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公開番号2025027847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023133016
出願日2023-08-17
発明の名称印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 5/30 20060101AFI20250220BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】データ転送の効率化を図ることができる印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】印刷装置は、主制御回路と、直列に接続され、前記主制御回路が送信した印刷データを上流から下流に送信する複数の副制御回路を備える副制御回路群と、複数のヘッドとを備え、前記副制御回路は、自身から前記ヘッドに送信するデータ量と、上流から受信するデータ量とに基づいて、上流に自身へのデータ転送要求を送信するか否か判定する転送要求判定処理と、前記転送要求判定処理の判定に基づき上流に自身のデータ転送要求を送信する送信処理とを実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
主制御回路と、
直列に接続され、前記主制御回路が送信した印刷データを上流から下流に送信する複数の副制御回路を備える副制御回路群と、
複数のヘッドと
を備え、
前記副制御回路は、自身から前記ヘッドに送信するデータ量と、上流から受信するデータ量とに基づいて、上流に自身へのデータ転送要求を送信するか否か判定する転送要求判定処理と、
前記転送要求判定処理の判定に基づき上流に自身のデータ転送要求を送信する送信処理と
を実行する
印刷装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記副制御回路は、
下流からデータ転送要求を受信した場合、下流からの前記データ転送要求を上流に送信し、
下流から前記データ転送要求を受信していない場合、前記転送要求判定処理を実行する
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記副制御回路は記憶部を有し、
前記副制御回路は、
自身のデータ転送要求を送信すると判定し、且つ、下流側に接続された副制御回路からデータ転送要求を受信した場合、自身の記憶部の空き容量が前記下流側に接続された副制御回路の記憶部の空き容量以上であるか否か判定する第1空き容量判定処理を実行し、
前記第1空き容量判定処理にて、自身の記憶部の空き容量が前記下流側に接続された副制御回路の記憶部の空き容量以上であると判定した場合、自身のデータ転送要求を上流に送信し
前記第1空き容量判定処理にて、自身の記憶部の空き容量が前記下流側に接続された副制御回路の記憶部の空き容量以上でないと判定した場合、前記下流側に接続された副制御回路からのデータ転送要求を上流に送信する
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記副制御回路は記憶部を有し、
前記副制御回路は、
自身のデータ転送要求を送信すると判定し、且つ、下流側に接続された副制御回路からデータ転送要求を受信した場合、自身の記憶部の空き容量が、前記下流側に接続された副制御回路の記憶部の空き容量に自身と前記下流側に接続された副制御回路との間の距離に応じた重み係数を乗じた値以上であるか否か判定する第2空き容量判定処理を実行し、
前記第2空き容量判定処理にて、自身の記憶部の空き容量が前記値以上であると判定した場合、自身のデータ転送要求を上流に送信し、
自身の記憶部の空き容量が前記値以上でないと判定した場合、下流側副制御回路からのデータ転送要求を上流に送信する
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記副制御回路は記憶部を有し、
前記副制御回路は、
自身のデータ転送要求を送信すると判定し、且つ、下流側に接続された副制御回路からデータ転送要求を受信した場合、自身の記憶部の空き容量が、自身と前記下流側に接続された副制御回路との間の距離と、自身の記憶部の空き容量を測定した時刻とに応じた前記下流側に接続された副制御回路の記憶部の推定空き容量以上であるか否か判定する第3空き容量判定処理を実行し、
前記第3空き容量判定処理にて、自身の記憶部の空き容量が前記推定空き容量以上であると判定した場合、自身のデータ転送要求を上流に送信し、
自身の記憶部の空き容量が前記推定空き容量以上でないと判定した場合、前記下流側に接続された副制御回路からのデータ転送要求を上流に送信する
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記副制御回路は、自身のデータ転送要求と、下流からの前記データ転送要求を調停する調停回路を備える
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記ヘッドは複数のノズルを備え、
前記副制御回路は、
不吐出の前記ノズルを示す不吐出情報に基づいて、前記印刷データを補正する補正回路を備え、
前記上流から受信するデータ量は、前記補正回路にて補正された印刷データの量である
請求項1から6のいずれか一つに記載の印刷装置。
【請求項8】
前記副制御回路は、
データを圧縮する圧縮回路を備え、
