TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025001442
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023101037
出願日
2023-06-20
発明の名称
エアバッグ装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
21/201 20110101AFI20241225BHJP(車両一般)
要約
【課題】エアバッグの上方及び後方への展開速度を遅延させるとともに、エアバッグを右方及び左方に迅速に展開させることができるエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】エアバッグ装置30は、エアバッグ31と、エアバッグ31に膨張用ガスを供給するインフレーター32と、折り畳まれた状態のエアバッグ31の上方、後方、及び下方を連続的に覆うようにエアバッグ31に巻き付けられる規制ベルト40を備える。規制ベルト40は、エアバッグ31が膨張を開始してから膨張を完了させるまでの間にエアバッグ31から受ける圧力によって破断し、破断するまでの間、エアバッグ31に接触してエアバッグ31の上方、後方、及び下方への膨張を抑制する。規制ベルト40は、折り畳まれた状態のエアバッグ31の右方及び左方を覆わないようにエアバッグ31に巻き付けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載されるエアバッグ装置において、
折り畳まれて収容され、膨張用ガスが供給されることによって膨張するエアバッグと、
前記エアバッグに前記膨張用ガスを供給するインフレーターと、
折り畳まれた状態の前記エアバッグの上方、後方、及び下方を連続的に覆うように前記エアバッグに巻き付けられる巻き付け部材であって、前記エアバッグが膨張を開始してから膨張を完了させるまでの間に前記エアバッグから受ける圧力によって破断し、前記エアバッグが膨張を開始してから破断するまでの間、前記エアバッグに接触して前記エアバッグの上方、後方、及び下方への膨張を抑制する巻き付け部材と、
を備え、
前記巻き付け部材は、折り畳まれた状態の前記エアバッグの右方及び左方を覆わないように前記エアバッグに巻き付けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記巻き付け部材は、
前記エアバッグに対する巻き付け方向の一端側で前記エアバッグに固定される第1固定部と、
前記巻き付け方向の他端側で前記エアバッグに固定される第2固定部と、
前記第1固定部と前記第2固定部との間の前記巻き付け方向の長さが前記エアバッグにおける前記第1固定部に対応する位置と前記第2固定部に対応する位置との間の前記巻き付け方向の周長より長く設定されることにより形成され、前記巻き付け部材が折り重ねられた折り重ね部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
【請求項3】
前記第1固定部と前記第2固定部は、前記エアバッグの内部に設けられたリテーナに挿通されるネジ部材を介して前記エアバッグにそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
【請求項4】
前記巻き付け部材は、膨張する前記エアバッグから受ける圧力によって破断するスリットを備えることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
【請求項5】
前記スリットは、前記巻き付け部材における折り畳まれた状態の前記エアバッグの下方を覆う部分に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のエアバッグ装置。
【請求項6】
前記エアバッグは、ステアリングホイールに搭載されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
【請求項7】
前記ステアリングホイールは、前記車両の操舵軸に連結されるボス部と、運転者に把持されて前記操舵軸を中心に回転操舵される操舵部とを備え、
前記操舵部が回転されていない状態において、前記操舵部の外郭の上下方向の幅は左右方向の幅より狭いことを特徴とする請求項6に記載のエアバッグ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるエアバッグ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には、乗員を保護するためのエアバッグ装置が従来から搭載されている。また特許文献1では、折り畳まれた状態のエアバッグを覆うカバー部材がエアバッグの膨張開始後もエアバッグの上方や後方を覆う状態を維持することにより、エアバッグの上方や後方への膨張を抑制する構成が記載されている。これによりエアバッグが膨張する際の上方や後方への展開速度が遅延するため、乗員とエアバッグとの間の距離が近い状態でエアバッグが作動した場合であっても乗員がエアバッグから受ける衝撃が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7212170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両が正面衝突ではなく斜めに衝突した場合、乗員は前方だけでなく左方や右方にも移動する。そのため、エアバッグによって乗員を的確に受け止めるためには、エアバッグが左方や右方に迅速に展開する方が望ましい。