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公開番号
2025009257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112130
出願日
2023-07-07
発明の名称
発光看板
出願人
株式会社オオサカネーム
代理人
個人
,
個人
主分類
G09F
13/04 20060101AFI20250110BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】透光性パネルが外れにくく、屋外や高所に設定された場合にも安全性の高い発光看板を提供する。
【解決手段】本発明の発光看板は、前方が開口した本体10と、本体10の内部に設けられた光源と、透光性パネル20と、前枠フレーム30と、を備える。本体10は、後壁部12と、側壁部14と、透光性パネル20の周縁近傍部20aを貫通するネジ60(固定部材)が取り付けられるパネル固定部16とを有する。透光性パネル20の周縁近傍部20aには、パネル貫通孔20Hが設けられている。ネジ60は、パネル貫通孔20H内に配置された弾性部材50に設けられた貫通孔50Hを通って透光性パネル20を貫通し、透光性パネル20を本体10のパネル固定部16に固定している。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
後壁部と、側壁部と、透光性パネルの周縁近傍部を貫通する固定部材が取り付けられるパネル固定部とを有し、前方が開口した本体と、
前記本体の内部に設けられた光源と、
前記固定部材により前記パネル固定部に固定されており、前記光源からの光を前方に放出する前記透光性パネルと、
前記透光性パネルの周縁近傍部を覆う縁部と、前記縁部から前記本体の前記側壁部に沿って形成された周側壁部とを有し、前記本体に被せられた前枠フレームと、
を備えた発光看板であって、
前記透光性パネルの周縁近傍部には、前後方向に貫通するパネル貫通孔が設けられており、
前記固定部材が、前記パネル貫通孔内に配置された弾性部材に設けられた貫通孔を通って前記透光性パネルを貫通している、発光看板。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記後壁部と接着した第1の領域と、前記側壁部と接着した第2の領域と、前記パネル固定部と接着した第3の領域とを有する補強部材が、前記本体の内部に設けられ、
前記固定部材が、前記透光性パネルから前記補強部材の第3の領域まで貫通している、請求項1に記載の発光看板。
【請求項3】
前記弾性部材の形状が、前方に向かって拡径する略円錐台形状である、請求項1または2に記載の発光看板。
【請求項4】
前記パネル固定部が、前記側壁部の輪郭に沿って、連続してまたは所定の間隔で形成されており、かつ、
前記側壁部の内面から前記後壁部に平行な方向に延びるように形成されている、請求項1または2に記載の発光看板。
【請求項5】
前記透光性パネルが、樹脂製である、請求項1または2に記載の発光看板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光看板に関するものであり、特に、屋外や高所に設置される発光看板に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
発光看板として、図6に示すように、底部72bに光源70を配置した箱状の本体72の開口を透光性パネルであるアクリル板74で覆い、アクリル板74の外周を覆うことができる前枠76を本体に被せ、本体72と前枠76とを固定した箱型の看板200が知られている。例えば、特許文献1には、表示対象の輪郭に沿って設けられた金属製の壁体を含むハウジングと、前記表示対象の輪郭を含む透光板であって、前記壁体の先端に搭載された透光板と、前記透光板の周囲を囲い、前記透光板を前記壁体に取り付ける枠と、前記ハウジングの内部に配置された複数の固体光源とを有し、前記壁体の前記先端はコルゲート加工された部分を含む、表示装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-215434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図6に示すような看板は、アクリル板を本体にネジ止めすると、朝と晩の温度変化により熱応力が生じ、特にネジ止め部分に負荷がかかり、アクリル板に割れが発生しやすいため、一般的に、ネジ止めせずに、アクリル板は本体と前枠の間に挟まれているだけである。一方で、このような看板を屋外に設置した場合、正面から風を受けると、アクリル板がたわみ、その反発力で前枠からアクリル板が外れるおそれがある。反対に、風下側では看板内の内圧と外圧の差でアクリル板が押し出されて前枠から外れたり、アクリル板の変形により前枠を本体に固定しているネジ部分にてこの原理が働き、ネジを引き抜く力が発生したりするおそれがある。これらの危険性を考慮して、アクリル板の外周を覆う前枠の幅をある程度大きくするなどの設計がされている。
【0005】
しかしながら、近年、看板の大型化とともにデザイン性の観点から、アクリル板の外周を覆う前枠の幅の小幅化が進行してきている。アクリル板が前枠から外れる等の危険性を考えると、アクリル板の外周を覆う前枠の幅はできるだけ大きくすべきであり、これらは相反している。そこで、屋外や高所に設置されるような大型な看板であっても、アクリル板の外周を覆う前枠の幅をできるだけ小さくしつつ、かつ、透光性パネルが外れにくく、安全性の高い発光看板が求められていた。
【0006】
かかる状況下、本発明の目的は、透光性パネルが外れにくく、屋外や高所に設定された場合にも安全性の高い発光看板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の発明が上記目的に合致することを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、以下の発明に係るものである。
【0008】
<1> 後壁部と、側壁部と、透光性パネルの周縁近傍部を貫通する固定部材が取り付けられるパネル固定部とを有し、前方が開口した本体と、前記本体の内部に設けられた光源と、前記固定部材により前記パネル固定部に固定されており、前記光源からの光を前方に放出する前記透光性パネルと、前記透光性パネルの周縁近傍部を覆う縁部と、前記縁部から前記本体の前記側壁部に沿って形成された周側壁部とを有し、前記本体に被せられた前枠フレームと、を備えた発光看板であって、前記透光性パネルの周縁近傍部には、前後方向に貫通するパネル貫通孔が設けられており、前記固定部材が、前記パネル貫通孔内に配置された弾性部材に設けられた貫通孔を通って前記透光性パネルを貫通している、発光看板。
<2> 前記後壁部と接着した第1の領域と、前記側壁部と接着した第2の領域と、前記パネル固定部と接着した第3の領域とを有する補強部材が、前記本体の内部に設けられ、前記固定部材が、前記透光性パネルから前記補強部材の第3の領域まで貫通している、前記<1>に記載の発光看板。
<3> 前記弾性部材の形状が、前方に向かって拡径する略円錐台形状である、前記<1>または<2>に記載の発光看板。
<4> 前記パネル固定部が、前記側壁部の輪郭に沿って、連続してまたは所定の間隔で形成されており、かつ、前記側壁部の内面から前記後壁部に平行な方向に延びるように形成されている、前記<1>から<3>のいずれかに記載の発光看板。
<5> 前記透光性パネルが、樹脂製である、前記<1>から<4>のいずれかに記載の発光看板。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、透光性パネルが外れにくく、屋外や高所に設定された場合にも安全性の高い発光看板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の発光看板の実施の形態にかかる発光看板の斜視図である。
図1の発光看板を部材ごとに分解した図である。
図1のAA線で切断した部分の断面斜視図である。
図1の発光看板における透光性パネルおよび前枠フレームと本体との固定構造を説明するための図である。
本発明の発光看板の安全性のシミュレーションの結果である。
従来の発光看板の構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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