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公開番号2025015060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118159
出願日2023-07-20
発明の名称漏血検知装置
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類A61M 1/36 20060101AFI20250123BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】離れた位置においても、接近して見上げた場合にも発光を視認しやすく、迅速な位置の確認及び操作が可能な漏血検知装置を実現できるようにする。
【解決手段】漏血検知装置100は、漏血を検知する検知部200が接続され、漏血を検知した際に発報する発報部を有する電子機器と、電子機器が収容された筐体101とを備えている。発報部は、光を発する発光部を有し、筐体101は、吊下部102により天面を上にして吊り下げ可能で、使用者が電子機器を操作するための操作ボタン103を胴体部111に有し、発光部130は、天面よりも下側において胴体部111を周回するように連続又は断続して形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
漏血を検知する検知部が接続され、漏血を検知した際に発報する発報部を有する電子機器と、
前記電子機器が収容された筐体とを備え、
前記発報部は、光を発する発光部を有し、
前記筐体は、吊下部により天面を上にして吊り下げ可能で、使用者が前記電子機器を操作するための操作ボタンを胴体部に有し、
前記発光部は、前記天面よりも下側において前記胴体部を周回するように連続又は断続して形成されている、漏血検知装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
漏血を検知する検知部が接続され、漏血を検知した際に発報する発報部を有する電子機器と、
前記電子機器が収容された筐体とを備え、
前記発報部は、光を発する発光部を有し、
前記筐体は、吊下部により天面を上にして吊り下げ可能で、使用者が前記電子機器を操作するための操作ボタンを胴体部に有し、
前記発光部は、前記胴体部を周回するように連続又は断続して形成され、
前記吊下部は、前記発光部よりも上側に形成されている、漏血検知装置。
【請求項3】
前記発光部は、前記筐体内に収容された発光素子と、前記発光素子の光を外部に透過可能な発光窓部とを有し、
前記発光窓部は、前記胴体部を周回するように連続又は断続して形成され、ている、請求項1又は2に記載の漏血検知装置。
【請求項4】
前記発光部は、前記操作ボタンよりも上側に形成されている、請求項1又は2に記載の漏血検知装置。
【請求項5】
前記吊下部は、前記筐体を貫通する貫通孔である、請求項1又は2に記載の漏血検知装置。
【請求項6】
漏血を検知する検知部が接続され、漏血を検知した際に発報する発報部を有する電子機器と、
前記電子機器が収容された筐体とを備え、
前記発報部は、光を発する発光部を有し、
前記筐体は、吊下部により天面を上にして吊り下げ可能で、使用者が前記電子機器を操作するための操作ボタンを前方側に有し、
前記発光部は、前記前方側に形成される発光前面部、前記前方側と反対側の後方側に形成される発光背面部、右側方側に形成される発光右側面部及び左側方側に形成される発光左側面部を有し、
前記発光前面部、前記発光背面部、前記発光右側面部、及び前記発光左側面部のそれぞれは、45°の角度で下方に延びる仮想線が、前記発光部よりも下方の前記筐体と交差しない仮想線となる発光部視認点を有する、漏血検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、漏血検知装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
血液透析等の体外循環治療において、返血側の針の抜けや、回路のはずれ等による血液の漏洩は重大な事故である。抜針等に気づけずに治療を続けると、短時間に大量の出血が生じてしまう。このため、漏血が発生した場合に、それを早期に発見することは非常に重要である。
【0003】
多くの透析施設では、数十床のベッドが大きな透析室に配置されており、5~10人程度の患者を1人のスタッフがケアするような体制となっている。このため、患者一人一人について、漏血が生じていないかどうかを視認により監視し続けることは不可能である。
【0004】
このため、漏血を検知する漏血検知装置の利用が提案されている。例えば、電気的に漏血を検知する検知部を患者に近接して配置し、患者から少し離れた場所に検知部の駆動部や、漏血を検知した際に警報を発報する発報部を有する検知装置の本体部と配置できるようにするものがある(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-196293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような漏血検知装置を用いても、広い透析室のどこで警報音が鳴っているのかを迅速に判断することは困難である。
【0007】
多くの漏血検知装置は、発光部が発光することにより発報する機能を有している。しかし、発光部は操作者を向くように漏血検知装置の操作ボタンが設けられたパネル面に設けられているので、たまたまパネル面の正面側にいた場合以外は、発光部が筐体の陰に隠れてしまうので、広い透析室においては音を頼りにある程度近づかなければ位置の特定ができない。
【0008】
発光部を筐体の天面に設けることにより、漏血検知装置の後ろや横からでも発光部を視認できるようにすることもできる。しかし、漏血検知装置は、できるだけ透析装置やベッドの死角にならないように、透析装置の目の高さよりも上側に配置されることが多い。この場合、ベッドと透析装置との間の狭い隙間に操作者が立って、漏血検知装置を見上げると、発光部が漏血検知装置の筐体の陰に隠れる死角に入ってしまい、確認のために再び患者から離れなければならなくなるおそれがある。
【0009】
本開示の課題は、光による警報が隠れてしまう範囲が狭く、迅速な位置の確認及び操作が可能な漏血検知装置を実現できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の漏血検知装置の第1の態様は、漏血を検知する検知部が接続され、漏血を検知した際に発報する発報部を有する電子機器と、電子機器が収容された筐体とを備え、発報部は、光を発する発光部を有し、筐体は、吊下部により天面を上にして吊り下げ可能で、使用者が電子機器を操作するための操作ボタンを胴体部に有し、発光部は、天面よりも下側において胴体部を周回するように連続又は断続して形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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