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公開番号2025032510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023137806
出願日2023-08-28
発明の名称情報処理装置、制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04W 76/10 20180101AFI20250305BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 アクセスポイントとの接続のための情報を通信装置に情報処理装置が送信する形態の利便性を向上させることを目的とする。
【解決手段】 所定のアプリケーションプログラムであって、情報処理装置のコンピュータに、前記情報処理装置のオペレーティングシステム(OS)が管理する無線プロファイルであり、第1のアクセスポイントに対応する無線プロファイルである所定の無線プロファイルから所定のパスワードを取得する取得ステップと、前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードと、前記第1のアクセスポイントと異なる第2のアクセスポイントを特定するための情報とを、前記情報処理装置の外部且つ前記第1のアクセスポイントの外部且つ前記第2のアクセスポイントの外部の通信装置に送信する送信ステップとを実行させるプログラムを提供する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定のアプリケーションプログラムであって、
情報処理装置のコンピュータに、
前記情報処理装置のオペレーティングシステム(OS)が管理する無線プロファイルであり、第1のアクセスポイントに対応する無線プロファイルである所定の無線プロファイルから所定のパスワードを取得する取得ステップと、
前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードと、前記第1のアクセスポイントと異なる第2のアクセスポイントを特定するための情報とを、前記情報処理装置の外部且つ前記第1のアクセスポイントの外部且つ前記第2のアクセスポイントの外部の通信装置に送信する送信ステップと、
を実行させ、
前記通信装置に送信された前記所定のパスワード及び前記第2のアクセスポイントを特定するための情報に基づいて、前記通信装置と前記第2のアクセスポイントとの間の接続を確立するための処理が前記通信装置により実行されることを特徴とするプログラム。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
所定の操作をユーザから受け付ける受付ステップをさらに実行させ、
前記第1のアクセスポイントは、前記所定の操作が受け付けられたときに前記情報処理装置が接続しているアクセスポイントであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記通信装置から、前記通信装置が実行した検索により発見された1又は複数のアクセスポイントのリストを取得するリスト取得ステップと、
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれない場合、前記リストからのいずれかのアクセスポイントの選択をユーザから受け付ける選択受付ステップと、をさらに実行させ、
前記第2のアクセスポイントは、前記リストからユーザによって選択されたアクセスポイントであり、
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれない場合、前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードと、前記第2のアクセスポイントを特定するための情報とが、前記通信装置に送信され、
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれる場合、前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードと、前記第1のアクセスポイントを特定するための情報とが、前記通信装置に送信されることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれない場合、前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードを用いて、前記第2のアクセスポイントと前記情報処理装置との間の接続の確立を試行するための第1試行処理を実行する試行ステップと、をさらに実行させ、
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれず、且つ前記第1試行処理によって前記第2のアクセスポイントと前記情報処理装置との間の接続の確立が成功したことに基づいて、前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードと、前記第2のアクセスポイントを特定するための情報とが前記通信装置に送信されることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれず、且つ前記第1試行処理によって前記第2のアクセスポイントと前記情報処理装置との間の接続の確立が失敗したことに基づいて、前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードの入力を前記所定のアプリケーションプログラムがユーザから受け付けるための処理を実行する処理ステップと、をさらに実行させ、
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれず、且つ前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードの入力を前記所定のアプリケーションプログラムがユーザから受け付けたことに基づいて、前記所定のアプリケーションプログラムに入力された前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードと前記第2のアクセスポイントを特定するための情報とが、前記通信装置に送信されることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれず、且つ前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードの入力を前記所定のアプリケーションプログラムがユーザから受け付けたことに基づいて、前記所定のアプリケーションプログラムに入力された前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードを用いて、前記第2のアクセスポイントと前記情報処理装置との間の接続の確立を試行するための第2試行処理を実行する第2試行ステップと、をさらに実行させ、
前記第2試行処理によって前記第2のアクセスポイントと前記情報処理装置との間の接続の確立が成功したことに基づいて、前記所定のアプリケーションプログラムに入力された前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードと前記第2のアクセスポイントを特定するための情報とが、前記通信装置に送信されることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記第2試行処理によって前記第2のアクセスポイントと前記情報処理装置との間の接続の確立が失敗した場合、前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードの入力を前記所定のアプリケーションプログラムがユーザから受け付けるための処理が実行されることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれず、且つ前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードが、前記第2のアクセスポイントが用いる暗号化方式に対応するパスワードとして許可される文字列に関する条件に適合する場合、前記第1試行処理が実行され、
