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公開番号
2025029472
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023134168
出願日
2023-08-21
発明の名称
フォイル軸受
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
F16C
27/02 20060101AFI20250227BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】トップフォイルに対するバンプフォイルの傾きを抑制できるフォイル軸受を提供する。
【解決手段】フォイル軸受10は、筒状の軸受ハウジング12と、軸受ハウジング12の周方向Zに複数配置される薄板状のバンプフォイル14とを備えている。複数のバンプフォイル14はそれぞれ、軸受ハウジング12の周方向Zにおける本体部40の第1端部40aから軸受ハウジング12に向かって延出するとともに軸受ハウジング12の第1係止溝20aに挿入される第1係止部43と、軸受ハウジング12の周方向Zにおける本体部40の第2端部40bから軸受ハウジング12に向かって延出するとともに軸受ハウジング12の第2係止溝20bに挿入される第2係止部44とを有している。軸受ハウジング12の軸方向Xにおいて第1係止部43及び第2係止部44の両側には、軸受ハウジング12とは別体の一対の規制部材15が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸が挿通される筒状の軸受ハウジングと、
前記回転軸と前記軸受ハウジングとの間に配置される薄板状のトップフォイルと、
前記軸受ハウジングと前記トップフォイルとの間に配置されるとともに前記軸受ハウジングの周方向に複数配置される薄板状のバンプフォイルと、
を備え、
複数の前記バンプフォイルはそれぞれ、
前記軸受ハウジングの周方向に延びるとともに前記トップフォイルを弾性的に支持する本体部と、
前記軸受ハウジングの周方向における前記本体部の第1端部から前記軸受ハウジングに向かって延出する第1係止部と、
前記軸受ハウジングの周方向における前記本体部の第2端部から前記軸受ハウジングに向かって延出する第2係止部と、
を有し、
前記軸受ハウジングの内周面には、前記軸受ハウジングの軸方向の両端面において開口するとともに前記第1係止部が挿入される第1係止溝と、前記軸受ハウジングの軸方向の両端面において開口するとともに前記第2係止部が挿入される第2係止溝とがそれぞれ前記バンプフォイルと同数設けられ、
複数の前記第1係止部は、複数の前記第1係止溝に個別に挿入されるとともに、複数の前記第2係止部は、複数の前記第2係止溝に個別に挿入され、
前記軸受ハウジングの軸方向において前記第1係止部及び前記第2係止部の両側には、前記軸受ハウジングとは別体の一対の規制部材が設けられていることを特徴とするフォイル軸受。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記第1係止溝及び前記第2係止溝はそれぞれ、前記軸受ハウジングの軸方向の全体に亘って設けられている請求項1に記載のフォイル軸受。
【請求項3】
前記第1係止部は、前記軸受ハウジングの軸方向における前記第1係止溝の全体に亘って延在しているとともに、前記第2係止部は、前記軸受ハウジングの軸方向における前記第2係止溝の全体に亘って延在している請求項2に記載のフォイル軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォイル軸受に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、回転軸を回転可能に支持するフォイル軸受が開示されている。フォイル軸受は、筒状の軸受ハウジングと、薄板状のトップフォイルと、薄板状のバンプフォイルとを備えている。回転軸は、軸受ハウジングに挿通されている。回転軸の軸方向は、軸受ハウジングの軸方向と一致している。トップフォイルは、回転軸と軸受ハウジングとの間に配置されている。バンプフォイルは、軸受ハウジングとトップフォイルとの間に配置されている。
【0003】
バンプフォイルは、本体部及び係止部を有している。本体部は、軸受ハウジングの周方向に延びている。本体部は、トップフォイルを弾性的に支持する。係止部は、軸受ハウジングの周方向における本体部の第1端部から軸受ハウジングに向かって延出している。軸受ハウジングの内周面には、バンプフォイルの係止部が挿入される溝が設けられている。溝は、軸受ハウジングの軸方向の一端面において開口している。このため、軸受ハウジングの軸方向において係止部の一方側には、軸受ハウジングが位置している。また、軸受ハウジングの軸方向において係止部の他方側には、規制部材が設けられている。これにより、軸受ハウジングの軸方向における係止部の移動が規制されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-57207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図6は、トップフォイル60及びバンプフォイル70の展開図である。