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公開番号
2025032040
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-10
出願番号
2023137639
出願日
2023-08-26
発明の名称
信号伝送装置
出願人
株式会社ダックビル
,
建装工業株式会社
代理人
個人
主分類
H04B
3/02 20060101AFI20250303BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】信号伝送装置により、足場を通信媒体として用いて通信を行うことを可能とする。
【解決手段】信号伝送装置は、足場の構成部材であり地面と垂直方向に設置される鋼管パイプを通信信号の伝送媒体として用い、鋼管パイプに接触するよう変調機を備え、変調機は、足場内の通信信号と、他の規格の通信信号を相互に変換する。これにより、足場を建設現場において職人が作業を行うための本来の機能としてだけではなく、通信媒体としても利用することを可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
通信信号を伝送するための装置であって、
足場の構成部材であり地面と垂直方向に設置される鋼管パイプを通信信号の伝送媒体として用い、
前記鋼管パイプに接触するよう変調機を備え、
前記変調機は、前記足場内の通信信号と、他の規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
通信信号を伝送するための装置であって、
足場の構成部材であり、地面と垂直方向に設置される鋼管パイプと、地面と水平方向に設置されかつ前記鋼管パイプと接続して用いる機材を通信信号の伝送媒体として用い、
前記鋼管パイプ又は前記鋼管パイプと接続する機材に接触するよう変調機を備え、
前記変調機は、前記足場内の通信信号と、他の規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項3】
通信信号を伝送するための装置であって、
足場の構成部材であり、地面と垂直方向に設置される鋼管パイプと、地面と水平方向に設置されかつ前記鋼管パイプと接続して用いる機材を通信信号の伝送媒体として用い、
前記鋼管パイプは、複数の鋼管パイプから構成され、各鋼管パイプの接続部は絶縁部を設けずに電気信号を通し、又は絶縁部を設けて電気信号を遮断し、前記各鋼管パイプの接続部は1以上の絶縁部を設ける箇所が存在し、
前記鋼管パイプと接続する機材は、複数の機材から構成され、前記鋼管パイプとの各接続部は絶縁部を設けずに電気信号を通し、又は絶縁体を設けて電気信号を遮断して通信経路を形成し、前記鋼管パイプとの各接続部は1以上の絶縁部を設ける箇所が存在し、
前記鋼管パイプ又は前記鋼管パイプと接続する機材に接触するよう変調機を備え、
前記変調機は、前記足場内の通信信号と、他の規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項4】
通信信号を伝送するための装置であって、
足場の構成部材であり、地面と垂直方向に設置される鋼管パイプと、地面と水平方向に設置されかつ前記鋼管パイプと接続して用いる機材を通信信号の伝送媒体として用い、
前記鋼管パイプ又は前記鋼管パイプと接続する機材に接触するよう複数の変調機を備え、
前記鋼管パイプは、複数の鋼管パイプから構成され、各鋼管パイプの接続部は前記複数の変調機をつなぐために必要な通信経路には絶縁部を設けずに電気信号を通し、それ以外の前記接続部は絶縁部を設けて電気信号を遮断し、
前記鋼管パイプと接続する機材は、複数の機材から構成され、前記鋼管パイプとの各接続部は前記複数の変調機をつなぐために必要な通信経路には絶縁部を設けずに電気信号を通し、それ以外の前記接続部は絶縁体を設けて電気信号を遮断して通信経路を形成し、
前記変調機は、前記足場内の通信信号と、他の規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項5】
通信信号を伝送するための装置であって、
足場の構成部材であり地面と垂直方向に設置される鋼管パイプと、前記鋼管パイプと平行に向かい合って設置される鋼管パイプを通信信号の伝送媒体として用い、
前記平行に向かい合う2つの前記鋼管パイプ又は前記鋼管パイプに接触するよう変調機を備え、
前記変調機は、前記足場内の通信信号と、他の規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項6】
前記通信信号の伝送媒体として用いる鋼管パイプ及び前記鋼管パイプと接続して用いる機材は、平行して向かい合う形で設置される鋼管パイプ及び前記鋼管パイプと接続して用いる機材をも同時に通信信号の伝送媒体として用い、
前記平行に向かい合う2つの前記鋼管パイプ又は前記平行に向かい合う2つの鋼管パイプと接続する機材に接触するよう変調機を備える請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の伝送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、信号伝送装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
IT技術の進歩により、建設現場(以下、工事現場を含めて建設現場という)でも様々なITツールが利用されるようになってきた。建設現場に通信環境を構築する場合、無線LAN(Local Area Network)装置を用いることも考えられるが、基地局を地上階に設置すると無線信号は上方向に飛びにくく、高所で接続しにくいといった問題がある。また、無線LANケーブルを設置すると、雨風にさらされ、切断しやすいといった問題がある。
【0003】
他の目的で設置された媒体を通信媒体として利用しようという観点では、例えば特許文献1がある。特許文献1は、既存の金属管を通信媒体として利用する方法について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-292359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、既存の金属管を通信媒体としての利用に応用した一例であるが、建設現場においては、金属管による足場が設置される。したがって、建設現場において、足場を通信媒体として用いることができれば、建設現場においてほぼ設置される機材を通信媒体という別の用途に用いることが可能となる。そして、無線LANのように高所で接続しにくいという問題やLANケーブルのようにケーブルが切断されやすいという問題を解決しつつ、建設現場に簡易かつ安定的な通信環境を構築することが可能である。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みて提案するものであり、足場を通信媒体として利用した装置である信号伝送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示に係る信号伝送装置は、足場の構成部材であり地面と垂直方向に設置される鋼管パイプを通信信号の伝送媒体として用い、鋼管パイプに接触するよう変調機を備え、変調機は、足場内の通信信号と、他の規格の通信信号を相互に変換する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、建設現場において工事のために設置される足場を職人の作業のための足場として利用するだけでなく、通信環境を構築するための通信媒体としても利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
信号伝送装置10の概要を示す図である。
変調機100の基本的構成を示す図である。
鋼管パイプ200の構成を示す図である。
鋼管パイプの接続部を示す図である。
鋼管パイプ200と手すり300の接続部を示す図である。
通信経路の形成の具体例を示した図である。
通信信号の伝送媒体を2線使用する場合の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)
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