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公開番号2025027654
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132629
出願日2023-08-16
発明の名称画像処理システム
出願人株式会社テレビ朝日クリエイト
代理人個人
主分類H04N 5/278 20060101AFI20250220BHJP(電気通信技術)
要約【課題】放送用画像に重畳させる情報の系統数が増加・複雑化する場合であっても、SDIケーブルの数が最小単位で済み、放送用原画像への情報重畳を簡素な構成で実現する。
【解決手段】画像処理システムは、複数の素材画像のうち処理対象とする2つ以上の素材画像を選択する操作を受け付け、この2つ以上の素材画像の重ね合わせる順序を指定する合成順序情報を受け付ける手段140、先の複数の素材画像に変更が施されない状態で、処理対象とする2つ以上の素材画像が合成順序情報に従って合成される重畳用画像を生成する手段150及び重畳用画像を転送先が処理可能なデータ形式に変換し、SDI送出装置へ転送する手段160を有する画像処理装置と、重畳用画像に基づいてFill-Key映像信号を一組のみ生成する手段180及びFill-Key映像信号一組のみをSDI規格に従って映像合成装置に転送する手段190を有するSDI送出装置と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
放送用原画像に重畳させる重畳用画像の素材となる複数の素材画像を記憶する素材画像記憶手段と、
前記複数の素材画像のうち処理対象とする2つ以上の前記素材画像を選択するユーザー操作を受け付けると共に、前記2つ以上の素材画像の重ね合わせる順序を指定する合成順序情報を受け付ける選択指示受付手段と、
前記複数の素材画像に変更が施されない状態で、前記処理対象とする2つ以上の素材画像が前記合成順序情報に従って合成される前記重畳用画像を生成する重畳用画像生成手段と、
放送用画像を放送設備に転送する映像合成装置に対し前記放送用原画像に合成するFill映像信号及びKey映像信号を転送するSDI(Serial Digital Interface)送出装置へ、前記重畳用画像を前記SDI送出装置が処理可能なデータ形式に変換し、所定のデータ転送レートで転送する重畳用画像転送手段と、を有する画像処理装置と、
前記重畳用画像の色情報部分に基づく前記Fill映像信号及び前記重畳用画像の透過情報部分に基づく前記Key映像信号を一組のみ生成するFill-Key生成手段と、
前記Fill映像信号及び前記Key映像信号一組のみをSDI規格に従って前記映像合成装置に転送するFill-Key転送手段と、を有する前記SDI送出装置と、を含む画像処理システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記画像処理装置が、
通信ネットワークで接続される他の前記画像処理装置から、前記素材画像又は前記重畳用画像を取得する画像取得手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記重畳用画像が、HTML(Hyper Text Markup Language)形式で記述されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項4】
放送用原画像に重畳させる重畳用画像の素材となる複数の素材画像を記憶する素材画像記憶手段を有する画像処理装置において、
選択指示受付手段が、前記複数の素材画像のうち処理対象とする2つ以上の前記素材画像を選択するユーザー操作を受け付けると共に、前記2つ以上の素材画像の重ね合わせる順序を指定する合成順序情報を受け付けるステップと、
重畳用画像生成手段が、前記複数の素材画像に変更が施されない状態で、前記処理対象とする2つ以上の素材画像が前記合成順序情報に従って合成される前記重畳用画像を生成するステップと、
重畳用画像転送手段が、放送用画像を放送設備に転送する映像合成装置に対し前記放送用原画像に合成するFill映像信号及びKey映像信号を転送するSDI送出装置へ、前記重畳用画像を前記SDI送出装置が処理可能なデータ形式に変換し、所定のデータ転送レートで転送するステップと、を含み、
前記SDI送出装置において、
Fill-Key生成手段が、前記重畳用画像の色情報部分に基づく前記Fill映像信号及び前記重畳用画像の透過情報部分に基づく前記Key映像信号を一組のみ生成するステップと、
Fill-Key転送手段が、前記Fill映像信号及び前記Key映像信号一組のみをSDI規格に従って前記映像合成装置に転送するステップと、を含む画像処理方法。
【請求項5】
前記画像処理装置において、
画像取得手段が、通信ネットワークで接続される他の前記画像処理装置から、前記素材画像又は前記重畳用画像を取得するステップを含むことを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
【請求項6】
前記重畳用画像が、HTML(Hyper Text Markup Language)形式で記述されることを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
【請求項7】
