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公開番号2025033484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139224
出願日2023-08-29
発明の名称成形機
出願人東洋機械金属株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B29C 45/76 20060101AFI20250306BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】スクリーンショット画像を生成した成形機を容易に識別可能な技術を提供する。
【解決手段】成形機は、情報を表示する表示装置と、オペレータによる入力操作を受け付ける入力装置と、表示装置及び入力装置を制御する制御装置とを備え、型締された金型のキャビティ内に成形材料を射出する。制御装置は、成形機の状態を報知し且つ成形機を一意に識別する識別情報を含まない状態報知画面を表示装置に表示する報知処理と、状態報知画面のスクリーンショットの取得を指示する入力操作を入力装置を通じて受け付けた場合に、識別情報を合成した状態報知画面のスクリーンショット画像を生成するスクリーンショット処理とを実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
情報を表示する表示装置と、
オペレータによる入力操作を受け付ける入力装置と、
前記表示装置及び前記入力装置を制御する制御装置とを備え、型締された金型のキャビティ内に成形材料を射出する成形機において、
前記制御装置は、
前記成形機の状態を報知し且つ前記成形機を一意に識別する識別情報を含まない状態報知画面を前記表示装置に表示する報知処理と、
前記状態報知画面のスクリーンショットの取得を指示する入力操作を前記入力装置を通じて受け付けた場合に、前記識別情報を合成した前記状態報知画面のスクリーンショット画像を生成するスクリーンショット処理とを実行することを特徴とする成形機。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記成形機の物理量を計測するセンサを備え、
前記制御装置は、前記報知処理において、
前記状態報知画面の計測値領域に、前記センサが計測した物理量を表示し、
前記状態報知画面の前記計測値領域の下方の履歴領域に、前記成形機の変化を示す履歴情報を時系列に表示し、
前記制御装置は、前記スクリーンショット処理において、前記状態報知画面の前記計測値領域の上方に前記識別情報を合成して、前記スクリーンショット画像を生成することを特徴とする請求項１に記載の成形機。
【請求項３】
前記履歴情報は、第１種別及び前記第１種別より重要度の高い第２種別に分類され、
前記制御装置は、前記報知処理において、
前記履歴領域に前記履歴情報を時系列に表示し、
最新の前記履歴情報が前記第２種別の場合に、前記状態報知画面の前記計測値領域の上方のステータス領域に、最新の前記履歴情報を表示し、
前記制御装置は、前記スクリーンショット処理において、前記ステータス領域に表示された前記履歴情報を前記識別情報に置換して、前記スクリーンショット画像を生成することを特徴とする請求項２に記載の成形機。
【請求項４】
前記制御装置は、前記スクリーンショット処理において、前記ステータス領域に表示された前記履歴情報を前記識別情報に置換した場合に、前記履歴領域に含まれる当該履歴情報の表示態様を他の前記履歴情報と異ならせて、前記スクリーンショット画像を生成することを特徴とする請求項３に記載の成形機。
【請求項５】
前記制御装置は、前記報知処理において、
時系列に配列された複数の前記履歴情報のうちの一部を前記履歴領域に表示し、
前記入力装置を通じた入力操作に従って、時系列に配列された複数の前記履歴情報のうち、前記履歴領域に表示する部分をスライドさせ、
前記制御装置は、前記スクリーンショット処理において、時系列に配列された複数の前記履歴情報の前記履歴領域に含める部分をずらしながら、前記スクリーンショット画像を繰り返し生成することを特徴とする請求項２に記載の成形機。
【請求項６】
前記制御装置は、前記スクリーンショット処理において、時間的に隣接して生成する前記スクリーンショット画像の前記履歴領域に、前記履歴情報の一部を重複して含めることを特徴とする請求項５に記載の成形機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、成形材料を金型に射出して成形品を成形する成形機に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来より、型締された金型のキャビティ内に成形材料を射出する成形機が知られている。このような成形機には、成形機の状態（例えば、スクリュー位置、射出速度、射出圧力、アラーム情報など）を報知する状態報知画面を表示装置に表示することによって、射出成形が適切に実行されているか否かをオペレータに報せる機能が実装されている（例えば、特許文献１を参照）。
【０００３】
また、成形機のなかには、状態報知画面のスクリーンショットを取得する機能が実装されているものがある。そして、サービスマンは、状態報知画面のスクリーンショットを外部メモリに保存して持ち帰ったり、サーバにアップロードして、成形機の状態を確認または分析する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１５－０８３３５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
工場の製造ラインには、複数の成形機が設置されている場合がある。そのため、複数の成形機それぞれで取得したスクリーンショットを、同一の外部メモリに保存したり、纏めてサーバにアップロードすると、どの成形機で取得したスクリーンショットかを事後的に識別するのに手間がかかるという課題がある。
【０００６】
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スクリーンショット画像を生成した成形機を容易に識別可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、前記課題を解決するため、情報を表示する表示装置と、オペレータによる入力操作を受け付ける入力装置と、前記表示装置及び前記入力装置を制御する制御装置とを備え、型締された金型のキャビティ内に成形材料を射出する成形機において、前記制御装置は、前記成形機の状態を報知し且つ前記成形機を一意に識別する識別情報を含まない状態報知画面を前記表示装置に表示する報知処理と、前記状態報知画面のスクリーンショットの取得を指示する入力操作を前記入力装置を通じて受け付けた場合に、前記識別情報を合成した前記状態報知画面のスクリーンショット画像を生成するスクリーンショット処理とを実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によると、スクリーンショット画像を生成した成形機を容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態に係る射出成形機の側面図である。
射出成形機のハードウェアブロック図である。
設定値レコードのデータ例である。
アラーム履歴画面の表示例である。
設定履歴画面の表示例である。
スクリーンショット処理のフローチャートである。
図４のアラーム履歴画面のスクリーンショット画像である。
図５の設定履歴画面のスクロールバーが上端にあるときのスクリーンショット画像である。
図５の設定履歴画面のスクロールバーが中央にあるときのスクリーンショット画像である。
図５の設定履歴画面のスクロールバーが下端にあるときのスクリーンショット画像である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明に係る射出成形機１０を図面に基づいて説明する。射出成形機１０は、金型内に計量された成形材料を射出して、射出成形品を成形（以下、「射出成形」と表記する。）する装置である。但し、成形機の具体例は射出成形機１０に限定されず、金型内に溶湯金属（成形材料）を射出して、成形品を成形する電動ダイカストマシンでもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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