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公開番号2025027583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132464
出願日2023-08-16
発明の名称ドライバー及び電気光学装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09G 3/18 20060101AFI20250220BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】液晶パネルにおける警告灯の視認性を確保できるドライバー等の提供。
【解決手段】液晶パネル100のセグメント電極群を駆動するドライバー10は、セグメント電極群のうち警告灯を表示するための第1セグメント電極EL1を駆動する第1セグメント駆動回路21と、セグメント電極群のうち警告灯以外の表示物を表示するための第2セグメント電極EL2を駆動する第2セグメント駆動回路22を含む。第1セグメント駆動回路21は、第2セグメント駆動回路22の第2駆動信号SG2によって駆動される第2セグメント電極EL2により表示される表示物に比べて、第1セグメント電極EL1により表示される警告灯を高コントラストに表示する第1駆動信号SG1を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
液晶パネルのセグメント電極群を駆動するドライバーであって、
前記セグメント電極群のうち警告灯を表示するための第１セグメント電極を駆動する第１セグメント駆動回路と、
前記セグメント電極群のうち前記警告灯以外の表示物を表示するための第２セグメント電極を駆動する第２セグメント駆動回路と、
を含み、
前記第１セグメント駆動回路は、
前記第２セグメント駆動回路の第２駆動信号によって駆動される前記第２セグメント電極により表示される前記表示物に比べて、前記第１セグメント電極により表示される前記警告灯を高コントラストに表示する第１駆動信号を出力することを特徴とするドライバー。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
前記第１セグメント駆動回路は、
スタティック駆動の前記第１駆動信号により前記第１セグメント電極を駆動し、
前記第２セグメント駆動回路は、
デューティー駆動の前記第２駆動信号により前記第２セグメント電極を駆動することを特徴とするドライバー。
【請求項３】
請求項２に記載されたドライバーにおいて、
前記第１セグメント駆動回路は、
前記警告灯のオンオフデータに基づいて、前記警告灯を点灯又は消灯する前記第１駆動信号を前記第１セグメント電極に出力することを特徴とするドライバー。
【請求項４】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
前記第１セグメント電極に対応する第１コモン電極を駆動する第１コモン駆動回路と、
前記第２セグメント電極に対応する第２コモン電極を駆動する第２コモン駆動回路と、
を含むことを特徴とするドライバー。
【請求項５】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
前記第１セグメント駆動回路は、
スタティック駆動の前記第１駆動信号により前記第１セグメント電極を駆動し、
前記第２セグメント駆動回路は、
スタティック駆動の前記第２駆動信号により前記第２セグメント電極を駆動し、
前記第１セグメント駆動回路は、
前記警告灯のオンオフデータに基づいて、前記警告灯を点灯又は消灯する前記第１駆動信号を前記第１セグメント電極に出力し、
前記第２セグメント駆動回路は、
前記表示物の階調データに基づいて、前記表示物を階調表示する前記第２駆動信号を前記第２セグメント電極に出力することを特徴とするドライバー。
【請求項６】
請求項５に記載されたドライバーにおいて、
前記第２セグメント駆動回路は、
ＰＷＭ信号の前記第２駆動信号により、前記第２セグメント電極により表示される前記表示物の階調表示を行うことを特徴とするドライバー。
【請求項７】
請求項６に記載されたドライバーにおいて、
前記第１駆動信号の電圧振幅は、前記ＰＷＭ信号の電圧振幅より大きいことを特徴とするドライバー。
【請求項８】
請求項５に記載されたドライバーにおいて、
前記第２セグメント駆動回路は、
ＰＡＭ信号の前記第２駆動信号により、前記第２セグメント電極により表示される前記表示物の階調表示を行うことを特徴とするドライバー。
【請求項９】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
前記第１駆動信号を生成するための前記警告灯のオンオフデータと、前記第２駆動信号を生成するための前記表示物の階調データとを記憶するデータ記憶回路を含むことを特徴とするドライバー。