一方、特許文献1に記載の構成では、折り畳まれた状態のエアバッグのほぼ全域をカバー部材が覆っているため、エアバッグの左右への展開がカバー部材に抑制されて遅延するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、エアバッグの上方及び後方への展開速度を遅延させるとともに、エアバッグを右方及び左方に迅速に展開させることができるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係るエアバッグ装置の代表的な構成は、車両に搭載されるエアバッグ装置において、折り畳まれて収容され、膨張用ガスが供給されることによって膨張するエアバッグと、前記エアバッグに前記膨張用ガスを供給するインフレーターと、折り畳まれた状態の前記エアバッグの上方、後方、及び下方を連続的に覆うように前記エアバッグに巻き付けられる巻き付け部材であって、前記エアバッグが膨張を開始してから膨張を完了させるまでの間に前記エアバッグから受ける圧力によって破断し、前記エアバッグが膨張を開始してから破断するまでの間、前記エアバッグに接触して前記エアバッグの上方、後方、及び下方への膨張を抑制する巻き付け部材と、を備え、前記巻き付け部材は、折り畳まれた状態の前記エアバッグの右方及び左方を覆わないように前記エアバッグに巻き付けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係るエアバッグ装置によれば、エアバッグの上方及び後方への展開速度を遅延させるとともに、エアバッグを右方及び左方に迅速に展開させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
エアバッグ装置が搭載されるステアリングホイールの正面図である。
ステアリングホイールの左側面図である。
図1に示すA-A断面で切断したステアリングホイールの断面図である。
エアバッグに巻き付けられる前の規制ベルトの平面図である。
エアバッグと規制ベルトの側面図である。
エアバッグが膨張する際の規制ベルトの動作を示す図である。
エアバッグが膨張する際の規制ベルトの動作を示す図である。
膨張している途中のエアバッグと規制ベルトを上方から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置30について図面を参照しながら説明する。以下の説明において、左右方向は、エアバッグ装置30を搭載した車両50の直進走行時の左方向と右方向を意味する。前後方向は、車両50の直進走行時の前方向と後方向を意味する。上下方向は、鉛直方向の上方向と下方向を意味する。なお、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、相対配置等は、特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
本実施形態に係るエアバッグ装置30は、ステアリングホイール10に搭載されているものであり、乗員としての運転者M(図6)を保護するものである。図1は、エアバッグ装置30が搭載されたステアリングホイール10の正面図である。図2は、ステアリングホイール10の左側面図である。図3は、ステアリングホイール10を図1に示すA-A断面で切断した断面図である。図1~図3において、膨張完了時のエアバッグ31を二点鎖線で示している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
豊田合成株式会社
発光装置
15日前
豊田合成株式会社
コンソール
1日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2日前
豊田合成株式会社
エアバッグ装置
2日前
豊田合成株式会社
コネクタ構造体
1か月前
豊田合成株式会社
空調用レジスタ
1か月前
豊田合成株式会社
空調用レジスタ
1か月前
豊田合成株式会社
車両用コンソール
1日前
豊田合成株式会社
ステアリング装置
15日前
豊田合成株式会社
積層体及び積層体の製造方法
22日前
豊田合成株式会社
細胞培養膜及び細胞培養方法
1か月前
サンケン電気株式会社
位置検出装置
1日前
豊田合成株式会社
エアバッグ装置、その取付方法および車両用シート
1か月前
豊田合成株式会社
偏光フィルム、調光装置及び偏光フィルムの製造方法
29日前
豊田合成株式会社
ガラスラン
22日前
トヨタ自動車株式会社
水分解光触媒材料及びその製造方法
2日前
個人
車両
1か月前
個人
眼科手術車
1日前
個人
自動車運転補助装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
日本精機株式会社
表示装置
15日前
個人
キャンピングトレーラー
24日前
個人
空気圧調節式ホイール。
3か月前
個人
台車用車輪止め具
2日前
エムケー精工株式会社
洗車装置
2か月前
個人
謝意シグナル装着車
17日前
日本精機株式会社
車外表示装置
3か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
3か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
17日前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
3か月前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2日前
続きを見る
他の特許を見る