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公開番号2025027863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023133063
出願日2023-08-17
発明の名称扉開放補助装置
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類E05F 15/63 20150101AFI20250220BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】扉開放補助装置を小型化する。
【解決手段】扉開放補助装置は、出力軸に設けられた駆動ギヤを有するモータと、前記駆動ギヤの駆動力を伝達する複数の従動ギヤと、前記複数の従動ギヤのうち、出力側の前記従動ギヤの駆動力を、扉を開く力に変換する変換部と、を備え、前記変換部は、ラックギヤを少なくとも有し、前記ラックギヤは、前記複数の従動ギヤの回転によって、所定方向へと進退し、前記変換部は、前記ラックギヤの所定方向の推進力を、前記所定方向と交差する方向への力へ変換し、前記モータの出力軸の軸芯が延在する方向と、前記複数の従動ギヤにおける軸芯が延在する方向と、が交差する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
出力軸に設けられた駆動ギヤを有するモータと、
前記駆動ギヤの駆動力を伝達する複数の従動ギヤと、
前記複数の従動ギヤのうち、出力側の前記従動ギヤの駆動力を、扉を開く力に変換する変換部と、
を備え、
前記変換部は、ラックギヤを少なくとも有し、
前記ラックギヤは、前記複数の従動ギヤの回転によって、所定方向へと進退し、
前記変換部は、前記ラックギヤの所定方向の推進力を、前記所定方向と交差する方向への力へ変換し、
前記モータの出力軸の軸芯が延在する方向と、前記複数の従動ギヤにおける軸芯が延在する方向とが交差する、
扉開放補助装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
操作者の手動操作によって、前記駆動ギヤの駆動力を前記変換部に伝達する経路を切断する切断部を備える、
請求項1に記載の扉開放補助装置。
【請求項3】
前記変換部は、さらに変換レバーを有し、前記変換レバーには、扉枠に対して前記扉を開いた第2位置から、前記扉枠に対して前記扉が閉じられた第1位置へ向けて付勢する付勢部材が設けられる、
請求項2に記載の扉開放補助装置。
【請求項4】
前記変換部は、さらに変換レバーを有し、前記変換レバーには、扉枠に対して前記扉を開いた第2位置から、前記扉枠に対して前記扉が閉じられた第1位置へ向けて付勢する2つの付勢部材が設けられ、
前記2つの付勢部材は、異なる位置に配置される、
請求項2に記載の扉開放補助装置。
【請求項5】
前記ラックギヤは、当該ラックギヤの所定方向への進退と共に移動する被検出体を備え、
前記ラックギヤは、前記扉が前記扉枠に対して閉鎖された状態における第1位置と、前記扉が前記扉枠に対してわずかに開いた状態における第2位置と、に移動し、
前記被検出体によって、前記ラックギヤの前記第1位置および前記第2位置を検出するセンサをさらに備える、
請求項3または4に記載の扉開放補助装置。
【請求項6】
前記変換部は、さらに前記所定方向と交差する方向へ揺動する変換レバーを有し、
前記変換レバーは、上面視が略三角形状に形成され、直接的又は間接的に前記ラックギヤによって押圧される部分は、少なくとも、2つの連続した直線を含む、
請求項1または2に記載の扉開放補助装置。
【請求項7】
少なくとも、前記モータ、前記複数の従動ギヤ、および、前記変換部を有する装置本体から進退する接触部に対して接触可能に設けられた受け部をさらに備え、
前記受け部は、扉枠に取り付けられ、
前記装置本体は、前記扉に取り付けられ、
前記変換部は、さらに変換レバーを有し、
前記変換レバーに設けられる接触部は、受け部に対して平滑に接触する、
請求項1または2に記載の扉開放補助装置。
【請求項8】
少なくとも、前記モータ、前記複数の従動ギヤ、および、前記変換部を有する装置本体と、
前記装置本体から進退する接触部に対して接触可能に設けられた受け部と、
をさらに備え、
前記装置本体は前記扉の上端縁に取り付けられ、
前記受け部は扉枠に取り付けられる、
請求項2に記載の扉開放補助装置。
【請求項9】
少なくとも、前記モータ、前記複数の従動ギヤ、および、前記変換部を有する装置本体と、
前記装置本体から進退する接触部に対して接触可能に設けられた受け部と、
をさらに備え、
前記装置本体は前記扉に取り付けられ、
前記受け部は扉枠に取り付けられ、
前記装置本体は、前記扉が閉じられた状態において、室内側に配置された第1外装部材と、室外側に配置された第2外装部材とによって形成される内部空間に配置される、
請求項2に記載の扉開放補助装置。
【請求項10】
前記装置本体を覆うカバー部を備え、
前記カバー部は、前記切断部の操作ボタンおよび前記接触部を露出させる開口を有する、
請求項8または9に記載の扉開放補助装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扉開放補助装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、マンション等の集合住宅は、室内の気密性が向上し、かつ、ファンを駆動することによって室内と室外との気圧差が大きくなるため、扉を開ける際に過大な力が必要となるおそれがあった。集合住宅は、例えばファンを駆動した状態において、扉を開ける際に300N程度の力を必要とし、このような状況では、例えば子供が扉を開けることが困難な場合もある。
【0003】
そこで、上記問題を解決するため、扉開放アシスト装置を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。当該扉開放アシスト装置は、室内と室外との間に、比較的大きな圧力の相違があった状態において、扉枠と扉との間に隙間を形成して扉を初動開放し、圧力差を解消することで、扉を開くことを容易にすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-208414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された扉開放アシスト装置は、複数のアーム等を備えるため大型化するおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、扉開放補助装置を小型化することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る扉開放補助装置は、出力軸に設けられた駆動ギヤを有するモータと、前記駆動ギヤの駆動力を伝達する複数の従動ギヤと、前記複数の従動ギヤのうち、出力側の前記従動ギヤの駆動力を、扉を開く力に変換する変換部と、を備え、前記変換部は、ラックギヤを少なくとも有し、前記ラックギヤは、前記複数の従動ギヤの回転によって、所定方向へと進退し、前記変換部は、前記ラックギヤの所定方向の推進力を、前記所定方向と交差する方向への力へ変換し、前記モータの出力軸の軸芯が延在する方向と、前記複数の従動ギヤにおける軸芯が延在する方向とが交差する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る扉開放補助装置の一態様によれば、扉開放補助装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る扉開放補助装置の受け部を示す斜視図である。
図1に示す受け部を扉枠から取り外した状態を示す斜視図である。
図1に示す扉において、室内側に位置する室内側外装部材を省略し、扉開放補助装置1の装置本体10を露出した斜視図である。
図3に示す扉開放補助装置における装置本体の各部を示す斜視図である。
本実施形態に係る扉開放補助装置の初期状態を示す底面図である。
本実施形態に係る扉開放補助装置の分解斜視図である。
本実施形態に係る扉開放補助装置の初動開放状態を示す平面図である。
本実施形態に係る扉開放補助装置の初動開放状態を示す底面図である。
第2実施形態に係る扉開放補助装置の初期状態を示す底面図である。
図9に示す扉開放補助装置の初動開放状態を示す底面図である。
図9に示す初動開放状態において、2つの変換レバー付勢部材に発生する弾性復元力を示す底面図である。
第3実施形態に係る扉開放補助装置を示す斜視図である。
図12に示す扉開放補助装置の装置本体を示す斜視図である。
【0010】
以下、実施形態に係る扉開放補助装置について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、1つの実施形態に記載された内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
(【0011】以降は省略されています)

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