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公開番号2025030315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135492
出願日2023-08-23
発明の名称物品搬送設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B66C 7/12 20060101AFI20250228BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】複数の階層間での物品の搬送効率の向上が図られた物品搬送設備を実現する。
【解決手段】物品搬送設備(1)は、搬送車(2)と、第1階層レール(3)と、第2階層レール(4)と、階間搬送装置(5)とを備える。階間搬送装置(5)は、第1昇降レール(51)と、第2昇降レール(52)と、昇降機構とを備える。第1階層レール(3)は、第1停止位置(P1)にある第1昇降レール(51)に接続される第1レール部(31)と、第1停止位置(P1)にある第2昇降レール(52)に接続される第2レール部(32)とを備える。第2階層レール(4)は、第2停止位置(P2)にある第1昇降レール(51)に接続される第3レール部(43)と、第2停止位置(P2)にある第2昇降レール(52)に接続される第4レール部(44)とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の階層を備える建物の内部において物品を搬送する複数の搬送車と、
複数の前記階層のうちの1つである第1階層に配置されて前記搬送車が走行する第1階層レールと、
複数の前記階層のうちの1つであって前記第1階層とは異なる第2階層に配置されて前記搬送車が走行する第2階層レールと、
前記第1階層と前記第2階層とに亘って前記搬送車を上下方向に搬送する階間搬送装置と、を備え、
前記階間搬送装置は、前記搬送車が走行する第1昇降レールと、前記第1昇降レールと並列に設けられて前記搬送車が走行する第2昇降レールと、前記第1昇降レールと前記第2昇降レールとの位置関係を保ったまま前記第1昇降レール及び前記第2昇降レールを上下方向に移動させる昇降機構と、を備え、
前記昇降機構は、前記第1昇降レール及び前記第2昇降レールを、前記第1階層における予め定められた第1停止位置と、前記第2階層における予め定められた第2停止位置と、に停止させることができるように構成され、
前記第1階層レール及び前記第2階層レールのそれぞれに沿う方向を走行方向とし、前記走行方向の一方側を走行方向第1側とし、前記走行方向の他方側を走行方向第2側として、
前記第1階層レールは、前記第1停止位置にある前記第1昇降レールに前記走行方向第1側から接続される第1レール部と、前記第1停止位置にある前記第2昇降レールに前記走行方向第1側から接続される第2レール部と、を備え、
前記第2階層レールは、前記第2停止位置にある前記第1昇降レールに前記走行方向第1側又は前記走行方向第2側から接続される第3レール部と、前記第2停止位置にある前記第2昇降レールに前記走行方向第1側又は前記走行方向第2側から接続される第4レール部と、を備える、物品搬送設備。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1昇降レールと前記第2昇降レールとが、上下方向に並んで配置されている、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
前記搬送車は、前記第1階層レールにおいて前記走行方向第2側へ向かって走行し、
前記階間搬送装置に対して前記走行方向第1側において、前記第2レール部が前記第1レール部から分岐しており、
前記第2レール部に、前記搬送車が停止して待機する待機区間が設定されている、請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
【請求項4】
前記第3レール部は、前記第2停止位置にある前記第1昇降レールに前記走行方向第2側から接続され、前記第4レール部は、前記第2停止位置にある前記第2昇降レールに前記走行方向第2側から接続され、
前記第2階層レールは、前記第2停止位置にある前記第1昇降レールに前記走行方向第1側から接続される第5レール部と、前記第2停止位置にある前記第2昇降レールに前記走行方向第1側から接続される第6レール部と、を備え、
前記階間搬送装置に対して前記走行方向第2側において、前記第4レール部が前記第3レール部に合流しており、
前記第4レール部にも、前記待機区間が設定されている、請求項3に記載の物品搬送設備。
【請求項5】
前記待機区間に対応して、前記待機区間に停止した前記搬送車に対する処理を行う処理装置が配置されている、請求項3に記載の物品搬送設備。
【請求項6】
複数の前記搬送車の制御を行う制御システムを備え、
前記制御システムは、前記第4レール部が前記第3レール部に合流する合流部において、前記第3レール部を走行する前記搬送車を、前記第4レール部を走行する前記搬送車よりも優先させる優先走行処理を実行する、請求項4に記載の物品搬送設備。
【請求項7】
複数の前記搬送車の制御を行う制御システムを備え、
前記制御システムは、
複数の前記搬送車のそれぞれについて、前記処理装置による処理の必要性の有無を判定する必要性判定処理と、
