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公開番号2025019272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024206014,2023214127
出願日2024-11-27,2019-09-11
発明の名称サポートカテーテルおよびチューブ
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類A61M 25/00 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】プロキシマルシャフトの一端部がディスタルシャフトの編組から剥がれ難い、新規な構造のサポートカテーテル、および被固定部材が編組から剥がれ難いチューブを提供する。
【解決手段】サポートカテーテルは、治療用カテーテルを挿入可能なチューブ状に形成されると共に、内層、複数の金属線が一方向および他方向に捲回されて筒型メッシュ状に形成されてなる補強層、および外層を含んで構成されるディスタルシャフトと、ディスタルシャフトに接続されたプロキシマルシャフトと、を備え、補強層は、捲回された前記金属線ピッチが第1値である小ピッチ部、および捲回された前記金属線のピッチが第1値よりも大きい第2値である大ピッチ部を含み、プロキシマルシャフトの一端部は大ピッチ部に固定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
治療部位を治療するための治療用カテーテルと、前記治療用カテーテルが挿入され且つ血管内において前記治療用カテーテルを案内するためのガイディングカテーテルと共に使用され、前記ガイディングカテーテルの基端側開口部から挿入されて前記ガイディングカテーテルの先端側開口部から突出する長さを有し、前記治療用カテーテルの先端部分を前記治療部位まで案内するサポートカテーテルであって、
前記治療用カテーテルを挿入可能なチューブ状に形成されると共に、内層と、複数の金属線が一方向および他方向に捲回されて筒型メッシュ状に形成されてなる補強層と、を含んで構成されるディスタルシャフトと、
前記ディスタルシャフトに接続されたプロキシマルシャフトと、を備え、
前記補強層は、捲回された前記金属線のピッチが第1値である小ピッチ部、および捲回された前記金属線のピッチが前記第1値よりも大きい第2値である大ピッチ部を含み、
前記プロキシマルシャフトの一端部は、前記大ピッチ部に固定されており、かつ、前記大ピッチ部よりも先端側の位置において前記小ピッチ部とは固定されていない、サポートカテーテル。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記補強層は、2つの前記小ピッチ部および当該2つの小ピッチ部の間に位置する前記大ピッチ部を含む、請求項1に記載のサポートカテーテル。
【請求項3】
前記小ピッチ部と前記大ピッチ部との間に徐変ピッチ部を含み、
前記徐変ピッチ部は、前記大ピッチ部から前記小ピッチ部に向かうにつれて捲回された前記金属線のピッチが小さくなる、請求項1又は2に記載のサポートカテーテル。
【請求項4】
前記プロキシマルシャフトの一端部は、前記大ピッチ部において、前記一方向に捲回された前記金属線と前記他方向に捲回された前記金属線とが交わって軸線方向に並ぶ複数の交点のうち、少なくとも2つ以上の交点で固定されている、請求項1乃至3の何れか1項に記載のサポートカテーテル。
【請求項5】
通常時における前記大ピッチ部における捲回された前記金属線と前記内層の長手方向に垂直な直線とがなす鋭角は25°以上70°以下である、請求項1乃至4の何れか1項に記載のサポートカテーテル。
【請求項6】
管状の内層と、
前記内層の外表面上に設けられ、複数の金属線が一方向および他方向に捲回されて筒型メッシュ状に形成されてなる補強層と、を備え、
前記補強層は、捲回された前記金属線のピッチが第1値である小ピッチ部、および捲回された前記金属線のピッチが前記第1値よりも大きい第2値である大ピッチ部を含み、
前記大ピッチ部に固定され、かつ、前記大ピッチ部よりも先端側の位置において前記小ピッチ部とは固定されない、被固定部材をさらに備えた、チューブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、治療用カテーテルおよびガイディングカテーテルと共に使用され、治療用カテーテルを治療部位に案内するサポートカテーテルおよびチューブに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
経皮的冠動脈インターベーション(PCI)では、治療用カテーテルおよびガイディングカテーテルと共にサポートカテーテルが使用されることがある。
【0003】
サポートカテーテルは、治療用カテーテルを挿入可能なチューブ状に形成されると共に、内層、補強層および外層を含むディスタルシャフトと、当該ディスタルシャフトに接続されるプロキシマルシャフトとを有している。補強層は、金属素線や樹脂素線などが一定のピッチで捲回されて形成される筒状の編組(例えば、特許文献1参照)を含んで構成されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-82802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、プロキシマルシャフトとディスタルシャフトとの接続方法としては、プロキシマルシャフトの一端部をディスタルシャフトの補強層(編組)上に固定することで両者を接続する方法が考えられる。
【0006】
しかしながら、複数の素線が一定のピッチで捲回されて形成される上記特許文献1のような編組の上にプロキシマルシャフトの一端部を固定すると、ディスタルシャフトに長手方向への引っ張り力が加えられた場合に、当該プロキシマルシャフトの一端部と編組(素線)との固定部分に対する負荷がかかってしまい、プロキシマルシャフトの一端部が素線から剥がれて、プロキシマルシャフトの先端側が外層を突き破って露出するなどのおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明の解決課題は、プロキシマルシャフトの一端部がディスタルシャフトの編組から剥がれ難い、新規な構造のサポートカテーテルを提供することにある。
【0008】
また、被固定部材が編組から剥がれ難いチューブを提供することも、本発明の解決課題の一つである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の態様に係るサポートカテーテルは、治療部位を治療するための治療用カテーテルと、前記治療用カテーテルが挿入され且つ血管内において前記治療用カテーテルを案内するためのガイディングカテーテルと共に使用され、前記ガイディングカテーテルの基端側開口部から挿入されて前記ガイディングカテーテルの先端側開口部から突出する長さを有し、前記治療用カテーテルの先端部分を前記治療部位まで案内するサポートカテーテルであって、前記治療用カテーテルを挿入可能なチューブ状に形成されると共に、内層と、複数の金属線が一方向および他方向に捲回されて筒型メッシュ状に形成されてなる補強層と、を含んで構成されるディスタルシャフトと、前記ディスタルシャフトに接続されたプロキシマルシャフトと、を備え、前記補強層は、捲回された前記金属線のピッチが第1値である小ピッチ部、および捲回された前記金属線のピッチが前記第1値よりも大きい第2値である大ピッチ部を含み、前記プロキシマルシャフトの一端部は前記大ピッチ部に固定されているものである。
【0010】
本態様に従えば、補強層に大ピッチ部が設けられ、プロキシマルシャフトの一端部が当該大ピッチ部に固定される。これにより、ディスタルシャフトに長手方向の引っ張り力が加えられた際に、当該固定部分にかかる負荷を、プロキシマルシャフトの一端部が小ピッチ部に固定されている場合よりも小さくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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