(季節)に応じて変動する傾向にあり、この点が採光設備に反映されないと、建物内への太陽光の採光量が適切に確保されない可能性がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、以上に示す課題を解決することを目的とする。具体的には、本発明は、日射角度等の環境条件に応じて、建物の開口部からの採光量を適切に確保することが可能な採光設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を達成するために、本発明の採光設備は、建物に設けられ、建物の開口部からの採光量を調整する採光設備であって、開口部の上方位置から建物の外側に突出しており、光透過拡散板により構成された庇部と、庇部の突出量、及び、庇部の傾きを変更する駆動機構と、駆動機構を制御して突出量及び傾きを調整する制御装置と、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記のように構成にされた本発明の採光設備では、制御装置が、庇部の突出量及び傾き等の状態を、駆動機構を介して調整することで、光透過拡散板に対する太陽光の入射角度を調整することができる。これにより、日射角度等の環境条件に応じて、建物の開口部からの採光量を適切に確保することができる。
【0008】
また、本発明の採光設備は、開口部と隣り合う位置に配置され、受光量に応じた信号を出力するセンサを備え、制御装置は、センサからの出力信号に基づいて駆動機構を制御するとよい。
上記の構成では、開口部と隣り合う位置に配置されているセンサが出力する太陽光の受光量に関する情報に基づいて、制御装置は、駆動機構を制御することができる。
【0009】
また、本発明において、建物は、複数階建ての建物であり、開口部としての第1開口部と、第1開口部よりも上の階に設けられた第2開口部とを有し、庇部は、第2開口部より上方の位置から突出しており、センサは、第1開口部と隣り合う位置に配置されているとよい。
上記の構成では、建物のより低い位置にあるセンサが出力する信号に基づいて、建物のより高い位置にある庇部の状態を調整して、センサと隣り合う開口部への採光量を調整することで、制御装置は、適切に採光量が確保されているか判定することができる。
【0010】
また、本発明の採光設備では、制御装置は、建物の所在地、及び日時での日射角度の情報に基づいて駆動機構を制御するとよい。
上記の構成では、制御装置は、日時、及び建物の所在地等に基づいて、太陽光の日射角度を算出し、算出された太陽光の日射角度に応じて、採光量を適切に確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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