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公開番号
2025056421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023165882
出願日
2023-09-27
発明の名称
表示システム
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G09G
5/00 20060101AFI20250401BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】輝度制御を可及的に行う「表示システム」を提供する。
【解決手段】ディスプレイ2の下部に左から右に向かって配列したLED1、LED2、LED3、LED4を順次交流駆動し、LED1とLED2の駆動期間中にLED1とLED2の間に配置したPD1で光を検出し、LED3とLED4の駆動期間中にLED3とLED4の間に配置したPD2で光を検出する。LED1の駆動期間中にPD1で検出した光のAC成分の変動幅が小さければ、LED1の左側近くに配置した照度センサISで検出した照度に応じたディスプレイ2の輝度制御を行い、LED1の駆動期間中にPD1で検出した光のAC成分の変動幅が小さくなく、LED3とLED4の駆動期間中にPD2で検出した光のAC成分の変動幅が小さい場合には、各LEDがオフのときにPD2で検出される光の大きさを表すオフセットに応じたディスプレイ2の輝度制御を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ディスプレイの輝度を制御する表示システムであって、
前記ディスプレイと、
前記ディスプレイの表示面の外側に配置した照度センサと、
接近検出装置と、
輝度制御手段とを有し、
前記接近検出装置は、
前記ディスプレイの表示面の外側に当該表示面の左右方向に並べて配置した、前記表示面の前方に向けて不可視光を出射する複数の光源と、
前記ディスプレイの表示面の外側に当該表示面の左右方向に並べて配置した、前記不可視光の波長を含む波長域の光を検知する複数の光検出器と、
前記各光源を順次、交流駆動し、各光源に当該光源が交流駆動されている期間中、発光と非発光を繰り返させる駆動手段と、
前記各光源が交流駆動されている期間に、当該交流駆動されている光源に予め対応づけられた前記光検出器で検出した光の交流成分の変動幅を検出する交流成分検出手段と、
前記複数の光検出器のうちの少なくとも一部の前記光検出器である対象光検出器について、 前記複数の光源が非発光のときに当該対象光検出器で検出される光の大きさを表すオフセットを検出するオフセット検出手段とを有し、
前記輝度制御手段は、
前記照度センサ近くの光源が交流駆動されている期間に前記交流成分検出手段で検出した光の交流成分の変動幅に少なくとも基づいて、前記照度センサの近くに物体が存在するか否かを判定し、
前記照度センサの近くに物体が存在しないと判定した場合に前記照度センサで検出した照度に基づいた前記ディスプレイの輝度の制御を行い、
前記照度センサの近くに物体が存在すると判定した場合であって、検出した光のうちに前記交流成分検出手段で検出した交流成分の変動幅が所定レベルより大きい光を含まない前記対象光検出器が存在する場合に、前記オフセット検出手段で当該存在した対象光検出器について検出した前記オフセットに基づいた前記ディスプレイの輝度の制御を行うことを特徴とする表示システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1記載の表示システムであって、
左右方向に離間して配置した前記照度センサを複数備え、
前記輝度制御手段は、
各照度センサについて、当該照度センサの最寄りの光源が交流駆動されている期間に前記交流成分検出手段で検出した光の交流成分の変動幅に少なくとも基づいて、当該照度センサの近くに物体が存在するか否かを判定し、
近くに物体が存在しないと判定できた照度センサが存在した場合に、当該存在した前記照度センサで検出した照度に基づいた前記ディスプレイの輝度の制御を行い、
近くに物体が存在しないと判定できた照度センサが存在しなかった場合であって、検出した光のうちに前記交流成分検出手段で検出した交流成分の変動幅が所定レベルより大きい光を含まない前記対象光検出器が存在する場合に、前記オフセット検出手段で当該存在した対象光検出器について検出した前記オフセットに基づいた前記ディスプレイの輝度の制御を行うことを特徴とする表示システム。
【請求項3】
請求項1または2記載の表示システムであって、
前記オフセット検出手段は、前記対象光検出器についてのオフセットを、当該対象光検出器に前記対応づけられた前記各光源が交流駆動されている期間中に検出することを特徴とする表示システム。
【請求項4】
請求項1または2記載の表示システムであって、
前記輝度制御手段は、前記照度センサの最寄りの光源が交流駆動されている期間に前記交流成分検出手段で検出した光の交流成分の変動幅が所定のしきい値を超えているときに、前記照度センサの近くに物体が存在すると判定することを特徴とする表示システム。
【請求項5】
請求項1または2記載の表示システムであって、
前記対象光検出器は、前記照度センサから前記表示面の左右方向について最も離れた光検出器を含むことを特徴とする表示システム。
【請求項6】
請求項1または2記載の表示システムであって、
前記光源に前記予め対応づけられた前記光検出器は、当該光源に最も近い位置に配置されているか、当該光源に隣接する位置に配置されている前記光検出器であることを特徴とする表示システム。
【請求項7】
請求項1記載の表示システムであって、
前記照度センサは、前記表示面の左端近くの位置と前記表示面の右端近くの位置とのうちのいずれかに配置されていることを特徴とする表示システム。
【請求項8】
請求項1記載の表示システムであって、
前記照度センサは、前記表示面の左右方向について中央近くの位置に配置されていることを特徴とする表示システム。
【請求項9】
請求項2記載の表示システムであって、
前記照度センサを2個備え、
当該2個の照度センサは、前記表示面の左端近くの位置と、前記表示面の右端近くの位置とに配置されていることを特徴とする表示システム。
【請求項10】
請求項1または2記載の表示システムであって、
