TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025033725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139657
出願日2023-08-30
発明の名称躯体壁および建築物
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E04B 1/04 20060101AFI20250306BHJP(建築物)
要約【課題】空間の配置または大きさの設計自由度を高める躯体壁および建築物を提供する。
【解決手段】躯体壁3は、建築物本体を支持する躯体壁3であって、第1壁部11と、間隔を空けて第1壁部11に平行に構成される第2壁部12と、第1壁部11と第2壁部12とに繋がる第3壁部13と、第1壁部11および第2壁部12において第3壁部13と反対側の位置で第1壁部11と第2壁部12とに繋がる第4壁部14と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
建築物本体を支持する躯体壁であって、
第1壁部と、
間隔を空けて前記第1壁部に平行に構成される第2壁部と、
前記第1壁部と前記第2壁部とに繋がる第3壁部と、
前記第1壁部および前記第2壁部において前記第3壁部と反対側の位置で前記第1壁部と前記第2壁部とに繋がる第4壁部と、を有する、
躯体壁。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1壁部および前記第2壁部のそれぞれは、ウェブを有する複数の柱を含み、
前記第1壁部および前記第2壁部のそれぞれにおいて、前記複数の柱は、前記柱の前記ウェブが平面視で壁の延長方向に沿うように配置される、
請求項1の記載の躯体壁。
【請求項3】
前記第1壁部の複数の柱、および、前記第2壁部の複数の柱を連結する連結部を備え、
前記連結部は、第1環状連結部を含み、
前記第1環状連結部は、前記第1壁部および前記第2壁部それぞれの柱の上端部を環状に連結する、
請求項1に記載の躯体壁。
【請求項4】
前記連結部は、第2環状連結部を含み、
前記第2環状連結部は、前記第1壁部および前記第2壁部それぞれの中間部で前記柱を環状に連結する、
請求項3に記載の躯体壁。
【請求項5】
前記第1壁部の幅中心と前記第2壁部の幅中心との間の距離は、300mm以上、700mm以下である、
請求項1に記載の躯体壁。
【請求項6】
躯体構造を有する建築物であって、
前記躯体構造は、請求項1~5のいずれか一項に記載の躯体壁と、前記躯体壁に繋がる軸組構造体とを備える、
建築物。
【請求項7】
躯体構造を有する建築物であって、
前記躯体構造は、複数の躯体壁と、前記躯体壁に繋がる軸組構造体と、を備え、
前記複数の躯体壁のそれぞれは、請求項1~5のいずれか一項に記載の躯体壁であり、
前記複数の躯体壁は、前記建築物の外壁として構成され、
前記複数の躯体壁のうちの1つは、他の1つと互いに平行に配置される、
建築物。
【請求項8】
前記複数の躯体壁のうちの幾つかの第1群は、間隔をあけて一列に配列され、
前記複数の躯体壁のうちの残りの第2群は、間隔をあけて一列に配列され、
前記第2群の前記躯体壁は、前記第1群の前記躯体壁に対して平行に配置され、
前記第1群の前記躯体壁は、互いに連結部材で連結され、
前記第2群の前記躯体壁は、互いに連結部材で連結される、
請求項7に記載の建築物。
【請求項9】
前記第2群の前記躯体壁は、前記建築物の正面視において、前記第1群の前記躯体壁と互い違いに配置される、
請求項8に記載の建築物。
【請求項10】
第1群の前記躯体壁に沿って構成される第1境界面と、第2群の前記躯体壁に沿って構成される第2境界面との間には、前記複数の前記躯体壁および前記軸組構造体によって支持される建築物本体が設けられ、
前記建築物本体は、室内空間および室外空間を構成する、
請求項7に記載の建築物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、躯体壁および建築物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
室外空間を包含するように構成される建築物が知られている。特許文献1の建築物は、ロジアを有する。ロジアの傍には壁(同文献では、ピロティ壁)が設けられる。
特許文献2の建築物は、屋根ユニットの下に駐車スペースが設けられる。駐車スペースの傍には壁(同文献では、ピロティ壁部)が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-336294号公報