前記必要性判定処理の結果、前記処理装置による処理の必要性が有ると判定された前記搬送車を、前記処理装置が配置された前記待機区間へ導く第1誘導処理と、
を実行する、請求項5に記載の物品搬送設備。
【請求項8】
前記制御システムは、前記搬送車のそれぞれについて、搬送中の物品の搬送優先度を判定する搬送優先度判定処理を行い、前記搬送優先度判定処理の結果、前記搬送優先度が予め定められた判定しきい値以上であると判定された前記搬送車を、前記必要性判定処理の結果に関わらず、前記第1昇降レールへ導く第2誘導処理を実行する、請求項7に記載の物品搬送設備。
【請求項9】
前記第1昇降レール及び前記第2昇降レールの少なくとも一方に位置している前記搬送車に対する処理を行う処理装置が、前記昇降機構により前記第1昇降レール及び前記第2昇降レールと共に上下方向に移動するように構成されている、請求項1又は2に記載の物品搬送設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品搬送設備に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
複数の階層を備える建物の内部において階層間で物品を搬送可能とした物品搬送設備が利用されている。このような物品搬送設備の一例が、特開平6-171888号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1の物品搬送設備(資材搬送装置)は、複数の搬送車(走行トロリー8)と、第1の階層(1階)と第2の階層(3階)とに亘って搬送車を上下方向に搬送する階間搬送装置(横行巻き上げ装置5+昇降レール7)とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-171888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の物品搬送設備では、搬送車を1台ずつ階間搬送する構成であるため、階層間での搬送車の搬送効率が悪いという問題があった。
【0005】
そこで、複数の階層間での物品の搬送効率の向上が図られた物品搬送設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る物品搬送設備は、
複数の階層を備える建物の内部において物品を搬送する複数の搬送車と、
複数の前記階層のうちの1つである第1階層に配置されて前記搬送車が走行する第1階層レールと、
複数の前記階層のうちの1つであって前記第1階層とは異なる第2階層に配置されて前記搬送車が走行する第2階層レールと、
前記第1階層と前記第2階層とに亘って前記搬送車を上下方向に搬送する階間搬送装置と、を備え、
前記階間搬送装置は、前記搬送車が走行する第1昇降レールと、前記第1昇降レールと並列に設けられて前記搬送車が走行する第2昇降レールと、前記第1昇降レールと前記第2昇降レールとの位置関係を保ったまま前記第1昇降レール及び前記第2昇降レールを上下方向に移動させる昇降機構と、を備え、
前記昇降機構は、前記第1昇降レール及び前記第2昇降レールを、前記第1階層における予め定められた第1停止位置と、前記第2階層における予め定められた第2停止位置と、に停止させることができるように構成され、
前記第1階層レール及び前記第2階層レールのそれぞれに沿う方向を走行方向とし、前記走行方向の一方側を走行方向第1側とし、前記走行方向の他方側を走行方向第2側として、
前記第1階層レールは、前記第1停止位置にある前記第1昇降レールに前記走行方向第1側から接続される第1レール部と、前記第1停止位置にある前記第2昇降レールに前記走行方向第1側から接続される第2レール部と、を備え、
前記第2階層レールは、前記第2停止位置にある前記第1昇降レールに前記走行方向第1側又は前記走行方向第2側から接続される第3レール部と、前記第2停止位置にある前記第2昇降レールに前記走行方向第1側又は前記走行方向第2側から接続される第4レール部と、を備える。
【0007】
この構成によれば、2台以上の搬送車を同時に1つの階層から別の階層に搬送することができる。よって、搬送車を1台ずつ階間搬送する構成に比べて、階層間での搬送車の搬送効率を高めることができる。従って、複数の階層間での物品の搬送効率の向上が図られた物品搬送設備を提供することができる。
【0008】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ
非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
物品搬送設備の斜視図
下層階レール及び搬送車の正面図
階間搬送装置及びその周辺の模式図
搬送車による物品搬送の一例を示す模式図
搬送車による物品搬送の一例を示す模式図
搬送車による物品搬送の一例を示す模式図
搬送車による物品搬送の一例を示す模式図
搬送車による物品搬送の一例を示す模式図
搬送車による物品搬送の一例を示す模式図
搬送車による物品搬送の一例を示す模式図
搬送車による物品搬送の一例を示す模式図
階間搬送装置の周辺を通過する搬送車に対する処理のフローチャート
別形態の階間搬送装置及びその周辺の模式図
【発明を実施するための形態】
【0010】
物品搬送設備の実施形態について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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