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公開番号2024170972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087775
出願日2023-05-29
発明の名称疑似体験装置
出願人株式会社ゼロナイズ
代理人個人,個人
主分類G09B 9/00 20060101AFI20241204BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】簡易な構造で落下体験できる疑似体験装置を提供する。
【解決手段】仮想空間の映像を表示する表示部13と、対象者100を支持する支持構造部11と、対象者100に装着する装着部12と、を有し、支持機構部11は、対象者100の頭部より高い位置に配置された後部支持体20と、後部支持体20の前方かつ同じ高さまたは低い高さ位置に配置された前部支持体21と、後部支持体20と前部支持体21との間を渡される誘導部22と、を備え、装着部12は、対象者100の上半身に固定され誘導部22の長さ方向に沿って移動可能な第1ベルト40と、対象者100の第1ベルト40より下部に固定された第2ベルト45と、を備え、表示部13は、対象者100の動きを検出するセンサ52を有し、センサ52により対象者100が前方に傾倒したことを検出したら、表示する仮想空間の映像を変化させる疑似体験装置10である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象者が装着し仮想空間の映像を表示する表示部と、
前記対象者の踏み台から前方に向かう傾倒を支持する支持構造部と、
前記対象者に装着して前記支持構造部と連結される装着部と、を有し、
前記支持機構部は、前記踏み台に乗った前記対象者の頭部より高い位置に配置された後部支持体と、前記後部支持体の前方であって前記後部支持体と同じ高さ位置または前記後部支持体より低い高さ位置に配置された前部支持体と、前記後部支持体と前記前部支持体との間を渡される誘導部と、を備え、
前記装着部は、前記対象者の上半身に固定され前記誘導部の長さ方向に沿って移動可能に支持された第1ベルトと、前記対象者の前記第1ベルトより下部に固定され前記誘導部より後部に支持された第2ベルトと、を備え、
前記表示部は、前記対象者の動きを検出するセンサを有し、前記センサにより前記対象者が前方に傾倒したことを検出したら、表示する前記仮想空間の映像を変化させる疑似体験装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記誘導部はロープ状部材からなり、前記第1ベルトは、前記誘導部を摺動する滑車部を有する請求項1に記載の疑似体験装置。
【請求項3】
前記後部支持体と前記前部支持体は、それぞれ支柱で支持されている請求項1または2に記載の疑似体験装置。
【請求項4】
前記第2ベルトは、前記後部支持体と前記対象者との距離に応じて当該第2ベルトを繰り出す長さ可変部を有する請求項1または2に記載の疑似体験装置。
【請求項5】
前記長さ可変部は前記後部支持体に設けられて前記第2ベルトを支持し、前記第2ベルトは、前記後部支持体または該後部支持体とは別の支持部に固定される請求項4に記載の疑似体験装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、簡易な構造で落下体験できる疑似体験装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
建設や製造などに現場作業において、落下事故を防止することは極めて重要である。このために、例えば高所での作業時には、作業員が墜落制止用器具を装着するなど、落下防止のための措置を取ることが求められている。
【0003】
落下事故防止のための器具や装置などを準備したとしても、実際に落下事故が発生しないようにするためには、それらを現場で使用する作業員などの落下事故に対する意識を高めることも必要である。そこで、作業員などに落下事故を模擬的に体験させ、落下事故に対する意識向上を図ることが考えられる。
【0004】
落下を擬似的に体験できる装置として、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。この装置は、対象者が装着する表示部と、支持部材に対して移動可能な台車に支持されたベルトとを備え、対象者はベルトに支持されて、立位状態から倒立状態まで変位し、それに伴って、表示部で仮想空間内において落下している状態の映像を表示するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-178869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のような装置は、落下を対象者にリアルに体験してもらうことができるが、対象者を立位状態から倒立状態まで変位させるため、装置全体が大掛かりになって大きなスペースを必要とする。作業員などに落下事故を体験してもらう場合には、対象者を倒立させる必要はなく、対象者にある程度の恐怖感を体験してもらえば十分であることから、より簡易な構造で落下体験できる疑似体験装置が望まれている。
【0007】
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、簡易な構造で落下体験できる疑似体験装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明に係る疑似体験装置は、対象者が装着し仮想空間の映像を表示する表示部と、前記対象者の踏み台から前方に向かう傾倒を支持する支持構造部と、前記対象者に装着して前記支持構造部と連結される装着部と、を有し、前記支持機構部は、前記踏み台に乗った前記対象者の頭部より高い位置に配置された後部支持体と、前記後部支持体の前方であって前記後部支持体と同じ高さ位置または前記後部支持体より低い高さ位置に配置された前部支持体と、前記後部支持体と前記前部支持体との間を渡される誘導部と、を備え、前記装着部は、前記対象者の上半身に固定され前記誘導部の長さ方向に沿って移動可能に支持された第1ベルトと、前記対象者の前記第1ベルトより下部に固定され前記誘導部より後部に支持された第2ベルトと、を備え、前記表示部は、前記対象者の動きを検出するセンサを有し、前記センサにより前記対象者が前方に傾倒したことを検出したら、表示する前記仮想空間の映像を変化させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る疑似体験装置によれば、対象者が落下する動きを体感しつつ、落下を視覚的に体験できる装置において、誘導部に沿って第1ベルトを重力によって誘導でき、傾倒する対象者を支持するための構造を簡易化できる。
【0010】
また、本発明に係る疑似体験装置は、前記誘導部はロープ状部材からなり、前記第1ベルトは、前記誘導部を摺動する滑車部を有してもよい。これにより、誘導部が撓むことで第1ベルトが誘導部に対して円滑に摺動でき、対象者が傾倒しやすくするとともに、傾倒した対象者を確実に支持できる。
(【0011】以降は省略されています)

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