【請求項１０】
請求項１に記載されたドライバーにおいて、
前記第１駆動信号が出力され、前記液晶パネルの前記第１セグメント電極に接続される第１端子と、
前記第２駆動信号が出力され、前記液晶パネルの前記第２セグメント電極に接続される第２端子と、
を含むことを特徴とするドライバー。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ドライバー及び電気光学装置等に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、トラクター等の作業車両の表示装置が開示されている。この表示装置では、表示面の中央部に車速やエンジン回転速度等を表示するための液晶表示装置が設けられると共に、当該中央部の左右に警告灯が配置される。そして警告灯は、異常や不具合があった場合に、ＬＥＤ光源からの光により点灯して、異常や不具合があったことを運転者に報知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－７８７０５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１のように、液晶表示装置のバックライトとは別に設けられたＬＥＤ光源を用いて警告灯の表示を行う手法では、各種の警告灯の表示のために多数のＬＥＤ素子が必要になってしまい、製品のコスト増加などの問題を招いてしまう。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の一態様は、液晶パネルのセグメント電極群を駆動するドライバーであって、前記セグメント電極群のうち警告灯を表示するための第１セグメント電極を駆動する第１セグメント駆動回路と、前記セグメント電極群のうち前記警告灯以外の表示物を表示するための第２セグメント電極を駆動する第２セグメント駆動回路と、を含み、前記第１セグメント駆動回路は、前記第２セグメント駆動回路の第２駆動信号によって駆動される前記第２セグメント電極により表示される前記表示物に比べて、前記第１セグメント電極により表示される前記警告灯を高コントラストに表示する前記第１駆動信号を出力するドライバーに関係する。
【０００６】
また本開示の他の態様は、上記に記載されたドライバーと、前記液晶パネルと、を含む電気光学装置に関係する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本実施形態のドライバー、電気光学装置の構成例。
液晶パネルのセグメント電極の例。
本実施形態のドライバー、電気光学装置の詳細な構成例。
第１セグメント駆動回路がスタティック駆動を行い、第２セグメント駆動回路がデューティー駆動を行う場合の構成例。
第１セグメント駆動回路のスタティック駆動の信号波形例。
第２セグメント駆動回路のデューティー駆動の信号波形例。
第１セグメント駆動回路がスタティック駆動を行い、第２セグメント駆動回路がスタティック駆動を行う場合の構成例。
ＰＷＭ信号によるスタティック駆動の信号波形例。
ＰＡＭ信号によるスタティック駆動の信号波形例。
第１駆動信号の電圧振幅を大きくする駆動の信号波形例。
第１セグメント駆動回路、第２セグメント駆動回路のレイアウト配置例。
第１セグメント駆動回路、第２セグメント駆動回路のレイアウト配置例。
光源と導光板を有するバックライトを含む電気光学装置の構成例。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【０００９】
１．ドライバーの構成例
図１に本実施形態のドライバー１０の構成例を示す。ドライバー１０は第１セグメント駆動回路２１と第２セグメント駆動回路２２を含む。また本実施形態の電気光学装置２００は、ドライバー１０と液晶パネル１００を含む。また電気光学装置２００は後述するバックライトなどを更に含むことができる。
【００１０】
電気光学装置２００は、例えば画像データに基づいて画像の表示を行う表示装置である。電気光学装置２００は、例えばメーターパネルのディスプレイであるクラスターディスプレイ、センターインフォメーションディスプレイ、ユーザーの視界に虚像を表示するヘッドアップディスプレイ、又は電子ミラーなどの車載表示機器である。車載表示機器は、４輪や２輪などの自動車に搭載される表示装置である。或いは電気光学装置２００は、船舶等の車以外の移動体に搭載される表示装置、ＨＭＤと呼ばれる頭部装着型表示装置、テレビジョン装置、又は情報処理装置のディスプレイなどであってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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