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公開番号2025033008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2024146037
出願日2024-08-27
発明の名称眼内検査及び眼科レーザ手術の練習のための多機能の再利用可能なモデル眼ユニット
出願人パシフィック ユニバーシティ,PACIFIC UNIVERSITY
代理人個人
主分類G09B 23/28 20060101AFI20250305BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】複数のレーザ手術及び眼科検査技法をトレーニング及び練習するために使用可能なモデル眼ユニットが提供される。
【解決手段】モデル眼ユニット100のための方法及びシステム。一例では、モデル眼ユニット100は、前方強膜ケーシング104に取り外し可能に取り付けられたレンズアセンブリと、前方強膜ケーシングに取り外し可能に接続された中間セクション124とを含む。モデル眼ユニットでは、中間セクションは、後方強膜セクション110に取り外し可能かつ高さ調整可能に接続されており、レンズアセンブリは、角膜レンズを含む。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
モデル眼ユニットであって、
前方強膜ケーシングに取り外し可能に取り付けられたレンズアセンブリと、
前記前方強膜ケーシングに取り外し可能に接続された中間セクションと、を備え、
前記中間セクションが、後方強膜セクションに取り外し可能かつ高さ調整可能に接続されており、
前記レンズアセンブリが、角膜レンズを含む、モデル眼ユニット。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記レンズアセンブリが、虹彩ディスクを含む、請求項1に記載のモデル眼ユニット。
【請求項3】
前記レンズアセンブリが、眼内レンズを含む、請求項2に記載のモデル眼ユニット。
【請求項4】
前記レンズアセンブリが、眼内レンズ保持ディスクを含む、請求項3に記載のモデル眼ユニット。
【請求項5】
前記レンズアセンブリが、薄膜ディスクを含む、請求項2に記載のモデル眼ユニット。
【請求項6】
前記虹彩ディスクが、線維柱帯状の縁部を含む、請求項2に記載のモデル眼ユニット。
【請求項7】
前記後方強膜セクションが、シリンジ開口部を含む、請求項1に記載のモデル眼ユニット。
【請求項8】
前記中間セクション及び前記前方強膜ケーシングが、水密接合部分を形成する、請求項1に記載のモデル眼ユニット。
【請求項9】
前記後方強膜セクションが、後方セクションと嵌合したスリップチューブを含む、請求項1に記載のモデル眼ユニット。
【請求項10】
前記後方強膜セクションに取り外し可能に接続される吸着カップを更に備える、請求項1に記載のモデル眼ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、「MULTI-FUNCTIONAL REUSABLE MODEL EYE UNIT FOR PRACTICE OF INTRAOCULAR EXAMINATIONS AND OPHTHALMIC LASER PROCEDURES」と題され、2023年8月28日に出願された米国特許仮出願第63/579,262号の優先権を主張する。上記出願の全内容は、あらゆる目的のため、参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 3,300 文字)【0002】
本明細書は、包括的には、異なる処置のためのモジュール性を示すモデル眼ユニットに関する。
【背景技術】
【0003】
眼内検査及びレーザ手術は、眼科医療環境で利用される慣行である。しかしながら、生徒、インターン、及びレジデントが生きている患者モデルでトレーニング及び練習するためのアクセスは、彼らの特定のトレーニング環境では制限されている。これらの制限は、幾つかある要因の中でも特に、潜在的な患者の安全性の懸念、処置に解剖学的に及び/又は生理学的に不適切な眼、並びにトレーニング処置に利用可能な患者が少数であることに起因し得る。一部の人工トレーニングデバイスは、使い捨てであるか、又は1つのタイプの処置のみをトレーニングするために使用されるように設計されており、複数のタイプの技法を練習するためには別個のデバイスが必要である。
【0004】
一部の眼科ヘルスケア研修生は、研修生が自身の基本的な機器の使用スキルを向上させることを可能にする、手作りの大まかに作られたデバイス又は平坦なピクチャモデルで基本的な検査及び処置技法を練習する。研修生は、場合によっては、監督下で同期の研修生又はモデル患者に対して練習する場合もある。
【0005】
また、採取、保存、輸送、保管、及び廃棄のための特別なケアを必要とする死体ドナーの眼を使用せずに、患者の検査スキルを向上させ、レーザ手術技法を複数回実行する能力を学生及び施術者に与える手段として、眼科トレーニングモデルも開発されている。追加的に、トレーニングモデルは、初心者研修生及び/又は長期検査からの不快感又は有害な副作用を経験する可能性のある生きている患者ボランティアへの依存を減少させる。いくつかの人工モデルデバイスは、眼の解剖学的特徴を模倣しようとする様々な高分子材料で作られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
