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公開番号
2025033596
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139418
出願日
2023-08-30
発明の名称
部品供給装置
出願人
トヨタ自動車東日本株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B23P
19/00 20060101AFI20250306BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】簡単な構造でサイクルタイムを向上させることができる部品供給装置を提供する。
【解決手段】部品箱Mを収納する複数の部品箱収納棚10と、それらの下側に部品箱Mを返却する少なくとも1つの部品箱返却棚20とを積層して備える。各部品箱収納棚10及び部品箱返却棚20の一方の端部側において各部品箱収納棚10よりも下側に共通取出部を配設する。また、各部品箱収納棚10及び部品箱返却棚20の一方の端部側において上下方向に移動可能にリフタ40を設け、リフタ40を各部品箱収納棚10から移動させた部品箱Mを載置して下に移動させることにより、共通取出部30に部品箱Mを移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に積層して設けられ、部品箱を収納する複数の部品箱収納棚と、
前記各部品箱収納棚の下側に積層して設けられ、前記部品箱を返却する少なくとも1つの部品箱返却棚と、
前記各部品箱収納棚及び前記部品箱返却棚の一方の端部側において前記各部品箱収納棚よりも下側に配設され、前記各部品箱収納棚から取り出した前記部品箱を載置する共通取出部と、
前記部品箱収納棚及び前記部品箱返却棚の一方の端部側において上下方向に移動可能とされて、前記共通取出部と上下方向において対応して設けられ、前記各部品箱収納棚から移動させた前記部品箱を載置して下に移動することにより、前記共通取出部に前記部品箱を移動させるリフタと
を備えたことを特徴とする部品供給装置。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記リフタは、
前記各部品箱収納棚から前記部品箱を移動させる方向において、部品箱の両側底部をそれぞれ支持する第1の側底支持部及び第2の側底支持部と、
前記第1の側底支持部と前記第2の側底支持部との間の距離を、これらの対向方向における前記部品箱の幅よりも広くするように離間させる離間手段と
を有することを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
【請求項3】
前記共通取出部は、前記部品箱を載置する取出載置部を有し、前記取出載置部は、部品箱返却棚側を反対側よりも高くした取出姿勢と、部品箱返却棚側を前記部品箱返却棚の1つに対応させて部品箱返却棚側よりも反対側を高くした返却姿勢とで姿勢を変更できるように回動可能に配設されたことを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の部品箱収納棚と少なくとも1つの部品箱返却棚とを上下方向に積層して設けた部品供給装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、自動車等の組付ラインでは、組付ラインの近傍において、組付ける部品を部品箱に収納して部品箱収納棚に載置しておき、部品箱から部品を取り出して組付けを行っている。また、近年では、同一の組付ラインにおいて複数種の自動車の組付けに対応するために、例えば、部品箱収納棚を複数段積層して設け、部品箱収納棚毎に、異なる車種の部品を収納した部品箱を載置して用いている。この部品供給装置では、例えば、部品箱収納棚の組付けライン側に、上下方向に移動可能なリフタを設け、組付ける車種に応じてリフタを対応する部品箱収納棚に動かし、部品箱をリフタに移動させて、作業ロボットにより部品を容易に取り出すことができるようにしていた。また、この部品供給装置では、例えば、部品箱収納棚の積層方向に部品箱返却棚を設け、部品を取り出した後の部品箱をリフタにより部品箱返却棚まで移動させて、部品箱返却棚に返却していた。
【0003】
しかし、この部品供給装置では、部品箱をリフタに移動させて作業ロボットにより部品を取り出している間はリフタを停止させなければならなかった。そのため、次に別種の部品の取り出しが必要な場合には、前の部品取り出しが完了し、部品箱を部品箱返却棚に返却してからでないと、リフタを別の部品箱収納棚まで移動させることができないので、取り出しに時間がかかるという問題があった。また、種類により部品箱収納棚の高さが異なるので、高い位置にある部品箱まで作業ロボットにより部品を取りに行く場合には時間がかかってしまうという問題もあった。
【0004】
なお、特許文献1には、部品が収納された部品箱を移動搬送する複数の部品箱収納棚と、部品を取り出した後の部品箱を移動搬送する空箱返却棚とを積層して配置し、各部品箱収納棚の搬送方向前方側に、部品箱を受ける供給リフタ、および、この供給リフタから引き出した部品箱内の部品を取り出した後、部品箱が返却されて部品箱収納棚または空箱返却棚に移送する返却リフタを、上下方向に移動可能に設けた部品供給装置が記載されている。この部品供給装置では、組付けを行う部品が収容された部品箱が部品箱収納棚から供給リフタに送り出され、供給リフタに送り出された部品箱は、作業者が作業台に引き出して、部品箱内の部品を製品に組付ける。部品の組付けが完了したら、作業者が部品箱を返却リフタに返却し、部品箱内に部品がまだ残っている場合には、返却リフタ上の部品箱を元の部品箱収納棚に移送する一方、部品箱内の部品をすべて使い切った場合には返却リフタ上の部品箱を空箱返却棚に移送する。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の部品供給装置では、部品箱を供給リフタから作業台に引き出し、部品の取り出しが終わったら部品箱を作業台から返却リフタに返却しなければならず、作業が煩雑で面倒であるという問題があった。また、供給リフタと返却リフタとを設けているので、構造及び制御が複雑であるという問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許2957098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、簡単な構造でサイクルタイムを向上させることができる部品供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の部品供給装置は、上下方向に積層して設けられ、部品箱を収納する複数の部品箱収納棚と、各部品箱収納棚の下側に積層して設けられ、部品箱を返却する少なくとも1つの部品箱返却棚と、各部品箱収納棚及び部品箱返却棚の一方の端部側において各部品箱収納棚よりも下側に配設され、各部品箱収納棚から取り出した部品箱を載置する共通取出部と、部品箱収納棚及び品箱返却棚の一方の端部側において上下方向に移動可能とされて、共通取出部と上下方向において対応して設けられ、各部品箱収納棚から移動させた部品箱を載置して下に移動することにより、共通取出部に前記部品箱を移動させるリフタとを備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、各部品箱収納棚及び部品箱返却棚の一方の端部側において各部品箱収納棚よりも下側に共通取出部を配設すると共に、各部品箱収納棚及び部品箱返却棚の一方の端部側において上下方向に移動可能に、共通取出部に対応してリフタを設け、リフタを各部品箱収納棚から移動させた部品箱を載置して下に移動させることにより、共通取出部に部品箱を移動させるようにしたので、簡単な構成で、煩雑な動作を行うことなく、容易に部品箱を共通取出部に移動させることができる。よって、作業ロボットにより部品箱から部品を取り出す位置が一定となり、サイクルタイムを短縮することができる。また、部品箱をリフタから共通取出部に移動させた後は、部品取り出し中であってもリフタを移動させて次の部品箱を受け取ることができるので、サイクルタイムをより短縮することができる。
【0010】
また、リフタが、部品箱の両側底部をそれぞれ支持する第1の側底支持部及び第2の側底支持部と、これら第1の側底支持部と第2の側底支持部との間の距離を部品箱の幅よりも広くするように離間させる離間手段とを有するようにすれば、第1の側底支持部と第2の側底支持部とにより部品箱の両側底部を支持して共通取出部に移動させ、共通取出部に移動させた後は、離間手段により第1の側底支持部と第2の側底支持部とを離間させることにより、部品箱と重なることなく、容易にリフタを上に移動させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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