前記各光源と当該光源に前記予め対応づけられた前記光検出器の組に対して各々に定まる前記表示面の左右方向の座標に、当該光源が交流駆動されている期間に交流成分検出手段で検出した交流成分の変動幅を位置づけた交流成分の変動幅の分布より、前記表示面に接近した物体の前記表示面の左右方向の座標を左右方向座標として算定する位置算定手段を有することを特徴とする表示システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、周囲光の照度に応じてディスプレイの輝度を調整する技術に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
周囲光の照度に応じてディスプレイの輝度を調整する技術としては、静電容量式のタッチパネルを備えたディスプレイの表示面近くに照度センサを配置し、タッチパネルで物体のディスプレイへの接近を検出すると共に、物体の接近を検出していないときには照度センサで検出した照度に応じてディスプレイの輝度を調整する輝度制御を行い、物体の接近を検出しているときにはディスプレイの輝度を調整する輝度制御を停止することにより、照度センサで検出した周囲光の照度に追従したディスプレイの輝度調整を行いつつ、照度センサがユーザの手などの物体を陰となって正しく周囲光の照度を検出できないときに誤った照度に基づいて輝度を不適切に調整してしまうことを抑止する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
【0003】
また、本出願に関連する技術として、ディスプレイの下側に下辺に沿って配置した、ディスプレイの前方斜め上方向に向けて赤外光を照射する複数のLEDを順次点灯すると共に、ディスプレイの下辺に沿って配置した複数のフォトダイオードで被検出体による赤外光の反射光を検出し、各LED点灯時に検出された反射光の強度の分布よりディスプレイの表示面への接近と、接近した物体の水平方向(左右方向)の位置を検知する検知システムが知られている(たとえば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017- 83494号公報
特開2021-117189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した物体のディスプレイへの接近を検出しているときにディスプレイの輝度を調整する輝度制御を停止する技術によれば、物体がディスプレイに接近している期間中、周囲光に追従したディスプレイの輝度の調整を行えないために、ディスプレイの視認性が劣化してしまうことがあった。
【0006】
たとえば、自動車の運転席と助手席の間に配置されたディスプレイに対して周囲光が明るいときはディスプレイの輝度を大きく調整し、周囲光が暗いときはディスプレイの輝度を小さく調整する輝度制御を行う場合にはディスプレイの視認性の劣化が生じることがある。
【0007】
すなわち、たとえば、ディスプレイの表示面に重ねて配置されたタッチパネルを操作する手や指や、ステアリングを握った手や、飲み物やスマートフォンなどのユーザの携帯物がディスプレイに接近している状態で自動車が暗いトンネル内に進入したときに、周囲光の低下に追従してディスプレイの輝度を小さくすることができなくなるために、ディスプレイの輝度が周囲光に対して過大となって眩しい表示となってしまうことがある。
【0008】
そこで、本発明は、ディスプレイに接近している物体が存在する場合にも、可及的に周囲光に対して適切な輝度にディスプレイの輝度を調整することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題達成のために、本発明は、ディスプレイの輝度を制御する表示システムを、前記ディスプレイと、前記ディスプレイの表示面の外側に配置した照度センサと、接近検出装置と、輝度制御手段とを含めて構成した。ここで、前記接近検出装置は、前記ディスプレイの表示面の外側に当該表示面の左右方向に並べて配置した、前記表示面の前方に向けて不可視光を出射する複数の光源と、前記ディスプレイの表示面の外側に当該表示面の左右方向に並べて配置した、前記不可視光の波長を含む波長域の光を検知する複数の光検出器と、前記各光源を順次、交流駆動し、各光源に当該光源が交流駆動されている期間中、発光と非発光を繰り返させる駆動手段と、前記各光源が交流駆動されている期間に、当該交流駆動されている光源に予め対応づけられた前記光検出器で検出した光の交流成分の変動幅を検出する交流成分検出手段と、前記複数の光検出器のうちの少なくとも一部の前記光検出器である対象光検出器について、前記複数の光源が非発光のときに当該対象光検出器で検出される光の大きさを表すオフセットを検出するオフセット検出手段とを備えている。そして、前記輝度制御手段は、前記照度センサの近くの光源が交流駆動されている期間に前記交流成分検出手段で検出した光の交流成分の変動幅に少なくとも基づいて、前記照度センサの近くに物体が存在するか否かを判定し、前記照度センサの近くに物体が存在しないと判定した場合に前記照度センサで検出した照度に基づいた前記ディスプレイの輝度の制御を行い、前記照度センサの近くに物体が存在すると判定した場合であって、検出した光のうちに前記交流成分検出手段で検出した交流成分の変動幅が所定レベルより大きい光を含まない前記対象光検出器が存在する場合に、前記オフセット検出手段で当該存在した対象光検出器について検出した前記オフセットの大きさに基づいた前記ディスプレイの輝度の制御を行う。
【0010】
また、この表示システムに、左右方向に離間して配置した前記照度センサを複数備え、前記輝度制御手段において、各照度センサについて、当該照度センサの最寄りの光源が交流駆動されている期間に前記交流成分検出手段で検出した光の交流成分の変動幅に少なくとも基づいて、当該照度センサの近くに物体が存在するか否かを判定し、近くに物体が存在しないと判定できた照度センサが存在した場合に、当該存在した前記照度センサで検出した照度に基づいた前記ディスプレイの輝度の制御を行い、近くに物体が存在しないと判定できた照度センサが存在しなかった場合であって、検出した光のうちに前記交流成分検出手段で検出した交流成分の変動幅が所定レベルより大きい光を含まない前記対象光検出器が存在する場合に、前記オフセット検出手段で当該存在した対象光検出器について検出した前記オフセットに基づいた前記ディスプレイの輝度の制御を行ってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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