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公開番号
2025032569
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023137906
出願日
2023-08-28
発明の名称
ガラス積層体の製造方法、モールドパッケージの製造方法、ガラス積層体及びモールドパッケージ
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B29C
59/02 20060101AFI20250305BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】ガラスの表面にカップリング剤層を配置する際に、反りの発生を抑制する技術を提供する。
【解決手段】
ガラス積層体の製造方法は、ガラスフィルムの両面にカップリング剤を供給する供給工程と、前記カップリング剤が供給された前記ガラスフィルムを加熱して、前記ガラスフィルムの前記両面にカップリング剤層を形成する形成工程と、前記ガラスフィルムの一方の面に、前記カップリング剤層を介して光を透過可能な樹脂部材を接着する接着工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラスフィルムの両面にカップリング剤を供給する供給工程と、
前記カップリング剤が供給された前記ガラスフィルムを加熱して、前記ガラスフィルムの前記両面にカップリング剤層を形成する形成工程と、
前記ガラスフィルムの一方の面に、前記カップリング剤層を介して光を透過可能な樹脂部材を接着する接着工程と、を備える、ガラス積層体の製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記供給工程は、液体状の前記カップリング剤に前記ガラスフィルムの前記両面を浸す工程を含む、請求項1に記載のガラス積層体の製造方法。
【請求項3】
前記樹脂部材はフィルム状であり、
前記接着工程において、前記ガラスフィルムの前記一方の面に、前記カップリング剤層及び接着層を介して前記樹脂部材を接着する、請求項1又は2に記載のガラス積層体の製造方法。
【請求項4】
前記形成工程後であって前記接着工程前では、前記ガラスフィルムの最大の長さがLであり、前記ガラスフィルムを水平面に配置した状態での前記ガラスフィルムの前記水平面からの高さがHである場合、H/Lは、0.05以下である、請求項1又は2に記載のガラス積層体の製造方法。
【請求項5】
ガラスフィルムの両面にカップリング剤を供給する供給工程と、
前記カップリング剤が供給された前記ガラスフィルムを加熱して、前記ガラスフィルムの前記両面にカップリング剤層を形成する形成工程と、
前記ガラスフィルムの一方の面に、前記カップリング剤層を介して光を透過可能な樹脂部材を接着する接着工程と、
前記ガラスフィルムの他方の面に、前記カップリング剤層を介して前記光によって硬化するモールド用樹脂を配置する樹脂配置工程と、
前記モールド用樹脂と成形型とを密接させた状態で、前記モールド用樹脂に前記光を照射することによって、前記モールド用樹脂を硬化させて、成形用凹凸部分を成形する成形工程と、を備える、モールドパッケージの製造方法。
【請求項6】
前記樹脂部材は、フィルム状である、請求項5に記載のモールドパッケージの製造方法。
【請求項7】
前記接着工程において、前記ガラスフィルムの前記一方の面に、前記カップリング剤層及び接着層を介して前記樹脂部材を接着する、請求項5又は6に記載のモールドパッケージの製造方法。
【請求項8】
ガラスフィルムと、
前記ガラスフィルムの両面に配置されたカップリング剤層と、
前記ガラスフィルムの一方の面に、前記カップリング材層を介して配置された接着層と、
前記ガラスフィルムの前記一方の面に、前記カップリング剤層及び前記接着層を介して接着される光を透過可能な樹脂部材と、を備える、ガラス積層体。
【請求項9】
前記ガラスフィルムの厚みは、10μm以上、300μm以下である、請求項8に記載のガラス積層体。
【請求項10】
ガラスフィルムと、前記ガラスフィルムの両面に配置されたカップリング剤層と、前記ガラスフィルムの一方の面に、前記カップリング剤層を介して接着された光を透過可能な樹脂部材と、を備えた、ガラス積層体と、
前記ガラス積層体の前記ガラスフィルムの他方の面に配置され、前記ガラス積層体と反対側の面に、成形用凹凸部分を有する樹脂製モールド層と、を備える、モールドパッケージ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、ガラス積層体の製造方法、ガラス積層体、モールドパッケージの製造方法及びモールドパッケージに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
光学デバイスの製造工程等には、弾性的な曲げ変形可能な可撓性を有するモールドが用いられる場合がある。例えば、特許文献1には、ガラスシートと樹脂シートにより構成される基材に成形材料が形成されたインプリント用モールドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-49656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、インプリント用モールドの成形材料をガラスシートの主表面に形成する場合、単体のガラスシートの主表面に予めシランカップリング処理層を形成しておき、その後、そのガラスシートの他方の主表面に接着層を介し樹脂シートを接着して基材を製造することが開示されている。しかしながら、ガラスシートのように、薄いガラスフィルムでは、樹脂部材の接着前に、ガラスフィルムに大きな反りが発生し、樹脂部材とガラスフィルムとを貼り合わせるのが難しい場合がある。
【0005】
本明細書では、樹脂部材の接着前のガラスフィルムの反りの発生を抑制することができるガラス積層体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示される技術の第1の形態は、ガラス積層体の製造方法である。ガラス積層体の製造方法は、ガラスフィルムの両面にカップリング剤を供給する供給工程と、前記カップリング剤が供給された前記ガラスフィルムを加熱して、前記ガラスフィルムの前記両面にカップリング剤層を形成する形成工程と、前記ガラスフィルムの一方の面に、前記カップリング剤層を介して光を透過可能な樹脂部材を接着する接着工程と、を備える。
【0007】
インプリント用モールドパッケージの樹脂製モールド層をガラスフィルムの表面に形成する場合、ガラスフィルムの表面にカップリング剤層を形成することによって、ガラスフィルムに直接的に接着することが難しい樹脂製モールド層を、カップリング剤層を介して、ガラスフィルムの表面に配置することができる。特許文献1の技術のように、ガラスフィルムの一方の表面のみにカップリング剤が供給される態様では、ガラスフィルムとカップリング剤との熱膨張率の差異に起因して発生する膜応力によって、ガラスフィルムに反りが発生する。上記の構成では、カップリング剤層をガラスフィルムの両面に配置することによって、熱処理工程における膜応力を抑制し、樹脂部材の接着工程前のガラスフィルムの反りを低減することができる。
【0008】
本明細書で開示される技術の第2の形態は、上記第1の形態において、前記供給工程は、液体状の前記カップリング剤に前記ガラスフィルムの前記両面を浸す工程を含んでいてもよい。
【0009】
上記の構成では、ガラスフィルムの両面に、偏りなくカップリング剤を供給ことができる。
【0010】
本明細書で開示される技術の第3の形態は、上記第1又は第2の形態において、前記樹脂部材はフィルム状であり、前記接着工程において、前記ガラスフィルムの前記一方の面に、前記カップリング剤層及び接着層を介して前記樹脂部材を接着してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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