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公開番号
2025031706
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024156719,2023134891
出願日
2024-09-10,2023-08-22
発明の名称
非侵襲的出生前親子鑑定方法
出願人
株式会社seeDNA
代理人
弁理士法人みなとみらい特許事務所
主分類
C12Q
1/68 20180101AFI20250228BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】血縁鑑定におけるサンプルの取違いによる誤判定を検証する新たな技術を提供する。
【解決手段】鑑定対象である特定人の擬血族と、前記特定人と、を含む一組の特定の鑑定対象ファミリーより採取したサンプルに基づく、特定人と擬血族の血縁鑑定におけるサンプルの取違いによる誤判定を検証する方法であって、以下に定義する検証工程を含む検証方法。(検証パターン1)特定の鑑定対象ファミリーに属する特定人のジェノタイピングの結果と、前記別の鑑定対象ファミリーに属する擬血族のジェノタイピングの結果と、に基づき、この擬血族と特定人の組み合わせにおいて血縁鑑定を行う。(検証パターン2)別の鑑定対象ファミリーに属する特定人のジェノタイピングの結果と、前記特定の鑑定対象ファミリーに属する擬血族のジェノタイピングの結果と、に基づき、この擬血族と特定人の組み合わせにおいて血縁鑑定を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
生物学的血縁関係の存否の鑑定対象である特定人の擬血族と、前記特定人と、任意に前記特定人の生物学的な血族と、を含む、一組の特定の鑑定対象ファミリーより採取したサンプルに基づく、前記特定人と前記擬血族の血縁鑑定におけるサンプルの取違いによる誤判定を検証する方法であって、以下に定義する検証工程を含むことを特徴とする検証方法。
<検証工程>
前記特定の鑑定対象ファミリーとは別の鑑定対象ファミリーより採取したサンプルとの取違いによる誤判定を検証するため、以下に定義する検証パターン1及び/又は検証パターン2に従った検証を行う。
(検証パターン1)
前記特定の鑑定対象ファミリーに属する前記特定人のジェノタイピングの結果と、
任意に、前記特定の鑑定対象ファミリーに属する前記特定人の生物学的な血族のジェノタイピングの結果と、
前記別の鑑定対象ファミリーに属する擬血族のジェノタイピングの結果と、
に基づき、この擬血族と特定人の組み合わせにおいて血縁鑑定を行う。
(検証パターン2)
前記別の鑑定対象ファミリーに属する特定人のジェノタイピングの結果と、
任意に、前記別の鑑定対象ファミリーに属する前記特定人の生物学的な血族のジェノタイピングの結果と、
前記特定の鑑定対象ファミリーに属する前記擬血族のジェノタイピングの結果と、
に基づき、この擬血族と特定人の組み合わせにおいて血縁鑑定を行う。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記擬血族が擬親であり、
前記特定人が子であり、
前記特定人の生物学的な血族が、前記擬親とは異なる性別である、前記子の生物学的な親であり、
前記血縁鑑定が親子鑑定であり、
生物学的親子関係の存否の鑑定対象である前記擬親と、前記子と、任意に前記生物学的な親と、を含む、一組の特定の鑑定対象ファミリーより採取したサンプルに基づく、前記擬親と前記子の親子鑑定におけるサンプルの取違いによる誤判定を検証する方法であって、以下に定義する検証工程を含むことを特徴とする、請求項1に記載の検証方法。
<検証工程>
前記特定の鑑定対象ファミリーとは別の鑑定対象ファミリーより採取したサンプルとの取違いによる誤判定を検証するため、以下に定義する検証パターン1及び/又は検証パターン2に従った検証を行う。
(検証パターン1)
前記特定の鑑定対象ファミリーに属する前記子のジェノタイピングの結果と、
任意に、前記特定の鑑定対象ファミリーに属する前記生物学的な親のジェノタイピングの結果と、
前記別の鑑定対象ファミリーに属する擬親のジェノタイピングの結果と、
に基づき、この擬親と子の組み合わせにおいて親子鑑定を行う。
(検証パターン2)
前記別の鑑定対象ファミリーに属する子のジェノタイピングの結果と、
任意に、前記別の鑑定対象ファミリーに属する、当該子の生物学的な親のジェノタイピングの結果と、
前記特定の鑑定対象ファミリーに属する前記擬親のジェノタイピングの結果と、
に基づき、この擬親と子の組み合わせにおいて親子鑑定を行う。
【請求項3】
前記血縁鑑定が、
生物学的血縁関係の存否の鑑定対象である前記擬血族と前記特定人の2名のジェノタイピングの結果に基づき行われる鑑定、又は
生物学的親子関係の存否の鑑定対象である前記擬血族と、前記特定人と、前記生物学的な血族と、の3名のジェノタイピングの結果に基づき行われる鑑定
を含む、請求項1に記載の検証方法。
【請求項4】
前記検証工程において、
1又は2以上の前記別の鑑定対象ファミリーに属する、擬血族と、特定人と、のジェノタイピンの結果を格納しているデータベースを参照することで、前記検証パターン1及び/又は前記検証パターン2に従った検証を行う、請求項1に記載の検証方法。
【請求項5】
前記検証工程において、
