TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025026693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024217089,2023221292
出願日
2024-12-11,2020-09-30
発明の名称
施術用袋状体
出願人
ニプロ株式会社
,
国立大学法人 東京大学
,
学校法人早稲田大学
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
A61B
46/20 20160101AFI20250214BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】施術の際における医療従事者への感染を抑えることができる、簡便で新規な施術用袋状体を提供する。
【解決手段】人体Pの頭部Hを収容可能な内部空間20を形成する、内部を観察可能な施術用袋状体10であって、頭部Hが通過可能な大きさの開口部分18を有しており、開口部分18の少なくとも一部には開口量を狭めるための狭窄用封止部として第一の狭窄用封止部22a,22bと第二の狭窄用封止部24bが設けられることにより二段階での封止操作が可能とされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
人体の頭部を収容可能な内部空間を形成する、内部を観察可能な施術用袋状体であって、
袋状本体の表面から前記内部空間へ向かって延びるように手袋状部が設けられており、
該手袋状部への腕の差入口となる、該袋状本体の表面に開口して設けられた腕入用開口部には、該袋状本体よりも硬質のリング体が周囲に設置されている施術用袋状体。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記袋状本体の前記腕入用開口部には前記リング体が固定的に設けられており、
該袋状本体とは別体形成された前記手袋状部が、腕を差し入れる開口端において該リング体に取り付けられている請求項1に記載の施術用袋状体。
【請求項3】
前記手袋状部の前記開口端が、前記リング体の大きさよりも小さな大きさまで開口が弾性的に絞られた弾性開口端とされており、
該弾性開口端が該リング体へ弾性的に引っ掛けられて取り付けられている請求項2に記載の施術用袋状体。
【請求項4】
前記頭部が通過可能な大きさの開口部分において、周方向に延びる開口端縁から袋底部に向かって延びるスリット状の切込みが設けられていると共に、
該切込みの形成部分には、該切込みを挟んだ周方向両側縁部を相互に固着することで該切込みを閉じる閉止用封止部が設けられている請求項1~3の何れか1項に記載の施術用袋状体。
【請求項5】
前記閉止用封止部が、
繰り返しの固着が可能な仮止部からなる第一の閉止用封止部と、
該第一の閉止用封止部よりも固着度又は密着度の高い本止部からなる第二の閉止用封止部と
を、含んでいる請求項4に記載の施術用袋状体。
【請求項6】
互いに重なり合う下側シート状部と上側シート状部とが前記開口部分を除く周囲においてつながった構造の袋状本体を有しており、
該下側シート状部における前記開口端縁には、開口幅方向の中央から一方の端部側へ離れた位置に前記切込みが設けられている請求項4又は5に記載の施術用袋状体。
【請求項7】
前記頭部が通過可能な大きさの開口部分を有する袋状本体を構成する下側シート状部と上側シート状部とを有しており、
該上側シート状部には該袋状本体の表面から前記内部空間へ向かって延びるように手袋状部が設けられている一方、
該上側シート状部における該手袋状部の開口部よりも底部側と、該下側シート状部における前記頭部の収容領域よりも底部側とにおいて、それぞれ下方に向かって折れ曲がって垂れ下がる垂れ下がり予定部が設定されており、これら上側シート状部及び下側シート状部の垂れ下がり予定部によって、該手袋状部へ施術者が手を差し入れた施術状態において該袋状本体の底部側に位置して該内部空間内にポケット状部が形成されるようになっている請求項1~6の何れか1項に記載の施術用袋状体。
【請求項8】
前記内部空間に収容される人体の頭部の体軸中心の設定位置が、該内部空間の幅方向において中央から一方の側に偏倚して指示されており、該内部空間における幅方向の中央から他方の側には、収容される人体の頭部の側方に位置してサービススペースが設けられるようになっている請求項1~7の何れか1項に記載の施術用袋状体。
【請求項9】
前記頭部が通過可能な大きさの開口部分を有する袋状本体には、チューブ挿通用部分が設けられていると共に、該チューブ挿通用部分の外周には補強部材が装着されており、該チューブ挿通用部分を突き破るようにしてチューブが挿通可能とされている請求項1~8の何れか1項に記載の施術用袋状体。
【請求項10】
前記補強部材が、挿通用孔を備えていると共に、
該挿通用孔には、前記袋状本体及び/又は別体シートからなる前記チューブ挿通用部分が覆うように重ね合わされており、