図6における上下方向は、軸受ハウジングの軸方向に対応している。図6における左右方向は、軸受ハウジングの周方向に対応している。上述したように、軸受ハウジングの周方向における本体部71の第1端部71aには、係止部72が設けられている。係止部72は、図示しない軸受ハウジング及び規制部材によって、軸受ハウジングの軸方向における移動が規制されている。このため、軸受ハウジングの周方向における本体部71の第1端部71aでは、バンプフォイル70は、軸受ハウジングの軸方向に移動しにくい。その一方で、軸受ハウジングの周方向における本体部71の第2端部71bでは、軸受ハウジングの軸方向におけるバンプフォイル70の移動が規制されていない。このため、フォイル軸受の組み立て時、図6において二点鎖線で示すように、バンプフォイル70が軸受ハウジングの軸方向に移動することにより、バンプフォイル70がトップフォイル60に対して傾くことがある。
【0006】
すると、図7に示すように、バンプフォイル70の本体部71からトップフォイル60までの距離は、軸受ハウジングの軸方向において変化する。本体部71からトップフォイル60までの距離が短いところでは、本体部71からトップフォイル60までの距離が長いところと比較して、トップフォイル60は、回転軸80から離れる方向に変形しづらい。このため、本体部71からトップフォイル60までの距離が短いところでは、本体部71からトップフォイル60までの距離が長いところと比較して、トップフォイル60が回転軸80に接触しやすい。つまり、バンプフォイル70がトップフォイル60に対して傾いていると、トップフォイル60には、軸受ハウジングの軸方向において偏摩耗が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題点を解決するためのフォイル軸受は、回転軸が挿通される筒状の軸受ハウジングと、前記回転軸と前記軸受ハウジングとの間に配置される薄板状のトップフォイルと、前記軸受ハウジングと前記トップフォイルとの間に配置されるとともに前記軸受ハウジングの周方向に複数配置される薄板状のバンプフォイルと、を備え、複数の前記バンプフォイルはそれぞれ、前記軸受ハウジングの周方向に延びるとともに前記トップフォイルを弾性的に支持する本体部と、前記軸受ハウジングの周方向における前記本体部の第1端部から前記軸受ハウジングに向かって延出する第1係止部と、前記軸受ハウジングの周方向における前記本体部の第2端部から前記軸受ハウジングに向かって延出する第2係止部と、を有し、前記軸受ハウジングの内周面には、前記軸受ハウジングの軸方向の両端面において開口するとともに前記第1係止部が挿入される第1係止溝と、前記軸受ハウジングの軸方向の両端面において開口するとともに前記第2係止部が挿入される第2係止溝とがそれぞれ前記バンプフォイルと同数設けられ、複数の前記第1係止部は、複数の前記第1係止溝に個別に挿入されるとともに、複数の前記第2係止部は、複数の前記第2係止溝に個別に挿入され、前記軸受ハウジングの軸方向において前記第1係止部及び前記第2係止部の両側には、前記軸受ハウジングとは別体の一対の規制部材が設けられていることを要旨とする。
【0008】
上記構成によれば、各バンプフォイルの第1係止部は、軸受ハウジングの軸方向の両端面において開口する第1係止溝に挿入されている。各バンプフォイルの第2係止部は、軸受ハウジングの軸方向の両端面において開口する第2係止溝に挿入されている。軸受ハウジングの軸方向において第1係止部及び第2係止部の両側には、一対の規制部材が設けられている。これにより、軸受ハウジングの周方向における各バンプフォイルの両端部において、軸受ハウジングの軸方向における各バンプフォイルの移動が規制されている。したがって、各バンプフォイルは、トップフォイルに対して傾きにくくなる。その結果、トップフォイルの偏摩耗が抑制されるため、フォイル軸受の寿命を延ばすことができる。
【0009】
また、バンプフォイルは、軸受ハウジングの周方向に複数配置されている。このため、例えば、1つのバンプフォイルが軸受ハウジングの周方向の略全体に亘って配置されている場合と比較して、軸受ハウジングの周方向における本体部の中央部から各係止部までの距離が短くなる。したがって、軸受ハウジングの周方向における本体部の中央部が軸受ハウジングの軸方向にずれることによるバンプフォイルのねじれを抑制できる。
【0010】
例えば、1つの係止溝に2つのバンプフォイルの係止部が挿入される場合、すなわち2つのバンプフォイルで1つの係止溝を共用する場合、係止溝内において係止部同士が干渉することがある。これに対し、上記構成によれば、軸受ハウジングには、バンプフォイルと同数の第1係止溝、及びバンプフォイルと同数の第2係止溝が設けられている。複数の第1係止部は、複数の第1係止溝に個別に挿入されるとともに、複数の第2係止部は、複数の第2係止溝に個別に挿入されている。つまり、1つの第1係止溝には、1つのバンプフォイルの第1係止部が挿入されるとともに、1つの第2係止溝には、1つのバンプフォイルの第2係止部が挿入されている。したがって、係止部同士が干渉することを回避できる。
(【0011】以降は省略されています)
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