1又は2以上の前記別の鑑定対象ファミリーに属する、擬親と、子と、任意に当該子の前記生物学的な親と、のジェノタイピンの結果を格納しているデータベースを参照することで、前記検証パターン1及び/又は前記検証パターン2に従った検証を行う、請求項2に記載の検証方法。
【請求項6】
前記特定の鑑定対象ファミリーに属する前記擬血族と、前記特定人と、のジェノタイピングが完了した後、その結果を前記データベースに格納して更新することを含む、請求項4又は5に記載の検証方法。
【請求項7】
前記検証工程は、
前記更新後の前記データベースを参照することで、前記検証工程を実行すること、及び
前記データベースに反映された前記特定の鑑定対象ファミリーのジェノタイピングの結果を、前記別の鑑定ファミリーのジェノタイピングの結果とみなして、前記検証パターン1及び/又は前記検証パターン2に従った検証を行うことを含む、請求項6に記載の検証方法。
【請求項8】
前記擬血族のジェノタイピングと、前記特定人のジェノタイピングが、
それぞれ異なる場所及び/又は異なる時間に実行されるか、及び/又は
それぞれ別の作業者により実行されるものである、請求項1~5の何れか一項に記載の検証方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は非侵襲的出生前親子鑑定技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
血液に混入した循環無細胞DNA(cell-free DNA,cfDNA)の解析結果に基づき、出生前に胎児と擬父の親子鑑定する技術が知られている。母親の血液循環に混入した胎児由来の遺伝物質である胎児循環無細胞DNA(Cell-free fetal DNA,cffDNA)の分析を行うことにより、非侵襲的出生前親子鑑定(Non-Invasive Prenatal Paternity Test,NIPPT)を実施することが可能となる(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-502845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非侵襲的出生前親子鑑定ではcfDNAサンプルの解析結果に基づき胎児の遺伝型を特定する。しかし、cfDNAは母親由来のDNAと胎児由来のDNAが混在しているため、一つの多型座位より測定される信号には、母親由来のアレルに起因する信号と胎児由来のアレルに起因する信号が混じっている。胎児のジェノタイピングを行うためには、混在した信号のうち胎児由来のアレルの信号を推定しなければならない。 よって、本発明は、簡便な基準をもって胎児のジェノタイピングを行い得る、新規の非侵襲的出生前親子鑑定方法を提供することを第1の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記第1の課題を解決する本発明は以下の通りである。
[1] 非侵襲的出生前親子鑑定方法であって、
以下に定義する2サンプル鑑定工程及び/又は3サンプル鑑定工程を含む、非侵襲的出生前親子鑑定方法。
【0006】
<2サンプル鑑定工程>
複数の多型座位における、擬父と胎児の2名のジェノタイピングの結果に基づいて、擬父と胎児の生物学的親子関係の存否を鑑定する工程。
但し、前記胎児のジェノタイピングは、以下に定義する基準a判定法に従って行われる。
【0007】
(基準a判定法)
妊娠中の母親より採取した循環無細胞核酸サンプルの分析によって得られたデータに含まれる、特定の多型座位に由来する、
最も強い信号強度で検出されるアレルをアレルA、
アレルAの信号強度と同一又は2番目に強い信号強度で検出されるアレルをアレルB、
と表記したとき、当該特定の多型座位に由来する信号強度の総和に対する、アレルAの信号強度の割合(Fa)とアレルBの信号強度の割合(Fb)を指標として、以下の基準aで行う。
【0008】
<基準a>
・0%≦Fb{≦,<}L%を満たす場合には、胎児の前記特定の多型座位における遺伝型はAAのホモであると判定
・M%{≦,<}Fb{≦,<}N%を満たす場合には、胎児の前記特定の多型座位における遺伝型はABのヘテロであると判定
・Fa=Fbを満たす場合には、当該特定の多型座位のジェノタイピングを行わずにスキップ
・Fbが上の何れの条件も満たさない場合には、当該特定の多型座位のジェノタイピングを行わずにスキップ
(Nは50未満の数値であり、0{≦,<}L<M{≦,<}Nの関係式を満たす。なお、{≦,<}との表記は、≦と<の何れかの不等号を任意に選択できることを示す。)
【0009】
<3サンプル鑑定工程>
複数の多型座位における、生物学的な母親、擬父及び胎児の3者のジェノタイピングの結果に基づいて、擬父と胎児の生物学的親子関係の存否を鑑定する工程。
但し、前記胎児のジェノタイピングは、前記基準a判定法、及び/又は以下に定義する基準b判定法に従って行われる。
【0010】
(基準b判定法)
前記循環無細胞核酸サンプルの分析によって得られたデータに含まれる、前記母親においてホモ接合であると判定された、特定の多型座位に由来する、
最も強い信号強度で検出されるアレルをアレルA、
アレルAの信号強度と同一又は2番目に強い信号強度で検出されるアレルをアレルB、
と表記したとき、当該特定の多型座位に由来する信号強度の総和に対する、アレルAの信号強度の割合(Fa)とアレルBの信号強度の割合(Fb)を指標として、以下の基準bで行う。
(【0011】以降は省略されています)
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