該チューブ挿通用部分には、ミシン目などの脆弱部が形成されている請求項9に記載の施術用袋状体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば感染症に罹患した患者等に装着して施術を行う施術用袋状体に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、菌体やウィルスに感染した患者に接触すること等によって発生する二次感染を防止することを目的として、様々な対策が講じられている。例えば、特開2010-269121号公報(特許文献1)には、感染した又は感染が疑われる患者から放出される浮遊菌体や浮遊ウィルスのような浮遊微生物による院内感染の防止等を目的とした換気ブースが提案されている。
【0003】
特許文献1に記載の換気ブースは、患者の頭側領域を覆う包囲体と、包囲体を支持するフレーム組立体と、ブース内の空気を吸引することのできる送風装置と、を備えている。この送風装置は、空気を浄化するフィルタを備えており、ブース内の空気の換気に伴って、患者から放出される浮遊菌体や浮遊ウィルスがフィルタにより捕捉されて、二次感染(院内感染)が防止されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-269121号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1に記載の換気ブースでは、他の入院患者への二次感染を防止することはできるが、患者を施術する医師や看護士はブース内に入らざるを得ず、医療従事者への二次感染を防止できるものではなかった。特に、患者の気管への挿管や抜管等の施術の際には、医療従事者が、患者が保有する菌体やウィルスに感染するリスクが大きくなり易かった。
【0006】
また、特許文献1に記載の換気ブースは、包囲体やフレーム組立体、送風装置等を備えていることから、比較的大型となり易く、輸送や保管、取扱性、コスト等の面でより優れたものが求められていた。
【0007】
本発明の解決課題は、施術の際における医療従事者への感染を抑えることができる、簡便で新規な施術用袋状体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0009】
第1の態様は、人体の頭部を収容可能な内部空間を形成する、内部を観察可能な施術用袋状体であって、前記頭部が通過可能な大きさの開口部分を有しており、該開口部分の少なくとも一部には開口量を狭めるための狭窄用封止部として第一の狭窄用封止部と第二の狭窄用封止部が設けられることにより二段階での封止操作が可能とされているものである。
【0010】
本態様の施術用袋状体によれば、施術に際して患者の頭部に被せて開口部分を狭めることで、患者が保有する菌体やウィルスの外部への拡散を抑えて、医療従事者の感染を防止できる。特に、本態様では、人体の頭部を収容する程度の大きさがあれば良いことから、従来構造の換気ブースのように大型化することがなく、輸送や保管、取扱いが容易であり、製造コストも抑えられる。また、開口部分における二段階の封止構造を利用することにより、例えば開口部分において仮止めと本止めを行ったり、開口部分をより確実に封止することも可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ニプロ株式会社
接続ポート
18日前
ニプロ株式会社
留置針組立体
1か月前
ニプロ株式会社
漏血検知装置
25日前
ニプロ株式会社
シリンジポンプ
19日前
ニプロ株式会社
医療用コネクタ
25日前
ニプロ株式会社
バルーンカテーテル
3日前
ニプロ株式会社
デリバリ用カテーテル
3日前
ニプロ株式会社
可撓性チューブおよび応用機器
1か月前
ニプロ株式会社
透析システムおよび情報処理方法
7日前
ニプロ株式会社
薬液投与システムおよび情報処理方法
24日前
ニプロ株式会社
薬液投与システムおよび情報処理方法
7日前
ニプロ株式会社
薬液投与システムおよび情報処理方法
24日前
ニプロ株式会社
モニタ装置及びこれを備える透析システム
25日前
ニプロ株式会社
分包袋、分包袋製造装置、及び分包袋製造方法
1か月前
ニプロ株式会社
内視鏡用シース、及び内視鏡用シースの製造方法
18日前
ニプロ株式会社
トファシチニブを含有するフィルムコーティング錠剤
18日前
ニプロ株式会社
施術用袋状体
3日前
ニプロ株式会社
留置針組立体
3日前
ニプロ株式会社
医療用オスコネクタ
1か月前
ニプロ株式会社
薬液注入コントローラ
2か月前
ニプロ株式会社
経腸栄養剤用のパウチ容器
2か月前
ニプロ株式会社
サポートカテーテルおよびチューブ
18日前
個人
健康器具
7日前
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
歯茎みが品
1か月前
個人
鼾防止用具
3日前
個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
脈波測定方法
10日前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
マッサージ機
18日前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
脈波測定方法
3日前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
導電香
24日前
個人
健康器具
2か月前
個人
染毛方法
3か月前
続きを見る
他の特許を見る