特開2002-004486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、建築物内に設けられる室外空間の大きさや形について、ユーザまたはデザイナーの要望が多様化している。しかし、従来の躯体構造では、構造上の理由で、その要望を十分に実現できない場合がある。このため、建築物において空間の配置または大きさの設計自由度を高める観点で、壁および建築物に関して改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決する躯体壁は、建築物本体を支持する躯体壁であって、第1壁部と、間隔を空けて前記第1壁部に平行に構成される第2壁部と、前記第1壁部と前記第2壁部とに繋がる第3壁部と、前記第1壁部および前記第2壁部において前記第3壁部と反対側の位置で前記第1壁部と前記第2壁部とに繋がる第4壁部と、を有する。この構成によれば、躯体壁の強度を高くできる。このため、建築物において躯体構造の一部として躯体壁が取り入れられる場合には、空間の配置または大きさの設計自由度を高めることができる。
【0006】
(2)上記(1)の躯体壁において、前記第1壁部および前記第2壁部のそれぞれは、ウェブを有する複数の柱を含み、前記第1壁部および前記第2壁部のそれぞれにおいて、前記複数の柱は、前記柱の前記ウェブが平面視で壁の延長方向に沿うように配置される。この構成によれば、前記第1壁部および前記第2壁部を薄くできる。これによって、躯体壁を薄くできる。
【0007】
(3)上記(1)または(2)の躯体壁において、前記第1壁部の複数の柱、および、前記第2壁部の複数の柱を連結する連結部を備え、前記連結部は、第1環状連結部を含み、前記第1環状連結部は、前記第1壁部および前記第2壁部それぞれの柱の上端部を環状に連結する。この構成によれば、躯体壁の強度を向上できる。
【0008】
(4)上記(3)の躯体壁において、前記連結部は、第2環状連結部を含み、前記第2環状連結部は、前記第1壁部および前記第2壁部それぞれの中間部で前記柱を環状に連結する。この構成によれば、躯体壁の強度を向上できる。
【0009】
(5)上記(1)~(4)のいずれか1つの躯体壁において、前記第1壁部の幅中心と前記第2壁部の幅中心との間の距離は、300mm以上、700mm以下である。この構成によれば、躯体壁の幅を所定寸法の範囲内に制限できる。
【0010】
(6)上記課題を解決する躯体壁は、躯体構造を有する建築物であって、前記躯体構造は、上記(1)~(5)のいずれか1つに記載の躯体壁と、前記躯体壁に繋がる軸組構造体とを備える。この構成によれば、建築物は躯体壁を含むため、建築物において空間の配置または大きさの設計自由度を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
花立て
25日前
個人
納骨堂
2か月前
個人
作業補助器具
1か月前
有限会社瀬川興業
木製蓋
1か月前
個人
柱と壁の木造連結構造
1日前
三協立山株式会社
1か月前
環境計測株式会社
局舎
26日前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
構造体
25日前
個人
セルフアライメント落葉籠
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
個人
簡易テント係合固定具
4日前
大成建設株式会社
木質架構
25日前
大成建設株式会社
防音建屋
4日前
三協立山株式会社
建築装置
11日前
明正工業株式会社
建材パネル
2か月前
株式会社竹中工務店
建物構造
11日前
個人
ブロック及び建築構造物
1か月前
株式会社大林組
建築物
2か月前
日精株式会社
機械式駐車装置
5日前
株式会社アンビックス
防音室
11日前
エヌパット株式会社
支持装置
1か月前
株式会社日本設計
建築用木材
1か月前
株式会社大林組
建築物
2か月前
株式会社大林組
駐輪場
2か月前
株式会社大林組
疑似窓
2か月前
株式会社サワヤ
屋根用シート
29日前
極東開発工業株式会社
駐車装置
5日前
カヤバ株式会社
建物ロック装置
25日前
個人
屋根裏の暖気管理システム
11日前
株式会社オカムラ
什器ユニット
1か月前
株式会社大林組
支持架構
1か月前
トヨタ自動車株式会社
充電施設
4日前
株式会社竹中工務店
耐震壁構造
11日前
株式会社大林組
免震構造
26日前
続きを見る