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公開番号2025029505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023134228
出願日2023-08-21
発明の名称駆動ユニット
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B60K 17/12 20060101AFI20250227BHJP(車両一般)
要約【課題】駆動系のねじり共振周波数を変化させることができる技術を提供する。
【解決手段】車両に搭載される駆動ユニットは、モータと、外周面に第1スプラインを有しており、モータからのトルクによって回転するモータ側シャフトと、外周面に第2スプラインを有しており、モータ側シャフトと同軸に配置されたギヤ側シャフトと、モータ側シャフトからギヤ側シャフトに亘って配置されており、第1スプライン及び第2スプラインに係合する第3スプラインを内周面に有する連結スリーブと、を備えている。連結スリーブは、軸方向に沿って移動可能に構成されており、連結スリーブの軸方向の位置に応じて、第3スプラインが第1スプラインと係合する第1係合長さと、第3スプラインが第2スプラインと係合する第2係合長さと、の少なくとも一方が変化する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される駆動ユニットであって、
モータと、
外周面に第1スプラインを有しており、前記モータからのトルクによって回転するモータ側シャフトと、
外周面に第2スプラインを有しており、前記モータ側シャフトと同軸に配置されたギヤ側シャフトと、
前記モータ側シャフトから前記ギヤ側シャフトに亘って配置されており、前記第1スプライン及び前記第2スプラインに係合する第3スプラインを内周面に有する連結スリーブと、を備え、
前記連結スリーブは、軸方向に沿って移動可能に構成されており、前記連結スリーブの軸方向の位置に応じて、前記第3スプラインが前記第1スプラインと係合する第1係合長さと、前記第3スプラインが前記第2スプラインと係合する第2係合長さと、の少なくとも一方が変化する、
駆動ユニット。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記連結スリーブを軸方向に移動させるアクチュエータをさらに備える、請求項1に記載の駆動ユニット。
【請求項3】
前記アクチュエータは、前記車両が走行している路面の平坦度に応じて、前記連結スリーブを少なくとも第1位置と第2位置との間で移動させる、請求項2に記載の駆動ユニット。
【請求項4】
前記車両が走行している路面が、所定の条件を満たす波状路であるときに、前記アクチュエータは前記連結スリーブを前記第1位置に配置し、
前記車両が走行している路面が、前記波状路でないときに、前記アクチュエータは前記連結スリーブを前記第2位置に配置する、請求項3に記載の駆動ユニット。
【請求項5】
前記第1係合長さと前記第2係合長さとの合計長さは、前記連結スリーブが前記第1位置にあるときよりも、前記連結スリーブが前記第2位置にあるときの方が短い、請求項4に記載の駆動ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、車両に搭載される駆動ユニットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両に搭載される駆動ユニットが開示されている。この駆動ユニットは、モータと、モータ側シャフトと、モータ側シャフトと同軸に配置されたギヤ側シャフトと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-89664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
駆動ユニットが搭載される車両において、車両の駆動系のねじり共振周波数と車両のばね下共振周波数とが略一致していることがある。車両が凹凸を有する路面を走行している場合、スリップ及びグリップが繰り返し発生することで、周期的なトルク変動が発生することがある。このトルク変動の周波数が、ねじり共振周波数及びばね下共振周波数と一致すると、駆動系に過大なトルクが発生し得る。駆動系に過大なトルクが発生することを抑制することが望まれている。
【0005】
本明細書では、駆動系に過大なトルクが発生することを抑制することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様では、車両に搭載される駆動ユニットは、モータと、外周面に第1スプラインを有しており、前記モータからのトルクによって回転するモータ側シャフトと、外周面に第2スプラインを有しており、前記モータ側シャフトと同軸に配置されたギヤ側シャフトと、前記モータ側シャフトから前記ギヤ側シャフトに亘って配置されており、前記第1スプライン及び前記第2スプラインに係合する第3スプラインを内周面に有する連結スリーブと、を備えてもよい。前記連結スリーブは、軸方向に沿って移動可能に構成されており、前記連結スリーブの軸方向の位置に応じて、前記第3スプラインが前記第1スプラインと係合する第1係合長さと、前記第3スプラインが前記第2スプラインと係合する第2係合長さと、の少なくとも一方が変化してもよい。
【0007】
上記の構成によると、連結スリーブによって、モータ側シャフトとギヤ側シャフトとが連結される。そして、連結スリーブが軸方向に移動することによって、第1係合長さと第2係合長さとの少なくとも一方が変化する。第1係合長さと第2係合長さとの少なくとも一方が変化することによって、駆動系のねじり剛性が変化する。駆動系のねじり剛性が変化することに応じて、駆動系のねじり共振周波数が変化する。このため、連結スリーブを軸方向に移動させることによって、駆動系のねじり共振周波数を変化させることができる。駆動系のねじり周波数を変化させることで、ねじり共振周波数とばね下共振周波数とが一致しないようにすることができる。従って、駆動系に過大なトルクが発生することを抑制することができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記連結スリーブを軸方向に移動させるアクチュエータをさらに備えてもよい。
【0009】
上記の構成によると、ユーザは、手動で連結スリーブを移動させなくてもよい。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0010】
第3の態様では、前記第2の態様において、前記アクチュエータは、前記車両が走行している路面の平坦度に応じて、前記連結スリーブを少なくとも第1位置と第2位置との間で移動させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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