放送用原画像に重畳させる重畳用画像の素材となる複数の素材画像を記憶する素材画像記憶手段を有する画像処理装置に、
選択指示受付手段が、前記複数の素材画像のうち処理対象とする2つ以上の前記素材画像を選択するユーザー操作を受け付けると共に、前記2つ以上の素材画像の重ね合わせる順序を指定する合成順序情報を受け付けるステップと、
重畳用画像生成手段が、前記複数の素材画像に変更が施されない状態で、前記処理対象とする2つ以上の素材画像が前記合成順序情報に従って合成される前記重畳用画像を生成するステップと、
重畳用画像転送手段が、放送用画像を放送設備に転送する映像合成装置に対し前記放送用原画像に合成するFill映像信号及びKey映像信号を転送すると共に、前記重畳用画像の色情報部分に基づく前記Fill映像信号及び前記重畳用画像の透過情報部分に基づく前記Key映像信号を一組のみ生成するFill-Key生成手段と、前記Fill映像信号及び前記Key映像信号一組のみをSDI規格に従って前記映像合成装置に転送するFill-Key転送手段と、を有するSDI送出装置へ、前記重畳用画像を前記SDI送出装置が処理可能なデータ形式に変換し、所定のデータ転送レートで転送するステップと、を含む画像処理方法を実行させるための画像処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
放送用映像に重畳させる重畳用画像(例えば、テロップ画像)を生成し、映像合成装置に転送する技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
視聴者に付加的な情報を提供する手段として、放送用原画像にテロップ画像を重畳させた放送用画像を放送することがある。
【0003】
その場合、放送用原画像に重畳されるテロップ画像は、Fill映像信号及びKey映像信号と呼ばれる映像信号として生成され、映像合成装置においてFill-Key映像信号が重畳(合成)された放送用画像は、放送設備から放送される。
【0004】
従来、放送用映像にテロップ画像を重畳させる技術については、研究・開発が進められており、例えば、特許文献1では、送出映像の確認が容易に、的確に得られるようにしたテロップ監視装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-9835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のような従来技術では、放送用画像に合成するテロップの系統数を増やす場合、映像合成装置に接続するSDI(Serial Digital Interface)ケーブルの数を増やさなければならず、複雑なテロップを容易に合成できないという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、放送用画像に重畳させる情報の系統数が増加・複雑化する場合であっても、SDIケーブルの数が最小単位で済み、放送用原画像への情報重畳を簡素な構成で実現する画像処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
開示する画像処理システムの一形態は、放送用原画像に重畳させる重畳用画像の素材となる複数の素材画像を記憶する素材画像記憶手段と、前記複数の素材画像のうち処理対象とする2つ以上の前記素材画像を選択するユーザー操作を受け付けると共に、前記2つ以上の素材画像の重ね合わせる順序を指定する合成順序情報を受け付ける選択指示受付手段と、前記複数の素材画像に変更が施されない状態で、前記処理対象とする2つ以上の素材画像が前記合成順序情報に従って合成される前記重畳用画像を生成する重畳用画像生成手段と、放送用画像を放送設備に転送する映像合成装置に対し前記放送用原画像に合成するFill映像信号及びKey映像信号を転送するSDI(Serial Digital Interface)送出装置へ、前記重畳用画像を前記SDI送出装置が処理可能なデータ形式に変換し、所定のデータ転送レートで転送する重畳用画像転送手段と、を有する画像処理装置と、前記重畳用画像の色情報部分に基づく前記Fill映像信号及び前記重畳用画像の透過情報部分に基づく前記Key映像信号を一組のみ生成するFill-Key生成手段と、前記Fill映像信号及び前記Key映像信号一組のみをSDI規格に従って前記映像合成装置に転送するFill-Key転送手段と、を有する前記SDI送出装置と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
開示する画像処理システムは、放送用画像に重畳させる情報の系統数が増加・複雑化する場合であっても、SDIケーブルの数が最小単位で済み、放送用原画像への情報重畳を簡素な構成で実現する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態に係る画像処理システムの概要を示す図である。
本実施の形態に係る画像処理システムの機能ブロック図である。
本実施の形態に係る重畳用画像生成手段の説明を行うための図である。
本実施の形態に係る画像処理装置のハードウエア構成例を示す図である。
本実施の形態に係る画像処理システムによる処理の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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