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公開番号
2025022369
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126850
出願日
2023-08-03
発明の名称
ラベルおよびラベルが装着された容器
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
G09F
3/10 20060101AFI20250206BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】
十分な接着力を有し、加熱時ボトルの膨張によるラベルのずれに対するホットメルトの抵抗力と追従性が高く、高温保管した際にラベルがずれにくく、かつ、低温保管した際にもラベルがずれにくく、熱アルカリ水溶液により容器から接着物を容易且つ糊残りなく剥がすことのできる、アルカリ分散性に優れたラベルの提供。
【解決手段】
基材フィルムの一方の端部(I)およびもう一方の端部(II)にそれぞれ特定の粘着剤層(イ)および粘着剤層(ロ)を有する、容器の外周に巻き付けて装着するラベルにより解決される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材フィルムの一方の端部(I)およびもう一方の端部(II)にそれぞれ粘着剤層(イ)および粘着剤層(ロ)を有する、容器の外周に巻き付けて装着するラベルであって、
端部(I)は基材フィルムと容器との接合部であり、端部(II)は巻き付け後に基材フィルム同士が接合する固定部であり、
粘着剤層(イ)は、軟化点が90℃以下のアルカリ分散型ホットメルト粘着剤(a)により形成され、
粘着剤層(ロ)は、軟化点が90℃よりも高いホットメルト粘着剤(b)により形成されることを特徴とするラベル。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
軟化点が90℃よりも高いホットメルト粘着剤(b)100質量%中に、スチレン含有率が25~50質量%の熱可塑性エラストマー(A1)5~35質量%を含有することを特徴とする請求項1記載のラベル。
【請求項3】
さらに、軟化点が90℃よりも高いホットメルト粘着剤(b)100質量%中に、スチレン含有率が5質量%以上25質量%未満の熱可塑性エラストマー(A2)を、0質量%を超えて20質量%以下含むことを特徴とする請求項2記載のラベル。
【請求項4】
さらに、軟化点が90℃よりも高いホットメルト粘着剤(b)100質量%中に、ポリブテン(D)及び/又はプロセスオイル(E)を合計で5~40質量%含有することを特徴とする請求項2記載のラベル。
【請求項5】
さらに、軟化点が90℃よりも高いホットメルト粘着剤(b)100質量%中に、固体粘着付与剤(B)20~70質量%と、ワックス(C)1~20質量%とを含有することを特徴とする請求項2記載のラベル。
【請求項6】
前記熱可塑性エラストマー(A1)の25質量%トルエン溶液の25℃における粘度が100~50,000mPa・sであることを特徴とする請求項2記載のラベル。
【請求項7】
前記ワックス(C)の融点が、90~160℃であることを特徴とする請求項5記載のラベル。
【請求項8】
請求項1~7いずれか1項記載のラベルが装着された容器。
【請求項9】
請求項1~7いずれか1項記載のラベルが胴巻きラベルであることを特徴とする容器。
【請求項10】
請求項8記載の容器の材質がポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、清涼飲料水、調味料、洗剤、シャンプー、食用油、化粧品、医薬品などに使用されているガラス瓶、PET(ポリエチレンテレフタレート)容器などに好適に用いられるラベルおよびラベルが装着された容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという) ボトルの生産量と共に飲料用としてのPETボトルの使用量も伸びている。PETボトルの胴部外周は、商品名などを表示するためのプラスチックラベルが付けられているのが通常である。PETボトルの胴部外周にプラスチックラベルを付ける方法には、「ロールラベル方式」、「シュリンクラベル方式」等がある。
【0003】
いずれの方式の場合も、使用されたPETボトルが回収され、原料としてリサイクルできることが求められる。例えば、PETボトルリサイクル推進協議会が出している「指定PET ボトルの自主規制ガイドライン」は以下の指標を掲げている。即ち、ラベル付きのボトルをカッティングして作ったペレットを、85℃の1.5%水酸化ナトリウム水溶液中にペレット濃度10%(重量比)で浸漬し、15分間攪拌した場合に、PETのペレットからラベルが剥離し、印刷インキ、接着剤等がPET のペレットに残らない、という指標である。リサイクル工程においてラベルを剥離させる(アルカリ分散型)ため、PETボトルなどの容器のラベル用粘着剤としてアルカリ分散型のホットメルト粘着剤組成物が開発、使用されている(特許文献1~4)。
【0004】
「ロールラベル方式」に使用されるラベルの厚みは、「シュリンクラベル方式」と比較して薄くでき、ラベリング時に大量の蒸気を使用する「シュリンクラベル方式」よりも二酸化炭素の発生量を大きく削減できる為近年普及が進んでいる。
【0005】
しかしながら、「ロールラベル方式」に使用されるホットメルト粘着剤は、90℃の1.5%水酸化ナトリウム水溶液中でホットメルト粘着剤が分散し易くする為に軟化点を90℃以下のホットメルト粘着剤を使用している為、「ロールラベル方式」は、冬場などホットベンダーなどで容器ごと飲料を温めると、ラベルが一部剥がれてしまうので使用されていなかった。
【0006】
特許文献1には、コポリエステルを含む水分散性のホットメルト接着剤組成物が開示されている。しかし、特許文献1記載のコポリエステルは、耐熱性が悪いために一部熱分解してしまい、接着剤組成物の接着強度が安定しないという問題があった。
【0007】
特許文献2には、熱可塑性エラストマー(A)、酸価が100~300mgKOH/gであるロジン系粘着付与剤(B)、テルペンフェノール樹脂(C)、プロセスオイル(D)および無水マレイン酸をグラフト重合させたポリプロピレンワックス(E)を含むホットメルト接着剤が開示されている。
【0008】
特許文献3には、熱可塑性エラストマー(A)、酸価が100~300mgKOH/gであるロジン系粘着付与剤(B)、プロセスオイル(C)、25℃の針入度が10dmm 以下であるワックス(D)および数平均分子量が1000以上のポリエチレングリコール(E)を含むホットメルト接着剤が開示されている。
【0009】
特許文献4 には、熱可塑性エラストマー(A) 、酸価が100~300mgKOH/gである固体粘着付与剤(B)、液状粘着付与剤(C)、ワックス(D)および特定のノニオン系界面活性剤(E)を含むホットメルト接着剤が開示されている。
【0010】
引用文献1~4に開示されるホットメルト接着剤を用いたラベルは、アルカリ分散型、プラスチックフィルム同士の接着強度、および保持力は十分に大きいが、容器を加熱した場合接着力が著しく低下し、さらにはボトル膨張によるラベルのずれに対するホットメルト粘着剤組成物の抵抗力と追従性が失われ、ラベルが剥がれてしまい、耐熱性に問題があった。また、耐熱性を改善させると、低温保管したPETボトルを落下させてもラベルが剥離するという問題もあった。
(【0011】以降は省略されています)
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