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公開番号2025029449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023134112
出願日2023-08-21
発明の名称画像処理装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類H04N 5/12 20060101AFI20250227BHJP(電気通信技術)
要約【課題】入力映像信号に対する出力映像信号の遅延時間の短縮を図ることが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、映像信号が入力されると映像信号を書込みつつ、書込まれた映像信号を読出クロック信号のタイミングで読み出しこれを出力映像信号として出力するメモリと、映像信号から水平同期信号を検出する水平同期検出回路と、水平同期信号の位相と分周クロック信号の位相との位相差を示す位相差信号を生成する位相比較器と、自走クロック信号の位相を位相差信号にて示される位相差の分だけ位相シフトした基準クロック信号を生成するロック回路と、映像信号のドット周波数を有する発振信号を生成し発振信号の位相を基準クロック信号の位相にロックさせたものを読出クロック信号として生成するPLLと、読出クロック信号を分周したクロック信号を分周クロック信号として位相比較器に供給する分周器と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
映像信号が入力されると前記映像信号を書込みつつ、書込まれた前記映像信号を読出クロック信号のタイミングで読み出しこれを出力映像信号として出力するメモリと、
前記映像信号から水平同期信号を検出する水平同期検出回路と、
前記水平同期信号の位相と分周クロック信号の位相との位相差を示す位相差信号を生成する位相比較器と、
自走クロック信号を受け、前記自走クロック信号の位相を前記位相差信号にて示される前記位相差の分だけ位相シフトした基準クロック信号を生成するロック回路と、
ドット周波数を有する発振信号を生成し前記発振信号の位相を前記基準クロック信号の位相にロックさせたものを前記読出クロック信号として生成するPLLと、
前記読出クロック信号を分周したクロック信号を前記分周クロック信号として前記位相比較器に供給する分周器と、を含むことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
映像信号が入力されると前記映像信号を書込みつつ、書込まれた前記映像信号を読出クロック信号のタイミングで読み出しこれを出力映像信号として出力するメモリと、
前記映像信号から水平同期信号を検出する水平同期検出回路と、
前記水平同期信号の周波数をN(Nは2以上の実数)倍にした信号を水平同期逓倍信号として生成する逓倍回路と、
前記水平同期逓倍信号の位相と分周クロック信号の位相との位相差を示す位相差信号を生成する位相比較器と、
自走クロック信号を受け、前記自走クロック信号の位相を前記位相差信号にて示される前記位相差の分だけ位相シフトした基準クロック信号を生成するロック回路と、
ドット周波数を有する発振信号を生成し前記発振信号の位相を前記基準クロック信号の位相にロックさせたものを前記読出クロック信号として生成するPLLと、
前記読出クロック信号を分周したクロック信号を前記分周クロック信号として前記位相比較器に供給する分周器と、を含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
前記映像信号が入力されたか否かを検出し、入力有又は入力無を示す入力検知信号を生成する入力検知回路を含み、
前記ロック回路は、前記入力検知信号が入力有を示す場合には前記自走クロック信号の位相を前記位相差信号にて示される前記位相差の分だけ位相シフトすることで前記基準クロック信号を生成し、前記入力検知信号が入力無を示す場合には前記自走クロック信号を前記基準クロック信号とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記メモリはフレームメモリであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記読出クロック信号を出力クロック信号として外部出力するクロックバッファを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、映像信号を同期化して出力する画像処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車などの車両には、車外を撮影するカメラと、当該カメラで撮影された映像信号に基づく表示を行う表示装置と、を有する表示システムが搭載されている。
【0003】
表示装置には、入力された映像信号を、自身のタイミングに適合するように調整する画像処理装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。かかる調整を行うにあたり、画像処理装置では、バッファメモリとしてのフレームメモリを利用している。例えば、映像信号をフレームメモリに書き込みつつ、このフレームメモリから所定のタイミングで映像信号を読み出すことにより、映像信号の同期タイミングを調整している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-71066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、フレームメモリに対する読み出し速度が書込み速度より速い場合には、フレームメモリが空になるおそれがある。そこで、このような状態を回避するために、画像処理装置では、入力映像信号が1フレーム又は2フレーム分書き込まれてから、読み出しを行うようにしている。その結果、入力映像信号に対して1フレーム又は2フレーム分の遅延時間を経てから出力された映像信号が表示装置に供給されることになり、入力映像信号に対する画像表示のタイムラグが大きいという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、入力映像信号に対する出力映像信号の遅延時間の短縮を図ることが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像処理装置は、映像信号が入力されると前記映像信号を書込みつつ、書込まれた前記映像信号を読出クロック信号のタイミングで読み出しこれを出力映像信号として出力するメモリと、前記映像信号から水平同期信号を検出する水平同期検出回路と、前記水平同期信号の位相と分周クロック信号の位相との位相差を示す位相差信号を生成する位相比較器と、自走クロック信号を受け、前記自走クロック信号の位相を前記位相差信号にて示される前記位相差の分だけ位相シフトした基準クロック信号を生成するロック回路と、ドット周波数を有する発振信号を生成し前記発振信号の位相を前記基準クロック信号の位相にロックさせたものを前記読出クロック信号として生成するPLLと、前記読出クロック信号を分周したクロック信号を前記分周クロック信号として前記位相比較器に供給する分周器と、を含む。
【0008】
また、本発明に係る画像処理装置は、映像信号が入力されると前記映像信号を書込みつつ、書込まれた前記映像信号を読出クロック信号のタイミングで読み出しこれを出力映像信号として出力するメモリと、前記映像信号から水平同期信号を検出する水平同期検出回路と、前記水平同期信号の周波数をN(Nは2以上の実数)倍にした信号を水平同期逓倍信号として生成する逓倍回路と、前記水平同期逓倍信号の位相と分周クロック信号の位相との位相差を示す位相差信号を生成する位相比較器と、自走クロック信号を受け、前記自走クロック信号の位相を前記位相差信号にて示される前記位相差の分だけ位相シフトした基準クロック信号を生成するロック回路と、ドット周波数を有する発振信号を生成し前記発振信号の位相を前記基準クロック信号の位相にロックさせたものを前記読出クロック信号として生成するPLLと、前記読出クロック信号を分周したクロック信号を前記分周クロック信号として前記位相比較器に供給する分周器と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、入力された映像信号をメモリに書込みつつこれを読み出して出力映像信号として出力するにあたり、入力された映像信号の水平同期信号に位相同期した読出クロック信号を生成し、この読出クロック信号のタイミングでメモリから映像信号を読み出す。
【0010】
これにより、入力映像信号に対する出力映像信号の遅延時間を1フレームの表示期間未満にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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