Stuart Stollに対する米国特許第9,336,692号は、施術者が自身のレーザ手術機器を使用するためにモデルを表面に固定する吸着カップとともに、ヒトの眼に似た本体を使用するデバイスを開示している。選択的レーザ線維柱帯形成術(SLT:Selective Laser Trabeculoplasty)の場合、モデルの主本体は、ユニットの側壁に溶接された虹彩を含む角膜シェルを収容しており、虹彩は、SLTを実行するときに、その色素が失われ、処置が成功裏に完了したことを示す高分子材料で作られた色素された角度の付いた構造を含む。モデルは使用前に水で充填され、これは、吸着カップベースを取り外して、モデルの流体内容物を充填して空にするために使用されるユニットのベースにある単一の開口部を曝露することによって達成される。虹彩構造が脱色/焼き切られると、ユニットは廃棄され、更なる練習のために新しいモデル眼ユニットが必要とされる。米国特許第9,336,692号はまた、ネオジムドープされたイットリウムアルミニウムガーネット(YAG)レーザ嚢切開術のためのデバイスの別バージョンを開示している。このデバイス型では、ユニットの側壁に溶接された虹彩、前嚢メンブレン、眼内水晶体、YAGレーザに応答する後嚢を含む角膜強膜シェルが見られる。レーザは、後嚢を穿刺するとき、メンブレンに穴を穿孔し、処置が成功裏に完了したことを示す。モデルは使用前に水で充填され、これは、SLTモデルにおけるように、吸着カップベースを外す方向にねじ回しし、モデルの流体内容物を充填して空にするために使用されるユニットのベースにある単一の開口部を曝露することによって達成される。人工嚢が壊れると、モデル眼ユニットは廃棄され、更なる練習のために新しいモデル眼ユニットが必要とされる。
【0007】
白内障、硝子体網膜剥離及び異物処置、貫通性角膜形成術、虹彩縫合、微小侵襲性緑内障手術(MIGS:Micro-Invasive Glaucoma Surgery)、眼縫合、及び摘出術のための外科的処置のシミュレーションのために特殊なモデルを使用しようと他の試みがなされてきた。これらの眼デバイスは、固有のトレーニング用途のために別個のモデルとして存在する。更に、多くのトレーニングデバイスは、取り替え可能及び交換可能な部品を有しておらず、それによりトレーニングの支出を増加させる。
【0008】
前述のデバイスは、基本的な解剖学的構造及び全体的な外科的転帰をシミュレートするためのプロキシであり得るが、それらは、基本的に、単一の特定のタイプの手技的機能を果たすように設計されている。追加的に、現在利用可能なモデルで実証できる様々な技法に関する制約がある。異なる技法をトレーニング及び練習するために、複数のモデル眼が、それが設計された特定の処置又は同様の処置に合わせてそれぞれ必要とされる。追加的に、デバイスの各レーザの影響を受ける部分がトレーニングで利用された後、ユニット全体が廃棄され、新しいユニットと交換される。ある特定のデバイスは、いくつかの相互交換可能な部品を有することができるが、これらのデバイスは、眼科レーザ手術後に特定の構造を交換することができるモジュール式ではない。追加的に、これらのデバイスは、選択的レーザ線維柱帯形成術(SLT)、レーザ周辺虹彩切開術(LPI:Laser Peripheral Iridotomy)、後嚢切開術、ビトレオライシス、及び網膜光凝固術のための解剖学的に正しい機能及び挙動を保持しながら、モデル眼の内部構造に容易にアクセスして部品を変更することを可能にする設計を提供しない。したがって、本発明者らは、眼科における再利用可能で適応可能な人工トレーニング及び練習ツールの必要性を認識している。本発明者らはまた、研修生が生きた患者モデルを用いることなく学習及び練習するための強膜圧痕検査のシミュレーションを提供する眼科モデルの必要性を具体的に認識している。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の課題の少なくとも一部を克服するために、複数のレーザ手術及び眼科検査技法をトレーニング及び練習するために使用可能なモデル眼ユニットが提供される。処置としては、確立されたレーザ手術機器及び手順を使用したSLT、周辺虹彩切開術、後嚢切開術、ビトレオライシス、並びに網膜光凝固術が挙げられるが、これらに限定されない。モデル眼ユニットは、任意のスリットランプ、ネオジムドープされたYAGレーザ、及び/又はアルゴン(例えば、緑)眼科レーザとともに使用され得る。モデル眼ユニットは、モデル眼の前房及び後房を評価するために、接触眼底レンズ及び非接触眼底レンズの両方とともに利用され得る。デバイスは、シミュレートされたモデル構成要素に組み込まれる異なる構造サイズ及び病理学のオプションを有することに加えて、後処理されたレーザ照射された又は損傷した構成要素を所望に応じて取り替えることによって再利用され得る。
【0010】
追加的に、モデル眼ユニットの設計により、研修生は、隅角鏡検査(接触鏡を使用して角膜と虹彩との間の角度を評価する)、検影法(発光スコープからの反射光を使用して眼の屈折力を決定する)、及び生体顕微鏡(スリットランプ)の視認中に非接触レンズ若しくは接触レンズを使用した、又は双眼倒像鏡(BIO:Binocular Indirect
Ophthalmoscopy)を使用した一般的な網膜検査技法を含むいくつかの検査技法を練習することが可能となる。柔らかい/可撓性のグローブ材料のオプションを使用して、必要に応じて、モデル眼ユニットに対して、強膜圧痕(例えば、強膜圧迫)と呼ばれる処置を実行してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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