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれず、且つ前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードが、前記第2のアクセスポイントが用いる暗号化方式に対応するパスワードとして許可される文字列に関する条件に適合しない場合、前記第1試行処理が実行されないことを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
【請求項9】
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれず、且つ前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードが、前記第2のアクセスポイントが用いる暗号化方式に対応するパスワードとして許可される文字列に関する条件に適合しない場合、前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードの入力を前記所定のアプリケーションプログラムがユーザから受け付けるための処理を実行する処理ステップと、をさらに実行させ、
前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードの入力を前記所定のアプリケーションプログラムがユーザから受け付けたことに基づいて、前記所定のアプリケーションプログラムに入力された前記第2のアクセスポイントと接続するためのパスワードと前記第2のアクセスポイントを特定するための情報とが、前記通信装置に送信されることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記リストに前記第1のアクセスポイントが含まれず、且つ前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードが、前記第2のアクセスポイントが用いる暗号化方式に対応するパスワードとして許可される文字列に関する条件に適合しない場合、前記情報処理装置のOSが管理する無線プロファイルであり、前記第2のアクセスポイントに対応する無線プロファイルである第2の無線プロファイルから第2のパスワードを取得する第2取得ステップと、
前記第2の無線プロファイルから取得された前記第2のパスワードを用いて、前記第2のアクセスポイントと前記情報処理装置との間の接続の確立を試行するための第3試行処理を実行する第3試行ステップと、をさらに実行させ、
前記第3試行処理によって前記第2のアクセスポイントと前記情報処理装置との間の接続の確立が成功したことに基づいて、前記第2の無線プロファイルから取得された前記第2のパスワードと、前記第2のアクセスポイントを特定するための情報とが前記通信装置に送信されることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォン等の情報処理装置がプリンタ等の通信装置にアクセスポイントと接続するための情報を送信することで、通信装置が当該情報を用いてアクセスポイントと接続する形態が知られている。特許文献1には、情報処理装置が通信装置に情報を送信することで、情報処理装置と通信装置との接続形態を決めるための接続モードを通信装置に設定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-127545
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、アクセスポイントとの接続のための情報を通信装置に情報処理装置が送信する形態が普及するにつれ、当該形態の利便性を向上させることが要望されている。
【0005】
そこで本発明は、アクセスポイントとの接続のための情報を通信装置に情報処理装置が送信する形態の利便性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、所定のアプリケーションプログラムであって、情報処理装置のコンピュータに、前記情報処理装置のオペレーティングシステム(OS)が管理する無線プロファイルであり、第1のアクセスポイントに対応する無線プロファイルである所定の無線プロファイルから所定のパスワードを取得する取得ステップと、前記所定の無線プロファイルから取得された前記所定のパスワードと、前記第1のアクセスポイントと異なる第2のアクセスポイントを特定するための情報とを、前記情報処理装置の外部且つ前記第1のアクセスポイントの外部且つ前記第2のアクセスポイントの外部の通信装置に送信する送信ステップと、を実行させ、前記通信装置に送信された前記所定のパスワード及び前記第2のアクセスポイントを特定するための情報に基づいて、前記通信装置と前記第2のアクセスポイントとの間の接続を確立するための処理が前記通信装置により実行されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、アクセスポイントとの接続のための情報を通信装置に情報処理装置が送信する形態の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態における通信システムの一例を示す図である。
本発明の第1実施形態における端末装置及び通信装置の構成図の一例である。
本発明の第1実施形態における端末装置が実行する通信装置のネットワークセットアップを示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態における、設定情報を特定する処理を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態において表示される選択画面及び入力画面の一例である。
本発明の第1実施形態において表示される接続画面の一例である。
本発明の第2実施形態における、設定情報を特定する処理を示すフローチャートである。
本発明の第3実施形態における、設定情報を特定する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>
本実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。情報処理装置として、本実施形態ではスマートフォンを例示しているが、これに限定されず、端末装置、ノートPC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、通信装置として、本実施形態ではプリンタを例示しているが、これに限定されず、情報処理装置と無線通信を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等に適用することができる。また、プリンタのみならず複写機やファクシミリ装置、端末装置、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ、スマートスピーカ等にも適用可能である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を備える複合機にも適用可能である。
【0010】
まず、本実施形態を実現するためのシステム構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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