前記上流から受信するデータ量は、前記圧縮回路にて圧縮された印刷データの量である
請求項1から6のいずれか一つに記載の印刷装置。
【請求項9】
前記主制御回路及び前記副制御回路群を直列に接続し、データを上流から下流に送信する送信経路を備え、
前記副制御回路は、前記送信経路による送信が可能な否か判定する送信可否判定処理を実行し、
前記送信可否判定処理にて、前記送信経路による送信が可能と判定した場合、上流に自身のデータ転送要求を送信するか否か判定する
請求項1から6のいずれか一つに記載の印刷装置。
【請求項10】
前記副制御回路は、
前記転送要求判定処理にて、上流に自身のデータ転送要求を送信しないと判定した後、下流からデータ転送要求を受信したか否か判定する
請求項1に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、ヘッドから液体を吐出して印刷を行う印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
画像データを生成するPCと、PCに直列的に接続された受信ボード部及び複数の分配ボード部とを備える画像形成システムが提案されている。各分配ボードに複数のヘッドコントローラが接続される。受信ボード部は、転送先の分配ボードとの間で、画像データ(印刷データ)を受信可能であるか否かを示すビジー信号の受信処理を実行する。受信ボード部は、受信可能であることを示すビジー信号を受信した場合、分配ボード部に印刷データを送信し、所望のヘッドコントローラに印刷データを送信することができる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-146253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、受信可能であることを示すビジー信号を受信するまで、受信ボード部は所望のヘッドコントローラに印刷データを送信することはできない。
【0005】
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、データ転送の効率化を図ることができる印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る印刷装置は、主制御回路と、直列に接続され、前記主制御回路が送信した印刷データを上流から下流に送信する複数の副制御回路を備える副制御回路群と、複数のヘッドとを備え、前記副制御回路は、自身から前記ヘッドに送信するデータ量と、上流から受信するデータ量とに基づいて、上流に自身へのデータ転送要求を送信するか否か判定する転送要求判定処理と、前記転送要求判定処理の判定に基づき上流に自身のデータ転送要求を送信する送信処理とを実行する。
【0007】
本開示の一実施形態に係る印刷方法は、主制御回路と、直列に接続され、前記主制御回路が送信した印刷データを上流から下流に送信する複数の副制御回路を備える副制御回路群と、複数のヘッドとを備える印刷装置にて実行される印刷方法であって、前記副制御回路は、自身から前記ヘッドに送信するデータ量と、上流から受信するデータ量とに基づいて、上流に自身のデータ転送要求を送信するか否か判定する転送要求判定処理を実行し、前記転送要求判定処理の判定に基づき上流に自身のデータ転送要求を送信する送信処理を実行する。
【0008】
本開示の一実施形態に係るコンピュータプログラムは、主制御回路と、直列に接続され、前記主制御回路が送信した印刷データを上流から下流に送信する複数の副制御回路を備える副制御回路群と、複数のヘッドとを備える印刷装置にて実行可能なコンピュータプログラムであって、前記副制御回路に、自身から前記ヘッドに送信するデータ量と、上流から受信するデータ量とに基づいて、上流に自身のデータ転送要求を送信するか否か判定する転送要求判定処理を実行し、前記転送要求判定処理の判定に基づき上流に自身のデータ転送要求を送信する送信処理を実行する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一実施形態に係る印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムにあっては、副制御回路からヘッドに送信するデータ量、即ち副制御回路の記憶部から削除されるデータ量と、上流から受信するデータ量、即ち副制御回路の記憶部に記憶されるデータ量とに基づき、記憶部の容量に空きがあると判定できれば、上流に自身へのデータ転送要求を送信する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る印刷装置の略示平面図である。
インクジェットヘッドの平面透視図である。
制御装置及びインクジェットヘッドのブロック図である。
第kヘッドモジュールのブロック図である(kはn以下の自然数)。
SoC(k)によるデータ転送処理を説明するフローチャートである。
実施の形態2に係るSoC(k)によるデータ転送処理を説明するフローチャートである。
実施の形態3に係るSoC(k)によるデータ転送処理を説明するフローチャートである。
実施の形態4に係るSoC(k)によるデータ転送処理を説明するフローチャートである。
実施の形態5に係るSoC(k)によるデータ転送処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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